ラブ&ピース (映画)
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ラブ&ピース | |
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Love & Peace | |
監督 | 園子温 |
脚本 | 園子温 |
製作 |
重村博文 長澤修一 山本英俊 宮本直人 |
出演者 |
長谷川博己 麻生久美子 渋川清彦 奥野瑛太 マキタスポーツ 深水元基 手塚とおる 西田敏行 小倉一郎 真野恵里菜 神楽坂恵 菅原大吉 波岡一喜 松田美由紀 馬庭良介 田原総一朗 水道橋博士 宮台真司 津田大介 茂木健一郎 長谷川大 谷本幸優 IZUMI 横尾和則 星野源(声) 中川翔子(声) 犬山イヌコ(声) 大谷育江(声) |
主題歌 |
RCサクセション 『スローバラード』 |
制作会社 | ガンジス |
製作会社 | 「ラブ&ピース」フィルムコミッティ |
配給 | アスミック・エース |
公開 | 2015年6月27日 |
上映時間 | 117分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 5300万円[1] |
『ラブ&ピース』(ラブアンドピース)は、2015年6月27日公開の映画。
監督の園子温が無名時代に書いた脚本を、25年の時を経てほぼそのまま映画化した作品である[2]。
あらすじ
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
楽器の部品会社で働くサラリーマン・鈴木良一は、以前はロックミュージシャンを目指していたが挫折し、それ以来うだつのあがらない日々を過ごしていた。同僚の寺島裕子に想いを寄せているが、小心者すぎてまともに話すこともできない。
ある日、良一はデパートの屋上で1匹のミドリガメと目が合い、運命を感じる。そのカメとの出会いが転機となり、良一は再びロックスターへの道を駆け上がっていく。
やがて、謎の老人と言葉を得たおもちゃたちの住む、不思議な地下の世界まで巻き込み、登場人物たちそれぞれの想いは、怒濤の展開を見せていく[3]。
特撮
[編集]クライマックスで巨大化したカメが新宿を破壊する特撮シーンを、見どころの1つとしている[2]。
園曰く「CGはほとんど使わず、海外に日本の特撮文化を見せたかった」ということもあり、特技監督の田口清隆を中心に、一流の特撮スタッフが集められて製作された[3][2]。田口は「しょぼい特撮にしたくない」という園の意向を受け、ミニチュアセットと実景を組み合わせて一見しただけでは本物かミニチュアか区別のつかないリアルな映像とすることを心がけており[4][5]、当初は新宿ゴールデン街を壊すことを提案していたが、園に「あそこは復興されない」という考えから反対されたため、代わりに東京都庁舎を破壊することとなった[2][6]。
キャスト
[編集]- 鈴木良一 - 長谷川博己
- 寺島裕子 - 麻生久美子
- マネージャー/稲川さとる - 渋川清彦
- 内藤愁 (Revolution Q) - 奥野瑛太
- 良一の会社の課長 - マキタスポーツ
- 良一の会社の同僚/田中透 - 深水元基
- 科学者 - 手塚とおる
- 謎の老人 - 西田敏行
- 良一の会社の同僚A - 小倉一郎
- 女子高生 - 真野恵里菜
- ユリの母 - 神楽坂恵
- 記者 - 菅原大吉
- 良一のアパートの住人 - 波岡一喜
- レコード会社のプロデューサー/松井 - 松田美由紀
- 良一の会社の同僚/甘野 - 馬庭良介
- 司会者 - 田原総一朗
- コメンテーター - 水道橋博士、宮台真司、津田大介、茂木健一郎
- アナウンサー - 名越涼子
- デッド (Revolution Q) - 長谷川大
- ネガ (Revolution Q) - 谷本幸優
- ジェーン (Revolution Q) - IZUMI
- 横尾和則
声の出演
[編集]スタッフ
[編集]- 監督・脚本:園子温
- 特技監督:田口清隆
- 製作:重村博文、長澤修一、山本英俊、宮本直人
- プロデューサー :森山敦、豊島雅郎、鎌形英一、柳村努
- 制作プロデューサー:鈴木剛司
- 撮影:木村信也
- 美術デザイナー :清水剛
- 装飾:岩井健志
- 音楽:福田裕彦
- 音楽プロデューサー:菊地智敦
- 主題歌:RCサクセション「スローバラード」(ポリドール)
- 録音:小宮元
- 音響効果:齋藤昌利
- 照明:尾下栄治
- 編集:伊藤潤一
- キャスティング:杉山麻衣
- ラインプロデューサー:佐藤圭一朗
- スクリプター:貞木優子
- 表紙作画:山田章博
- 助監督:風之進、丸谷ちひろ
- 制作担当:坪内一、桑原昌英
- 特殊造形制作・操演:上松盛明
- 特殊技術
- 設計・企画:ガンジス
- 製作:「ラブ&ピース」フィルムコミッティ(キングレコード、アスミック・エース、GYAO、フィールズ[要曖昧さ回避])
- 制作プロダクション:ガンジス
- 配給:アスミック・エース
関連項目
[編集]- 小さき勇者たち〜ガメラ〜:本作との類似性を関係者も認めている[7]。
脚注
[編集]- ^ 『キネマ旬報』2016年3月下旬号、83頁。
- ^ a b c d 特撮秘宝1 2015, pp. 151–152, 文・田野辺尚人「日本映画の特撮2015」
- ^ a b (株)東宝ステラ『ラブ&ピース パンフレット』東宝(株)、2015年。
- ^ 特撮秘宝1 2015, pp. 148–149, 「田口清隆が語る『ラブ&ピース』」.
- ^ 「ラブ&ピース」『宇宙船』vol.150(AUTUMN 2015.秋)、ホビージャパン、2015年10月1日、151頁、ISBN 978-4-7986-10993。
- ^ 特撮秘宝3 2016, p. 165.
- ^ マイナビニュース、2015年7月17日、特技監督・田口清隆が語る、特撮怪獣映画としての『ラブ&ピース』-「特撮ファンには見逃してほしくない」
参考文献
[編集]- 東宝ステラ『ラブ&ピース パンフレット』東宝、2015年。
- 別冊映画秘宝 特撮秘宝(洋泉社)
- 『別冊映画秘宝 特撮秘宝』Vol.1、洋泉社、2015年6月18日、pp.149-150、ISBN 978-4-8003-0648-7。
- 『別冊映画秘宝 特撮秘宝』vol.3、洋泉社、2016年3月13日、ISBN 978-4-8003-0865-8。