コンテンツにスキップ

大東京市歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大東京市歌

市歌の対象
(旧)東京市

作詞 梯道雄
作曲 船橋栄吉
採用時期 1932年
採用終了 1943年(東京市廃止のため。)
言語 日本語
テンプレートを表示

大東京市歌」(だいとうきょうしか)は、かつて存在した日本東京市が、1932年(昭和7年)10月1日の周辺の町村編入により、15区から35区へ市域を拡大したことを記念し、東京日日新聞が東京市の協賛を得て選定した記念歌。梯道雄作歌、船橋栄吉作曲[1]

歌詞

[編集]
大東京市歌
一、
太平洋たいへいようのぼひかりづさすそらのもと
千代田ちよだみや中央ちゅうおう大東京だいとうきょうかがやけり

二、

歴史れきしふる武蔵野むさしのひろきに びて堂々どうどう
面積めんせき五百五十キロ 三十五 わかれたり

三、

明治めいじこのかた 幾度いくたびてん試練しれんうちちて
ともこころあわせたる 市民しみんかずも 五百まん

四、

我等われら日本にほん民族みんぞくあい正義せいぎ実力じつりょく
ここにあつめて極東きょくとう平和へいわはか中心地ちゅうしんち

五、

科学かがく芸術げいじゅつ 政治せいじより 商工業しょうこうぎょう一切いっさい
くに文化ぶんか権威けんいをば 代表だいひょうするもなり

六、

我等われらいわかついの大東京だいとうきょうさか
陛下へいか御代みよ諸共もろともなが世界せかいひかりたれ

参考文献

[編集]
  • 大東京通鑑刊行会「大東京通鑑」(保險銀行日報社、昭和9年)
  • 北垣恭次郎「国史美談. 現代史 巻2」(実業之日本社、昭和13年)

脚注

[編集]
  1. ^ 北垣恭次郎『「国史美談. 現代史 巻2」』実業之日本社、1938年、p107頁。 

関連項目

[編集]