四千万歩の男
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『四千万歩の男』(よんせんまんぽのおとこ)は、小説家・劇作家の井上ひさしの長編歴史小説。伊能忠敬を主人公としている[1]。
概要
[編集]1976年1月1日号から1983年8月13・20日号まで『週刊現代』に連載された[1][2]。1986年に「蝦夷編(上下)」が『日本歴史文学館』(講談社)の第22巻・第23巻として刊行。1989年に「伊豆編」が同じく別巻として刊行された後、1990年に同社の単行本で全5巻に再編された[1]。1992年 - 1993年、講談社文庫に収録(全5巻)[1]。
テレビドラマ
[編集]2001年にNHK総合テレビジョンの正月時代劇で『四千万歩の男・伊能忠敬』としてドラマ化された。
- 放送日:2001年1月1日
- 制作:NHK
スタッフ
[編集]出演
[編集]- 伊能忠敬:橋爪功
- 伊能忠敬の少年時代:三觜要介
- お栄:高島礼子
- 高橋至時:風間杜夫
- 伊能秀蔵:伊崎充則
- 松平定信:15代目片岡仁左衛門
- 堀田摂津守:角野卓造
- 門倉隼太:宍戸開
- 平山宗平:出光秀一郎
- 捨:新山千春
- 吉助:斉藤暁
- 長助:小宮孝泰
- 山根ふさ:余貴美子
- 細見権十郎:石丸謙二郎
- 咲田小三郎:小西博之
- 伊能盛右衛門:並川孝太
- 稲:南野陽子
- みち:村松英子
- 滝沢格五郎:平泉成
- 忠敬の叔父:江良潤
- 鈴木:小久保丈二
- 鷹見忠常:小林良也
- 桑原隆朝:鈴木清順
- 問屋場役人:名古屋章
- 語り:宮本隆治
ほか
参考文献
[編集]- 「四千万歩の男 忠敬の行き方」(井上ひさし著、講談社刊、2000年12月)
脚注
[編集]- ^ a b c d 鈴木純子「小説『四千万歩の男』をめぐって」『地図』第49巻第1号、日本地図学会、2011年、1_25-1_27頁、doi:10.11212/jjca.49.1_25。
- ^ 井上ひさしの世界 全著作レヴュー(89 四千万歩の男・伊豆編)