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吉水駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吉水駅
西口(2021年9月)
よしみず
Yoshimizu
TI 35 堀米 (2.1 km)
(2.5 km) 田沼 TI 37
地図
所在地 栃木県佐野市新吉水町60-1
北緯36度20分42.76秒 東経139度34分45.00秒 / 北緯36.3452111度 東経139.5791667度 / 36.3452111; 139.5791667 (吉水駅)座標: 北緯36度20分42.76秒 東経139度34分45.00秒 / 北緯36.3452111度 東経139.5791667度 / 36.3452111; 139.5791667 (吉水駅)
駅番号 TI36
所属事業者 東武鉄道
所属路線 佐野線
キロ程 15.2 km(館林起点)
電報略号 ヨシ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
640[東武 1]人/日
-2023年-
開業年月日 1915年大正4年)7月1日[1]
備考 無人駅
テンプレートを表示
東口(2021年9月)
駅前広場(2012年10月)

吉水駅(よしみずえき)は、栃木県佐野市新吉水町にある東武鉄道佐野線。駅番号はTI 36

歴史

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  • 1889年明治22年)
    • 6月23日:安蘇馬車鉄道の(仮)生 - 当駅間開業とともに開業[2]
    • 8月10日:当駅 - 佐野間が開業[2]
  • 1894年(明治27年)3月20日:馬車鉄道廃止。佐野鉄道の駅として改めて(旧)吉水駅を開業[1]
  • 1912年(明治45年)3月30日:東武鉄道が佐野鉄道を合併したことに伴い、同社の佐野線の駅となる[1]
  • 1915年大正4年)
  • 1974年昭和49年)8月17日:駅無人化[7][8](簡易委託開始)。
  • 1989年平成元年):旧2番線を撤去し、ホームを東側に拡張して待避線を2番線に転用。
  • 時期不明 - 簡易委託解除。

駅構造

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島式ホーム1面2線を有する地上駅で、佐野側の線路の東西に出入口があり、ホームとは跨線橋で連絡している。かつては東口寄りに待避線が存在したが、ホームの拡張のために旧2番線が撤去され、待避線が現在の2番線に転用された。

PASMO簡易改札機が設置されている。無人駅であるが、かつては2箇所の自転車預かり所で乗車券が発売されていた。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 TI 佐野線 下り 方面
2 上り 館林方面

利用状況

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2023年度の1日平均乗降人員640人である[東武 1]無人駅であるが、佐野市内の駅では佐野駅に次いで2番目に多い。ここ数年は減少傾向が続いており、2012年度に千人を下回ったが、翌年度以降は僅かながら回復傾向にある。石塚町にある佐野日本大学学園の付属高校と中学校、出流原町の佐野松桜高等学校の最寄り駅であることが、利用者の多さに影響している。

近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通りである。

年度 1日平均
乗降人員
[5]
出典
2001年(平成13年) 1,915  
2002年(平成14年) 1,797  
2003年(平成15年) 1,581  
2004年(平成16年) 1,479  
2005年(平成17年) 1,459  
2006年(平成18年) 1,533  
2007年(平成19年) 1,600  
2008年(平成20年) 1,334  
2009年(平成21年) 1,223  
2010年(平成22年) 1,084  
2011年(平成23年) 1,053  
2012年(平成24年) 997  
2013年(平成25年) 1,073  
2014年(平成26年) 1,101  
2015年(平成27年) 1,082  
2016年(平成28年) 1,077  
2017年(平成29年) 1,104  
2018年(平成30年) 1,066  
2019年(令和元年) 994  
2020年(令和02年) 808  
2021年(令和03年) 871 [東武 2]
2022年(令和04年) 797 [東武 3]
2023年(令和05年) 640 [東武 1]

駅周辺

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バス路線

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最寄りのバス停は「吉水駅入口西」停留所であり、下記の各路線が発着する。

停留所 運行事業者 系統 行先
吉水駅入口西 佐野市生活路線バス
(さーのって号)
田沼葛生線5系統・6系統 葛生駅南バス回転場佐野駅

隣の駅

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東武鉄道
TI 佐野線
堀米駅 (TI 35) - 吉水駅 (TI 36) - 田沼駅 (TI 37)

脚注

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注釈

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  1. ^ 現在の駅。東武鉄道ではこの日を当駅の開業日としている[1][5]
  2. ^ 位置関係を時系列順に記すと次の通りであり、(現)吉水駅は(旧)吉水駅付近であることがわかる。
    • (旧)吉水駅移転前[6]は佐野 -(2.3マイル)- (旧)吉水 -(1.6マイル) - 田沼。
    • (旧)吉水駅移転後[3]は佐野 -(1.0マイル)- 堀米 -(2.9マイル) - 田沼。
    • (現)吉水駅開業時[4]は堀米 -(1.4マイル)- (現)吉水 -(1.5マイル) - 田沼。

出典

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  1. ^ a b c d e 東武鉄道年史編纂事務局 編『東武鉄道六十五年史』東武鉄道、1964年、208-209頁。全国書誌番号:64010839 
  2. ^ a b 渡邉恵一「企業勃興期における地方小鉄道の経営と輸送:-安蘇馬車鉄道を事例として-」『経営史学』第31巻第3号、経営史学会、1996年、58頁、doi:10.5029/bhsj.31.3_47ISSN 0386-9113 
  3. ^ a b 「軽便鉄道停車場位置変更並名称変更」『官報』第753号、1915年2月6日国立国会図書館デジタルコレクション
  4. ^ a b 「軽便鉄道停車場設置」『官報』第878号、1915年7月6日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ a b 駅情報(乗降人員)”. 東武鉄道公式サイト. 2023年8月22日閲覧。
  6. ^ 「軽便鉄道哩程異動」『官報』第652号、1914年10月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ 東武鉄道社史編纂室 編『東武鉄道百年史』 資料編、東武鉄道、1998年、204頁。全国書誌番号:20043141 
  8. ^ 「田沼町」『栃木年鑑』 昭和51年版、栃木新聞社、1976年、165頁。全国書誌番号:73002453。「吉水・多田駅無人化(49・8)」 
東武鉄道の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 駅別乗降人員 2023年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、4頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518015737/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2023.pdf#42024年5月18日閲覧 
  2. ^ 駅別乗降人員 2021年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、4頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021804/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2021.pdf#42024年6月16日閲覧 
  3. ^ 駅別乗降人員 2022年度』(PDF)(レポート)東武鉄道、2024年、4頁。オリジナルの2024年5月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240518021731/https://www.tobu.co.jp/pdf/corporation/passengers_2022.pdf#42024年6月16日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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