ユア・フォルマ
ユア・フォルマ | |
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ジャンル | SF[1]、ミステリ[1]、クライムサスペンス[2] |
小説 | |
著者 | 菊石まれほ |
イラスト | 野崎つばた |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | 電撃文庫 |
刊行期間 | 2021年3月10日[3] - |
巻数 | 既刊6巻(2023年8月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | 菊石まれほ(原作) 野崎つばた(キャラクター原案) |
作画 | 如月芳規 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | ヤングエース |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表号 | 2020年10月号 - 2023年10月号 |
発表期間 | 2021年6月4日[4] - 2023年9月4日[5] |
巻数 | 全3巻 |
話数 | 全18話 |
アニメ | |
原作 | 菊石まれほ |
監督 | 尾崎隆晴 |
シリーズ構成 | 筆安一幸 |
脚本 | 筆安一幸 |
キャラクターデザイン | 嘉手苅睦 |
音楽 | 加藤達也 |
アニメーション制作 | ジェノスタジオ |
製作 | ユア・フォルマ製作委員会 |
放送局 | テレビ朝日系列ほか |
放送期間 | 2025年4月 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | ライトノベル・漫画・アニメ |
『ユア・フォルマ』(Your Forma)は、菊石まれほによる日本のライトノベル。第27回電撃小説大賞「大賞」を受賞し[1]、電撃文庫(KADOKAWA)より2021年3月から刊行されている[3]。イラストは野崎つばたが担当している[3]。「次にくるライトノベル大賞2021」では書き下ろし新作部門で10位を獲得している[6]。2021年3月、書籍の発売を記念して、PVが公開された[7]。
メディアミックスとして、如月芳規によるコミカライズが『ヤングエース』(KADOKAWA)にて2021年7月号より2023年10月号まで連載[4][8]。テレビアニメが2025年4月から放送予定[9]。
あらすじ
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登場人物
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
声の項は特記の無い場合テレビアニメの声優。
- エチカ・ヒエダ
- 声 - 花澤香菜(PV・テレビアニメ)[10][9]
- 本作の主人公[11]。電索官[12]。
- ハロルド・ルークラフト
- 声 - 小野賢章(PV・テレビアニメ)[10][9]
- ヒト型ロボット〈アミクス〉[12]。
作風
[編集]ライターのタニグチリウイチによると、「SF仕立てのミステリとして楽しめるシリーズ」であるが、「超イケメンで超優秀なハロルドに惹かれたエチカとの、人種どころか存在を超えたラブストーリーにもキュンとさせられる」作品である[13]。
制作背景
[編集]構想から執筆
[編集]作者の菊石は、「人間の脳は、インターネットの膨大な情報を処理するために理解力と集中力を犠牲にしている」という記事を読み、「これが事実なら、人間はいずれ情報処理に特化した“機械”になってもおかしくないのでは?」と考えたことから、本作の世界を構想していった[11]。人間が機械に近づくのであれば、ロボットが人間に近づくことも面白いと思い、ヒト型ロボットを登場させ、「人間とロボットのバディによる特殊捜査もの」という作品となった[11]。菊石はアイザック・アシモフの『鋼鉄都市』に影響を受けていると話している[11]。
菊石は本作の初稿の完成まで、約1か月を要した[11]。執筆中には夢の中で登場人物にもっと面白くと怒られたという[11]。
作品について
[編集]本作はSFであるが、バディものでもあるため、エチカとハロルドの関係性を読者に楽しんでもらうよう、心血を注いで描かれている[11]。2人は対比したキャラクターであるが、作中で「変化していく過程」が読者に見せたい部分のひとつとしている[11]。「ハッピーエンドに持っていくことも可能」であるが、「綺麗事になりすぎないように作りたい」と考えて制作されている[11]。
既刊一覧
[編集]小説
[編集]- 菊石まれほ(著)・野崎つばた(イラスト)、KADOKAWA〈電撃文庫〉、既刊6巻(2023年8月10日現在)
- 『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』、2021年3月10日発売[3]、ISBN 978-4-04-913686-9
- 『ユア・フォルマII 電索官エチカと女王の三つ子』、2021年6月10日発売[14]、ISBN 978-4-04-913687-6
- 『ユア・フォルマIII 電索官エチカと群衆の見た夢』、2021年11月10日発売[15]、ISBN 978-4-04-914001-9
- 『ユア・フォルマIV 電索官エチカとペテルブルクの悪夢』、2022年4月8日発売[16]、ISBN 978-4-04-914152-8
- 『ユア・フォルマV 電索官エチカと閉ざされた研究都市』、2022年12月9日発売[17]、ISBN 978-4-04-914678-3
- 『ユア・フォルマVI 電索官エチカと破滅の盟約』、2023年8月10日発売[18]、ISBN 978-4-04-915136-7
漫画
[編集]- 菊石まれほ(原作)・野崎つばた(キャラクター原案)・如月芳規(作画) 『ユア・フォルマ』 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、全3巻
- 2021年11月9日発売[12][19]、ISBN 978-4-04-111922-8
- 2023年12月28日発売[20]、ISBN 978-4-04-113163-3
- 2023年12月28日発売[21]、ISBN 978-4-04-113164-0
テレビアニメ
[編集]この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2023年7月15日、「電撃文庫 30th 夏の祭典オンライン 2023」にてテレビアニメ化が発表された[22]。2025年4月よりテレビ朝日系列『IMAnimation W』枠で放送予定[9]。
スタッフ
[編集]- 原作 - 菊石まれほ[9]
- 原作イラスト - 野崎つばた[9]
- 監督 - 尾崎隆晴[9]
- シリーズ構成・脚本 - 筆安一幸[9]
- キャラクターデザイン - 嘉手苅睦[9]
- 音楽 - 加藤達也[9]
- アニメーション制作 - ジェノスタジオ[9]
- 製作 - ユア・フォルマ製作委員会[9]
放送局
[編集]放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [24] | 備考 |
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2025年4月 - | 水曜 23:45 - 木曜0:15 | 朝日放送テレビを除くテレビ朝日系列全23局 | 日本国内[注釈 1] | 『IMAnimation W』枠 |
未定 | 朝日放送テレビ | 近畿広域圏 |
テレビ朝日 水曜 23:45 - 翌0:15 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
地獄先生ぬ~べ~(第2作)
(2025年7月 - (予定)) |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『おすすめ文庫王国 2022』本の雑誌社、2021年12月15日、84頁。ISBN 978-4-86011-465-7。
- ^ 『このライトノベルがすごい!2025』宝島社、2024年12月10日第1刷発行、188頁。ISBN 978-4-299-06183-6。
- ^ a b c d “「ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒」菊石まれほ [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月25日閲覧。
- ^ a b 「脳の情報端末に潜って事件捜査する電索官のバディ物語「ユア・フォルマ」新連載」『コミックナタリー』ナターシャ、2021年6月4日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「何の取り柄もなかった、ゴッホの霊と出会うまで「ゴッホはじめました。」新連載」『コミックナタリー』ナターシャ、2023年9月4日。2023年9月4日閲覧。
- ^ 電撃オンライン「“次にくるライトノベル大賞2021”の結果が発表! 大賞に輝いたのは!?」『電撃オンライン』KADOKAWA Game Linkage、2022年2月18日。2024年3月24日閲覧。
- ^ 「花澤香菜×小野賢章のスペシャルPVが公開 電撃文庫『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』発売記念」『SPICE』イープラス、2021年3月4日。2023年10月30日閲覧。
- ^ 「CONTENTS」『ヤングエース』2023年10月号、KADOKAWA、2023年9月4日、ASIN B0CG5FK7YY。目次より。
- ^ a b c d e f g h i j k l 「アニメ「ユア・フォルマ」花澤香菜&小野賢章がバディ役、4月よりテレ朝新枠で放送」『コミックナタリー』ナターシャ、2024年12月17日。2024年12月17日閲覧。
- ^ a b 「第27回電撃小説大賞《大賞》受賞作『ユア・フォルマ』スペシャルPV解禁 3月10日いよいよ発売」『ラノベニュースオンライン』Days、2021年3月5日。2023年10月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 菊石まれほ(インタビュアー:電撃オンライン)「電撃小説大賞《大賞》『ユア・フォルマ』菊石まれほ先生を直撃。夢の中で主人公たちに怒られたことって?」『電撃オンライン』、KADOKAWA Game Linkage、2021年3月13日 。2024年11月25日閲覧。
- ^ a b c 「記憶に潜る女性電索官とヒト型ロボットのバディを描く「ユア・フォルマ」1巻」『コミックナタリー』ナターシャ、2021年11月9日。2023年10月30日閲覧。
- ^ タニグチリウイチ (2021年11月12日). “『アイの歌声を聴かせて』シオンは本当に“ポンコツAI”なのか?”. リアルサウンド. blueprint. 2023年10月30日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマII 電索官エチカと女王の三つ子」菊石まれほ [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマIII 電索官エチカと群衆の見た夢」菊石まれほ [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマIV 電索官エチカとペテルブルクの悪夢」菊石まれほ [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマV 電索官エチカと閉ざされた研究都市」菊石まれほ [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマVI 電索官エチカと破滅の盟約」菊石まれほ [電撃文庫]”. KADOKAWA. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマ 1」如月芳規 [角川コミックス・エース]”. KADOKAWA. 2024年11月25日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマ 2」如月芳規 [角川コミックス・エース]”. KADOKAWA. 2023年12月28日閲覧。
- ^ “「ユア・フォルマ 3」如月芳規 [角川コミックス・エース]”. KADOKAWA. 2023年12月28日閲覧。
- ^ 「「ユア・フォルマ」TVアニメ化 孤独な天才少女とヒト型ロボットによるSFサスペンス」『コミックナタリー』ナターシャ、2023年7月15日。2023年10月30日閲覧。
- ^ “TVアニメ「ユア・フォルマ」”. 2024年12月18日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。