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ブリスベン空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブリスベン空港
Brisbane Airport
2016年 新滑走路建設中
IATA: BNE - ICAO: YBBN
概要
国・地域 オーストラリアの旗 オーストラリア連邦
所在地 クイーンズランド州ブリスベン
母都市 ブリスベン
種類 公共
運営者 ブリスベン空港会社
運用時間 24時間
ターミナル 3
拠点航空会社
敷地面積 2700 ha
標高 4 m (13 ft)
座標 南緯27度23分0秒 東経153度7分5秒 / 南緯27.38333度 東経153.11806度 / -27.38333; 153.11806座標: 南緯27度23分0秒 東経153度7分5秒 / 南緯27.38333度 東経153.11806度 / -27.38333; 153.11806
公式サイト https://www.bne.com.au/
地図
BNEの位置(オーストラリア内)
BNE
BNE
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
01/19 3,300×45 アスファルト
01/19 3,560×45 アスファルト
リスト
空港の一覧
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ブリスベン空港(ブリスベンくうこう、: Brisbane Airport)は、オーストラリアクイーンズランド州の州都ブリスベンにある空港。ブリスベン中心部の10km北東に立地している。

歴史

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1925年にイーグルファーム競馬場の隣接地に草地の滑走路が建設されイーグルファーム飛行場英語版と命名された。翌1926年にはカンタス航空が定期便を就航させた。1931年、州政府は12km程離れた所にアーチャーフィールド空港を開業させた。この空港の設備はイーグルファームより優れていたため、民間の航空会社が移動した。

太平洋戦争中、イーグルファーム飛行場にはフィリピンから撤退したダグラス・マッカーサーの米軍司令部が置かれ、大幅に拡張された。アーチャーフィールド空港はオーストラリア空軍が使用した。戦争が終わると、航空会社はイーグルファームに戻り運航を再開した。

1970年代になるとイーグルファームの空港施設では増加を続けるブリスベンの航空需要に対応できなくなったため、オーストラリア連邦政府主導のもと、イーグルファーム空港の北側に新空港が計画された。

建設地は海岸の湿地帯のため、モートン湾クリブ島英語版の砂を投下して地盤のかさ上げを行った。新空港は1988年に開業した。旧空港の跡地は物流センターとなり、新空港の緩衝地帯を兼ねているため、24時間の発着が許可されている。

2020年、新滑走路が完成した。

利用実績

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2017年の旅客数は2320万人で、オーストラリアの空港では3位だった。旅客の行き先の上位は、国内線はシドニーメルボルンケアンズ、国際線はオークランド (ニュージーランド)シンガポールドバイだった。

就航都市

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ブリスベン空港には旅客ターミナルが2つ、貨物ターミナルが1つある。

国内線ターミナル

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航空会社 就航地
オーストラリアの旗 カンタス航空 シドニーメルボルンキャンベラアデレードパースケアンズタウンズビルダーウィンアリス・スプリングスホバートノーフォーク島マッカイマウント・アイザハミルトン島
[季節運航]: ブルームポートヘッドランド
オーストラリアの旗 カンタスリンク
運航はオーストラリアの旗 サンステート航空英語版
ケアンズ、ニューカッスルオルベリーポートマッコリーウォガウォガバンダバーグハービー・ベイロングリーチロックハンプトンバーカルディン英語版ブラックオール英語版エメラルド英語版グラッドストーン英語版マイルズ英語版モランバ英語版プロサーパイン英語版
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 シドニー、メルボルン、キャンベラ、アデレード、パース、ダーウィン、ケアンズ、タウンズビル、ニューカッソル、マッカイ、プロサーパイン、ホバート、ローンセストン
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア シドニー、メルボルン、キャンベラ、アデレード、パース、ケアンズ、タウンズビル、ダーウィン、ホバート、ローンセストン、ニューカッスル、マッカイ、マウントアイサ、ハミルトン島、プロサーパイン、ロックハンプトン、エメラルド、グラッドストーン
オーストラリアの旗 アライアンス航空英語版 ウェイパ、モランバ
オーストラリアの旗 リージョナルエキスプレス航空英語版 シドニー、メルボルン、アデレード、ケアンズ、マウントアイザ、トゥーンバチャールヴィル英語版ローマ英語版セント・ジョージ英語版カナマラ英語版サーゴミンダー英語版クイルピー英語版ウィンドラー英語版バーズビル英語版ベドーリー英語版ブーリア英語版
オーストラリアの旗 リンク・エアウェイズ英語版 バンダバーグ、アーミデイルコフスハーバーウロンゴンビロエラ/サンゴール英語版アーミデイル英語版ダッボー英語版オレンジ英語版インヴェレル英語版ナラブリ英語版タムワース英語版

国際線ターミナル

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航空会社 目的地
オーストラリアの旗 カンタス航空

アジア: 東京/成田[1]シンガポール
北米: ロサンゼルス
オセアニア: オークランドクライストチャーチクイーンズタウンウェリントンポートモレスビーアピアホニアラヌメア

オーストラリアの旗 ジェットスター航空 オークランド、東京/成田、大阪/関西ソウル/仁川バリ/デンパサール
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア

オセアニア: クイーンズタウン、アピア、ナンディポートビラ
アジア: デンパサール/バリ

ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 オークランド、クライストチャーチ、ウェリントン[2]
フィジーの旗 フィジー・エアウェイズ ナンディ
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 ポートモレスビー、コロール(ポートモレスビー経由)
ソロモン諸島の旗 ソロモン航空 ホニアラ、ムンダ
バヌアツの旗 バヌアツ航空 ルーガンビル、ポートビラ
ニューカレドニアの旗 エアカラン ヌメア
ナウルの旗 ナウル航空 ナウル
大韓民国の旗 大韓航空 ソウル/仁川
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港
中華民国の旗 チャイナエアライン オークランド、台北/桃園
中華民国の旗 エバー航空 台北/桃園
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海/浦東[3]
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州
ベトナムの旗 ベトジェットエア ホーチミンシティ
フィリピンの旗 フィリピン航空 マニラ
マレーシアの旗 バティック・エア・マレーシア クアラルンプール(デンパサール経由)[4]、デンパサール
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 ドバイ
カタールの旗 カタール航空 ドーハ
カナダの旗 エア・カナダ バンクーバー[5]
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 ロサンゼルス、サンフランシスコ

貨物ターミナル

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航空会社 目的地
オーストラリアの旗 オーストラリアン・エア・エクスプレス英語版 ケアンズ、メルボルン、タウンスビル
オーストラリアの旗 パシフィック・エア・エクスプレス英語版 ホニアラ、ナウル、ポートビラ[6][7]
オーストラリアの旗 ペル航空英語版 マッカイ、ロックハンプトン、シドニー
オーストラリアの旗 トール航空英語版
運航はオーストラリアの旗 ジェット・クラフト航空英語版
アデレード、ゴールドコースト、メルボルン、シドニー
オーストラリアの旗 トール・プライオリティー英語版 メルボルン、パース、シドニー

旅客便就航都市一覧

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オーストラリアの旗 オーストラリア国内
メラネシア
ポリネシア
ミクロネシア
東アジア
東南アジア
西アジア
北アメリカ

過去に就航していた航空会社

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日本への路線

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2024年2月現在、カンタス航空東京/成田線を、ジェットスター航空が東京/成田線と大阪/関西線をそれぞれ運航している。

過去には、日本航空(日本航空の子会社・JALウェイズの機材・乗務員による運航)による成田国際空港行きノンストップ便が毎日運航していたが、2010年10月1日を最後に運航停止した。その結果、日本とブリスベンを結ぶノンストップ直行便の運航はなくなった。

その後2015年8月1日よりカンタス航空が成田国際空港へのデイリー便の運航を開始し、4年10ヶ月ぶりに日本路線が復活した[9]が、新型コロナウイルス感染症の影響により運休。その後2022年12月1日に東京/羽田線の就航に伴い、成田国際空港から一時的に撤退したが、2023年11月26日より羽田から再び移管され、成田線が復活した。

ジェットスター航空は2023年10月29日から成田線に週5往復で就航し、同年12月3日には毎日運行に増便した。また、2024年2月2日からは大阪/関西線の運航を週4往復で再開した。

アクセス

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鉄道

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エアトレイン

自動車

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  • バス:ローマストリート駅・市内の各ホテルより、コーチトランスが運行。大人片道9ドル。
  • 車:ブリスベン市内から、キングスフォードスミス通り・ゲートウェイ高速道路などを経由して片道20分程度。
  • タクシー:ブリスベン市内から空港まで片道30 - 40ドル。

脚注

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外部リンク

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