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国際連合法務部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
法務部長ミゲル・デ・セルパ・ソアレス

国際連合法務部[1](こくさいれんごうほうむぶ、英語:United Nations Office of Legal Affairs)は、国際連合における国際法分野の中心的な機関。国際連合事務局の一つ。略称はOLA1946年に設立された。2013年以降は、国際連合事務総長法律顧問のミゲル・デ・セルパ・ソアレス英語版が部長を務めている。

概要

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国際連合憲章第102条においては、国際連合加盟国が締結する全ての条約及び国際協定は、国際連合の事務局に登録し、公表することを求めている。国際連合法務部は、これらの条約・協定の登録・公表を行っており、多国間条約については、受託者としての任も負っている[2]

このほか、国連各機関に対し、国際法的な助言も行っている[1]

部局

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OLAは、以下の6つの部局によって構成されている。

  • 法律顧問事務所(OLC)
  • 文書課(GLD)
  • 法典課(COD)
  • 海洋関係・海洋法課(DOALOS)
  • 国際貿易法課(ITLD)
  • 条約課(TREATY)

関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ a b 国連の機構「法務部」国際連合広報センター
  2. ^ 『国際連合の基礎知識』,国際連合広報局,関西学院大出版会,P430,2009年, ISBN 978-4-86283-042-5

参考文献

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  • Hans Corell: United Nations Office of Legal Affairs, in: Karel Wellens (ed.): International Law: Theory and Practice. Essays in Honour of Eric Suy, The Hague/Boston/London: Martinus Nijhoff 1998, pp. 305–322.

外部リンク

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