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ポリ酢酸ビニル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポリ酢酸ビニル
識別情報
CAS登録番号 9003-20-7 チェック
PubChem 7758
KEGG C12282 チェック
特性
化学式 (C4H6O2)n
モル質量 86.09 g/mol/unit
危険性
安全データシート(外部リンク) MSDS
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ポリ酢酸ビニル(ぽりさくさんびにる、polyvinyl acetate)は酢酸ビニルラジカル重合することで得られる無色透明の熱可塑性樹脂である。

略号はPVAC[1][2]。略号PVAも用いられるが、ポリビニルアルコールにも同じ略号が用いられ混乱がある[3]

用途

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ポリビニルアルコール中間体原料であるほか、エマルジョン接着剤(主に木工用ボンド)、スクリーン印刷用の感光性材料、洗濯糊チューインガムベース、乳化剤化粧品の基材(パック等)に利用される。 略称として「酢ビ(さくび)」といえば、通常はポリマーである「ポリ酢酸ビニル」のことを指す。

脚注

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  1. ^ JIS K 6899-1:2015「プラスチック-記号及び略語-第1部:基本ポリマー及びその特性」日本産業標準調査会経済産業省
  2. ^ Jiasong He et al. (2014). “Abbreviations of polymer names and guidelines for abbreviating polymer names (IUPAC Recommendations 2014)”. Pure and Applied Chemistry (IUPAC) 86 (6): 1003-1015. doi:10.1515/pac-2012-1203. 
  3. ^ 森田恒之「合成樹脂小史 : 文化財保存に利用されるものを中心に」『国立民族学博物館調査報告』第36巻、2003年、13-27頁、doi:10.15021/00001953 

関連項目

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