名賀郡
表示
郡域
[編集]1896年(明治29年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。
歴史
[編集]- 明治29年(1896年)4月1日 - 郡制の施行のため、名張郡・伊賀郡の区域をもって発足。(1町18村)
- 明治30年(1897年)9月1日 - 郡制を施行。郡役所が名張町に設置。
- 大正9年(1920年)3月1日 - 阿保村が町制施行して阿保町となる。(2町17村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和10年(1935年)時点での当郡の面積は328.52平方km、人口は44,575人(男21,769人・女22,806人)[1]。
- 昭和17年(1942年)5月5日 - 蔵持村・薦原村・箕曲村が名張町に編入。(2町14村)
- 昭和24年(1949年)8月1日 - 名張町の一部(夏見・中村・瀬古口・青蓮寺・中知山)が分立して箕曲村が発足。(2町15村)
- 昭和25年(1950年)8月1日 - 猪田村が上野市に編入。(2町14村)
- 昭和26年(1951年)4月1日 - 美濃波多村・比奈知村・錦生村が名張町に編入。(2町11村)
- 昭和29年(1954年)3月31日 - 名張町・滝川村・箕曲村・国津村が合併して名張市が発足し、郡より離脱。(1町8村)
- 昭和30年(1955年)
- 昭和32年(1957年)7月1日 - 古山村の一部(蔵縄手・菖蒲池・湯屋谷・界外・東谷・安場・鍛冶屋)が上野市、残部(南)が名張市に分割編入。(1町)
- 平成16年(2004年)11月1日 - 青山町が上野市・阿山郡伊賀町・島ヶ原村・阿山町・大山田村と合併して伊賀市が発足。同日名賀郡消滅。
変遷表
[編集]自治体の変遷
明治22年以前 | 旧郡 | 明治29年3月29日 | 明治29年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和29年 | 昭和30年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名張郡 | 滝川村 | 滝川村 | 滝川村 | 昭和29年3月31日 名張市 |
名張市 | 名張市 | 名張市 | |
国津村 | 国津村 | 国津村 | ||||||
箕曲村 | 昭和17年5月5日 名張町に編入 |
昭和24年8月1日 箕曲村 | ||||||
名張町 | 名張町 | 名張町 | ||||||
薦原村 | 昭和17年5月5日 名張町に編入 | |||||||
蔵持村 | ||||||||
錦生村 | 錦生村 | 昭和26年4月1日 名張町に編入 | ||||||
比奈知村 | 比奈知村 | |||||||
伊賀郡 | 美濃波多村 | 美濃波多村 | ||||||
古山村 | 古山村 | 古山村 | 昭和32年7月1日 名張市に編入 | |||||
昭和32年7月1日 上野市に編入 |
平成16年11月1日 伊賀市 |
伊賀市 | ||||||
猪田村 | 猪田村 | 昭和25年8月1日 上野市に編入 |
||||||
比自岐村 | 比自岐村 | 比自岐村 | 昭和30年1月1日 上野市に編入 | |||||
依那古村 | 依那古村 | 依那古村 | ||||||
花垣村 | 花垣村 | 花垣村 | ||||||
神戸村 | 神戸村 | 神戸村 | 昭和30年3月1日 上野市に編入 | |||||
阿保村 | 大正9年3月1日 町制 |
阿保町 | 昭和30年3月1日 青山町 | |||||
種生村 | 種生村 | 種生村 | ||||||
矢持村 | 矢持村 | 矢持村 | ||||||
上津村 | 上津村 | 上津村 |
行政
[編集]- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 川田茂通 | 明治29年(1896年)4月1日 | ||
2 | 永田幸太郎 | 明治29年(1896年)10月 | ||
3 | 村上謙 | 明治32年(1899年)1月 | ||
4 | 小松良 | 明治34年(1901年)5月 | ||
5 | 玉置仙彌 | 明治34年(1901年)9月 | ||
6 | 上野録二郎 | 明治35年(1902年)5月 | ||
7 | 栗田覚治 | 明治37年(1904年)12月27日 | ||
8 | 小森安太郎 | 明治44年(1911年)3月2日 | ||
9 | 須田松太郎 | 明治45年(1912年)6月22日 | ||
10 | 大井順之介 | 大正2年(1913年)6月14日 | ||
11 | 大山元史 | 大正4年(1915年)4月21日 | ||
12 | 水原寿一 | 大正6年(1917年)2月21日 | ||
13 | 多久安信 | 大正6年(1917年)8月30日 | ||
14 | 清水亮 | 大正8年(1919年)6月9日 | ||
15 | 野田操 | 大正11年(1922年)5月13日 | ||
16 | 安達松治郎 | 大正13年(1924年)9月29日 | 大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
[編集]- ^ 昭和10年国勢調査による。国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで閲覧可能。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 24 三重県、角川書店、1983年6月1日。ISBN 4040012402。
- 毎日新聞三重版「発見!三重の歴史」連載 「地方自治への熱い期待-箕曲村の分村と住民投票」
関連項目
[編集]先代 名張郡・伊賀郡 |
行政区の変遷 1896年 - 2004年 |
次代 (消滅) |