メイクマン
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒901-2133 沖縄県浦添市字城間2008番地 メイクマンビル 4F |
設立 | 1976年(昭和51年)10月1日[1] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 4360001009216 |
事業内容 |
建材、工具、金物、塗料、日用品 インテリア用品、カー用品、電気器具 園芸用品、エクステリア用品、花木 ホビー用品の小売り |
代表者 | 代表取締役社長 宮城順一 |
資本金 | 2億4950万円 |
売上高 |
282億円 (2021年度)[2] |
純利益 |
7億8490万9000円 (2023年9月期)[3] |
総資産 |
216億0853万1000円 (2023年9月期)[3] |
決算期 | 9月20日 |
主要子会社 | 株式会社メイクマンプロモーション |
関係する人物 | 仲村宏正、岸本安正 |
外部リンク | http://makeman.co.jp/ |
株式会社メイクマン(英: Makeman Co., Ltd)は、沖縄県内においてホームセンター「メイクマン」を展開する小売企業である。浦添市城間の本店と同所に本社をおく。
キャッチフレーズは「住まいと暮らしのDIYセンター」。
概要
[編集]1975年1月に名護鉄工所の小売部門として、浦添市城間に1号店である「DIYセンターメイクマン浦添店」を創業した[4]。当時、オイルショック後で建設業の不況が続いていたが、ホームセンター事業は好調であったことから、翌年、業務拡張のため名護鉄工所から分離し「株式会社メイクマン」が設立された。以降那覇市や沖縄本島中部を中心に展開し、1990年代からは沖縄本島北部・南部や先島諸島(宮古島・石垣島)へも進出。沖縄県には本土の大手ホームセンターがカインズを除いて進出していないため、圧倒的なシェアを誇っている。
現在では100円ショップチェーンのセリア(岐阜県大垣市)と提携し、沖縄県内で独占的にセリア商品を取扱う。また、イオングループのイオンクレジットサービスと提携し、「メイクマンカード」を発行している[注 1]。そのほか、Tポイントや電子マネーWAONや楽天Edyも利用可能となっている。
メイクマンファミリー
[編集]マスコットキャラクターは猿をモチーフにした「メイキーくん」である。テレビCMではメイクマンファミリーのベッキーちゃん(妹)、マイクとおさん(父)、メイかあさん(母)とともに4人家族が登場する。かつては天気予報やテレビCMでアニメやCMソング(天気予報はメロディーのみ)を放送していたが、現在は放送されていない。CMソングである「メイクマンの歌」はりんけんバンドの照屋林賢が作詞・作曲をしている。またCMソングはメイクマン店内BGMでも聴くことができる。
週末前後に「とことん特価祭」が行われている(メイクマンのCMはこれが中心)。
沿革
[編集]- 1975年(昭和50年)
- 1976年(昭和51年)
- 1978年(昭和53年)11月3日 - 那覇市上間に「メイクマン那覇店(現・一日橋店)[5]」を開店[6]。
- 1980年(昭和55年)6月21日 - 資材や商品の調達を強化するため、貿易部を新設[7]。
- 1981年(昭和56年)5月21日 - POSシステム導入に向け、電算室を新設。浦添店に試験的に導入[7]。
- 1982年(昭和57年)10月5日 - 本社を浦添市城間の座波建設ビルへ移転[8]。
- 1985年(昭和60年)
- 1987年(昭和62年)
- 7月3日 - 中頭郡西原町字小那覇にディスカウントストア業態の「ニューマン」を開店[11]。
- 11月2日 - 東京営業所開設(1992年閉鎖)[10]。
- 1988年(昭和63年)7月21日 - 商品開発のため、読谷村に農場を開始(1990年に閉鎖)。
- 1989年(平成元年)9月1日 - EOS(電子発注)システムを導入[12]。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)6月19日 - 本社を現在地に移転[12]。
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)- メイクマン本社の企画室を分離し、有限会社メイクマンプロモーションを設立[13](1999年に株式会社化)。
- 1996年(平成8年)
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)
- 2001年(平成13年)10月5日 - 泡瀬店をインテリアを中心とした「お部屋のリビングファッション JOYHOME」に業態転換[15]。
- 2002年(平成14年)10月4日 - ニューマン店にペットセンターを開店[15]。
- 2003年(平成15年)9月22日 - メイクマン物流株式会社を設立。
- 2004年(平成16年)12月1日 - 小禄店を移転、豊見城市田頭に当時県内で最大規模の「メイクマン豊見城店」を開店。
- 2006年(平成17年)4月5日 - イオンクレジットサービスと提携したクレジットカード「メイクマンカード」を発表[16]。同年6月から発行を開始。
- 2007年(平成18年)6月14日 - 名護店を増床し新装開店[17]。既存のDIY館に隣接してインテリア中心の生活館、100円ショップ「セリア」を開店。
- 2009年(平成19年)
- 2013年(平成25年)
- 10月6日 - 旧浦添店を閉店。
- 10月31日 - 浦添市城間に「メイクマン浦添本店」を新築開店。同所4階に本社を移転。
- 2014年(平成26年)1月19日 - メイクマン物流を吸収合併。
- 2015年(平成27年)- メイクマン開発を吸収合併し、ドラゴンパレスをメイクマンに移管。
- 2018年(平成30年)2月22日 - Tポイント・ジャパンとポイントプログラム契約を締結[19]し、同年11月5日から全店舗でTポイントを導入[20]。
- 2019年(令和元年)8月1日 - 具志川店を増床し、100円ショップ「セリア」を開店、パワーセンターとして新装開店。
- 2021年(令和3年)
- 7月 - ドラゴンパレスをアミューズメント沖縄(宜野湾市)に譲渡。
- 9月16日 - 一日橋店に100円ショップ「セリア」を開店し、直営全店舗にてセリアの取扱いを達成。
- 2022年(令和4年)1月 - 浦添本店に隣接するメイクマン物流センターを開設。
店舗
[編集]各店舗の詳細は公式サイト「店舗案内」を参照。
パワーセンター
[編集]DIY用品や生活用品に加え、業務用品を幅広く扱う大型店舗[21]。
DIYセンター
[編集]DIY用品や生活用品を中心に扱う中型店舗[21]。
かつて存在した店舗
[編集]- ニューマン(中頭郡西原町小那覇)[10]
- 「全品激安の365日」を掲げ1987年に開業したディスカウントストア業態の店舗。県内初の大型ディスカウントストアとして話題となり、初日の売上は全店舗における過去最高の一日売上高を記録した[11]。
- メイキーくんとは異なるヒーローのようなオリジナルキャラクター「ニューマン」が店舗看板や折り込みチラシに登場した[22]。
- 1996年にメイクマン ニューマン店としてホームセンターに業態転換した。
- 1985年に開業、1998年の美浜店への移転により閉店。現在は美浜店の一部として営業中。
- 小禄店(那覇市宇栄原)
- 泡瀬店→ジョイホーム(沖縄市与儀3丁目)
- 1996年に開業、1999年にドリンクや食品コーナーを拡充した「暮らし上手のショッピングプラザ メイクマン」へリニューアルした。売上に伸び悩み、2001年に家具専門店の「お部屋のリビングファッション JOYHOME」として大幅に業態転換するも、2006年に閉店。
- 現在はマンガ倉庫泡瀬店として営業中。
- 浦添店(浦添市城間)
- 1975年1月の創業時は地下1階と地上1階の平屋であったが、増改築を繰り返し、閉店時は地上4階建てであった[12]。他の大型店舗よりも駐車台数が少なく、売場面積が手狭となったことで、新店への移転計画が立ち上がった。
- 2013年10月6日に閉店し、併設していた旧本社とともに浦添本店に移転した。
- 現在はマンガ倉庫浦添店として営業中。
- 海覇王(浦添市城間)
- 読みは「ハイパーワン」。役員会で「ホームセンターにも限度がある。これからの時代は外食事業が有望だ」と全会一致で決定し、1985年に同社初の外食事業として当時台湾で人気であった飲食店をモデルに開業した[11]。
- 業績不振が続いたことから1989年に閉店。跡地はメイクマン浦添店の増床で利用された[9]。
主な提供番組
[編集]- 天気予報(沖縄テレビ・1980年代〜1990年代初期、琉球朝日放送・1995年〜)
- RBCエリアレポート(琉球放送)
- ステーションQ(琉球朝日放送)
- 住まいの110番(琉球放送→琉球朝日放送。静岡朝日テレビ制作だが、沖縄県内では当社にスポンサーを差し替えた)。
- ファッションガーデン(琉球朝日放送)
琉球朝日放送(QAB)開局後は同局を中心にCMが放送され、他の民放テレビやラジオでは週末に行われる「とことん特価祭」のCMくらいしか流れない(それでも頻繁に放送されている)。
脚注
[編集]注
[編集]- ^ なお、イオングループならびにイオン琉球(旧・琉球ジャスコ)との提携はおこなっていない。
- ^ DMCグループには1996年に脱会している。
- ^ 資本金は9510万円(1977年)。
- ^ 株式会社石垣エスエスグループが運営する。
- ^ メイクマン開発による運営。当時沖縄で唯一、4DF/Xシアターを常設していたが、2012年にシアターは閉館した。
出典
[編集]- ^ 流通会社年鑑 1998年版, 日本経済新聞社, (1997-12-02), pp. 779
- ^ “売上推移”. 株式会社メイクマン. 2023年1月2日閲覧。
- ^ a b 株式会社メイクマン 第47期決算公告
- ^ a b “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 20. 2023年3月1日閲覧。
- ^ “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 24. 2023年3月1日閲覧。 “1981年には那覇店を一日橋店へと改称”
- ^ “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 22. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 34. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 33. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 25. 2023年3月1日閲覧。 “本格的な中華風海鮮料理を提供するレストランとして好評だったものの、業績不振が続き、1989年に閉店した。海覇王だった場所は後に浦添店の大型店舗への改装に利用した。”
- ^ a b c d “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 35. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b c “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 25. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 36. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 37. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b c “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 27. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b c d e “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 38. 2023年3月1日閲覧。
- ^ “沖縄大手ホームセンター「メイクマン」との提携カード発行について(PDF)”. イオンクレジットサービス株式会社 (2006年4月5日). 2023年3月1日閲覧。
- ^ “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 39. 2023年3月1日閲覧。
- ^ “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 40. 2023年3月1日閲覧。
- ^ “メイクマンとTポイント・ジャパン、ポイントプログラム契約を締結”. カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 (2018年2月22日). 2023年3月1日閲覧。
- ^ “2018年11月5日(月)より沖縄メイクマンでTポイントがスタート!”. Tサイト[Tポイント/Tカード]. カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社. 2023年3月1日閲覧。
- ^ a b “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 41. 2023年3月1日閲覧。
- ^ “株式会社メイクマン40周年記念誌”. 株式会社メイクマン. p. 46. 2023年3月1日閲覧。 “ディスカウントストアニューマンのキャラクターで、メイクマンと一線を画す店舗であったため、オリジナルキャラが作られた。覚えている人はかなりメイクマン通!”