十亀昭雄
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十亀 昭雄(そがめ あきお、1929年4月29日[1] - 2013年5月29日)は、日本の政治学者・行政学者。専門は、地方政治論・地方自治論。北海道教育大学名誉教授。北海道中川郡美深町出身。
来歴
[編集]- 旧制名寄中学校(現・北海道名寄高等学校)卒業
- 1953年、北海道大学法経学部政治学科(現・法学部法学科)卒業
- 1954年、同大学院(旧制)特別研究生を中退し、同法学部助手。同年、東京大学法学部に国内留学
- 1958年、北海道学芸大学学芸学部札幌分校講師
- 1959年、同学芸学部札幌分校助教授
- 1973年、北海道教育大学教育学部札幌分校教授
- 1993年、北海道教育大学札幌校停年退官。同名誉教授。同年、北海学園大学法学部教授・同大学院法学研究科教授
- 2000年、北海学園大学退職
- 2013年5月29日、心不全のため死去[1]。歿日付で正四位。瑞宝中綬章追贈。
このほか、公益社団法人北海道地方自治研究所理事長、札幌都市研究センター理事長、北海道総合開発委員会委員なども務めた。
エピソード
[編集]- 十亀が政治学者を志した理由は、第2次世界大戦における戦争の体験から、人が争う様を政治の観点から見ようと思った為と懐述している[2]。
- 北海道大学大学院時代は尾形典男に学び、東京大学法学部に国内留学した際に丸山眞男の下で学んだ。
- 兄弟子である富田容甫の後任教員として北海道学芸大学に着任。
著書
[編集]単著
[編集]- 『北海道の政治と民主主義』(北海道地方自治研究所, 1974年)
- 『北海道の政治風土』(北海道地方自治研究所, 1977年)
- 『北海道の政治と選挙』(北海道地方自治研究所、1980年)
- 『北海道の自治・政治・文化』(北海道地方自治研究所、1993年)
共著
[編集]- (永井陽之助)・(岡路市郎)編『北海道』(中央公論社、1962年)
- (久田栄正)編『憲法と政治』(法律文化社、1970年)
- (荒木俊夫)ほか『教養政治学』(木鐸社、1974年)
- (横山桂次)編『新・開拓時代の自治体革新』(ありえす書房、1984年)
- (山本佐門)・(清水昭典)ほか『地域からの政治学-北海道から考える(増補新版第2版)』(窓社、1996年)
- (北海学園大学開発研究所)編『北海道開発の視点・論点』(北海学園大学開発研究所、1998年)
参考文献
[編集]- 千葉卓ほか編集『教育・研究年報2』(北海学園大学法学部、1997年)