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和歌山電気軌道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
和歌山電気軌道
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
和歌山県和歌山市字須365[1]
設立 1919年(大正8年)12月10日[1]
業種 鉄軌道業
事業内容 旅客鉄道事業、バス事業[1]
代表者 社長 小林尚一[1]
資本金 160,000,000円[1]
発行済株式総数 3,200,000株[1]
特記事項:上記データは1957年(昭和32年)8月1日現在[2][1]
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和歌山電気軌道株式会社(わかやまでんききどう)は、1940年(昭和15年)11月に、当時の阪和電気鉄道が、東邦電力から譲渡された和歌山市内を走る軌道線を経営する傍系会社として設立された鉄道会社。 その後、南海鉄道近畿日本鉄道、それぞれの傍系会社としての経緯を経て、1947年(昭和22年)3月に近畿日本鉄道の傍系会社から独立し、新たに発足した。 1957年(昭和32年)11月1日には、和歌山鉄道を合併し、鉄道事業にも参入したが、1961年(昭和36年)11月1日に南海電気鉄道と合併してその歴史に幕を閉じ、軌道線は同社の和歌山軌道線、鉄道線は貴志川線となった。

営業路線

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軌道線

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海南線

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駅名 営業キロ 接続路線 所在地
市駅前
【区間境界駅】
0.0 南海電気鉄道:南海本線南海加太線南海和歌山港線
日本国有鉄道:紀勢本線
和歌山県 和歌山市
宇治駅    
本町四丁目駅    
本町三丁目駅    
本町二丁目駅    
京橋駅    
公園前駅   和歌山電気軌道:新町線
市役所前駅    
県庁前駅
【区間境界駅】
   
真砂町駅    
病院前駅    
小松原通五丁目駅    
堀止駅    
車庫前駅    
高松駅
【区間境界駅】
   
水軒口駅    
秋葉山駅    
和歌浦口駅   和歌山電気軌道:和歌浦支線
和歌浦駅    
旭橋駅    
紀三井寺駅
【区間境界駅】
   
布引駅    
浜ノ宮駅
【区間境界駅】
   
琴ノ浦駅    
黒江駅    
東浜駅    
日方駅    
野上電車前駅   野上電気鉄道:野上線(日方駅)
海南駅前 13.4 日本国有鉄道:紀勢本線海南駅

和歌浦支線

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駅名 営業キロ 接続路線 所在地
和歌浦口駅 0.0 和歌山電気軌道:海南線 和歌山県 和歌山市
権現前駅    
新和歌浦駅 1.1  

新町線

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駅名 営業キロ 接続路線 所在地
公園前駅 0.0 和歌山電気軌道:海南線 和歌山県 和歌山市
新通駅    
三木町駅    
北新地駅    
新内駅    
東和歌山駅 1.6 和歌山電気軌道:貴志川線
日本国有鉄道:紀勢本線・阪和線

鉄道線

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駅名 営業キロ 接続路線 所在地
和歌山駅 0.0 和歌山電気軌道:新町線
日本国有鉄道:紀勢本線・阪和線
和歌山県 和歌山市
田中口駅 0.6  
日前宮駅 1.4  
神前駅 2.9  
竈山駅 3.7  
岡崎前駅 5.4  
吉礼駅 6.4  
伊太祁曽駅 8.0  
山東駅 9.1  
大池遊園駅 11.3   那賀郡
貴志川町
西山口駅 12.1  
甘露寺前駅 13.1  
貴志駅 14.3  

運転系統

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軌道線

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  • 市駅 - 海南駅前
  • 東和歌山 - 海南駅前
  • 市駅 - 新和歌浦
  • 東和歌山 - 新和歌浦
  • 市駅 - 車庫前
  • 東和歌山 - 車庫前

普通旅客運賃

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軌道線

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区間別 1区間 2区間 3区間 4区間 5区間
片道運賃 10円 20円 25円 30円 35円

定期旅客運賃

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軌道線

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種別/月別 1か月 3か月 6か月
通勤定期乗車券 4割引 定期乗車券運賃の3倍の5分引 定期乗車券運賃の6倍の1割引
通学定期乗車券 6割引 定期乗車券運賃の3倍の5分引 定期乗車券運賃の6倍の1割引
普通定期乗車券 3割引 定期乗車券運賃の3倍の5分引 設定なし

回数旅客運賃

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軌道線

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5円券(22枚綴):100円

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 「私鉄要覧(4) 運輸省鉄道監督局監修 昭和32年度」『鉄道史料』第95巻、鉄道史資料保存会、2000年2月、77頁。 
  2. ^ 「私鉄要覧(1) 運輸省鉄道監督局監修 昭和32年度」『鉄道史料』第93巻、鉄道史資料保存会、1999年2月、59頁。 

関連項目

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