ベネシス
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株式会社ベネシス(英文・Benesis Corporation)は、かつて存在した製薬会社。本社は大阪府大阪市中央区北浜二丁目6番18号に置いていた。
会社概要
[編集]2002年(平成14年)10月1日、三菱ウェルファーマ(現・田辺三菱製薬)の生物製剤製造部門及び血漿分画部門を分割し、設立された。2012年(平成24年)10月1日をもって、当社の血漿分画事業を日本赤十字社の血漿分画事業部門と統合し、「一般社団法人日本血液製剤機構」が発足。当社には生物製剤製造部門が残ったが、2014年(平成26年)10月1日に親会社である田辺三菱製薬に吸収合併され、消滅した。
沿革
[編集]- 2002年(平成14年)10月1日 - 三菱ウェルファーマ株式会社の「生物製剤製造部門(生産機能、安全管理機能から移管)」を分割、株式会社ベネシスを設立。
- 2003年(平成15年)7月1日 - 三菱ウェルファーマより研究開発機能、営業企画・一部の学術機能を移管。
- 2004年(平成16年)
- 1月1日 - 京都府福知山市長田野町二丁目11番地に、オサダノ工場(現・一般社団法人日本血液製剤機構京都工場)新棟建設着工。淀川工場の老朽化に伴う機能移転。
- 10月1日 - 三菱ウェルファーマより、血漿分画製剤に関する豊富な知識を有する専門スタッフ(プラズマ・プロダクト・マネジャー:PPM)を移管。
- 2005年(平成17年)
- 6月1日 - オサダノ工場新棟が竣工。
- 8月31日 - 老朽化のため淀川工場の生産を停止。
- 10月3日 - オサダノ工場新棟が本格稼働を開始。
- 12月30日 - 淀川工場を閉鎖。
- 2006年(平成18年)4月1日 - オサダノ工場の名称を京都工場に変更。
- 2007年(平成19年)10月1日 - 親会社であった三菱ウェルファーマが田辺製薬(存続会社)と合併、田辺三菱製薬株式会社が発足。当社は田辺三菱製薬のグループ会社となる。
- 2009年(平成21年)
- 2012年(平成24年)10月1日 - 日本赤十字社の血漿分画事業部門と、当社血漿事業部門が統合、一般社団法人日本血液製剤機構を法人設立。
- 2014年(平成26年)10月1日 - 田辺三菱製薬に吸収合併され消滅。
事業所一覧
[編集]- 2014年(平成26年)9月30日時点
- 本社 - 大阪府大阪市中央区北浜二丁目6番18号(淀屋橋スクエア)
- 京都工場 - 京都府福知山市長田野町二丁目11番地
- 大阪研究所 - 大阪府大阪市淀川区加島三丁目16番89号(田辺三菱製薬加島事業所内)- のちに閉鎖、解体済。