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フジグラン緑井

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フジグラン緑井(フジグランみどりい)は、広島県広島市安佐南区に所在する、フジ・リテイリングが展開するショッピングセンターを核とする、複合商業施設(居住棟・ショッピングセンター・シネマコンプレックス)である。

この項目では、建物所有者の『緑井まちづくり株式会社』や、居住棟『緑井スカイステージ』についても扱う。

概要

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緑井駅前再開発事業で建設した建物を『緑井まちづくり株式会社』が取得。フジ・リテイリングなどが入居する商業棟と、住居棟『緑井スカイステージ』で構成されている。

建物の所有者の『緑井まちづくり株式会社』の出資率は、地権者が60%。その他、広島市・地元の金融機関・町内会などが出資している。『緑井まちづくり株式会社』は、隣接している住居棟『緑井スカイステージ』も所有。周辺の循環バス事業や、立体駐車場を活用した緑井駅のパークアンドライドに100台分の駐車場提供も行っている[1]

2000年平成12年)3月4日に再開発ビルの管理会社を設立した時点や[2]、再開発工事の着手時点までは商業棟にはマイカルが出店し、「緑井サティ」になる予定だったが[3]2001年(平成13年)にマイカルが経営破たんした影響を受け、2003年(平成15年)にフジに変更され[4]2004年(平成16年)10月2日に「フジグラン緑井」として開業した[5][6]

パークアンドライドは、月額料金15,000円の利用料金で月額10,000円分フジの商品券で還付される事で、事実上月額5,000円で利用する事が出来る[7]

『緑井まちづくり株式会社』関連以外の近隣施設は、コジマ×ビックカメラ広島インター緑井店がペデストリアンデッキで連絡されている。またペデストリアンデッキは、住居棟『緑井スカイステージ』や緑井駅とも連絡している。かつては天満屋広島緑井店も隣接地にて営業しており、コジマ同様にペデストリアンデッキで連絡されていた。その後天満屋はフジに譲渡されることとなり、2022年(令和4年)6月30日に閉店。同年8月10日以降は『ラクア緑井』として段階的にオープンしている。

2019年令和元年)6月にフジグラン緑井は店舗塔屋・サイン・立看板等を新ロゴに刷新した。

2022年(令和4年)10月4日、受水槽内で遺体が発見される事件が発生し、翌5日から無期限(実際の休業は同月7日まで)の臨時休業を行う[8]

商業棟

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フジグラン緑井
Fuji GRAND MIDORII
ロゴ変更前
店舗概要
所在地 広島県広島市安佐南区緑井一丁目5番2号
座標 北緯34度27分58.6秒 東経132度28分34.3秒 / 北緯34.466278度 東経132.476194度 / 34.466278; 132.476194 (フジグラン緑井)座標: 北緯34度27分58.6秒 東経132度28分34.3秒 / 北緯34.466278度 東経132.476194度 / 34.466278; 132.476194 (フジグラン緑井)
開業日 2004年(平成16年)10月2日[5][6]
正式名称 フジグラン緑井[5][6]
施設所有者 緑井まちづくり株式会社
施設管理者 フジ・リテイリング
敷地面積 19,914 m²
延床面積 85,559 m² 
中核店舗 食品館
衣料・くらしの品フロア
営業時間 食品館09:00~22:00
衣料・くらしの品フロア09:00~21:00(1階の衣料・くらしの品フロアは22:00まで)
駐車台数 1,700台
最寄駅 緑井駅
最寄IC 広島IC
FUJI
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1階及び2階はフジ・リテイリングが出店(1階 食品館(旧 グランヴェスタ緑井店)、2階 衣料・くらしの品フロア(旧 グランフジ緑井店)。3階にはシネマコンプレックスのTOHOシネマズ緑井および、スポーツクラブルネサンスなどが入居している。

4階および5階には、地域交流の場の緑井ギャラリー『passage』を『緑井まちづくり株式会社』が運営。4階以上は立体駐車場にしている[1]

現時点では、フジグラン店舗では採用例の少ない、新ロゴの看板を使用している店舗である(ただし一部除く)。

館内

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  • B1階 : 地下駐車場
  • 1階 : 食品館、衣料・くらしの品フロア
  • 2階 : 衣料・くらしの品フロア、フードコート
  • 3階 : 衣料・くらしの品フロア、グルメアヴェニュー緑井
  • 3階 : TOHOシネマズ緑井、ルネサンス
  • 4階・5階 : 緑井ギャラリー『passage』、立体駐車場
  • 6階・7階・8階 : 立体駐車場
  • R階 : 屋上駐車場

売上高

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フジから発表されている『平成20年2月期』から『平成22年2月期』の売上データである。『平成23年2月期』以降(2011年(平成23年)4月発表分)は店舗別のデータは公表されていない。なお、売上額の単位は百万円である。

売上額 フジ全体での
売上順位
広島県内での
売上順位
前年比 出典
平成20年2月期 9,781 6位 3位
広島神辺に次いで)
104.8% 平成20年2月期 決算・参考資料 (PDF)
平成21年2月期 9,739 4位 3位
(神辺・広島次いで)
99.5% 平成21年2月期 決算・参考資料 (PDF)
平成22年2月期 8,815 7位 3位
(神辺・東広島に次いで)
非公表 平成22年2月期 決算・参考資料 (PDF)

TOHOシネマズ緑井

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TOHOシネマズ 緑井
TOHO CINEMAS MIDORII
情報
正式名称 TOHOシネマズ緑井
完成 2004年
開館 2004年10月1日
開館公演 アイ,ロボット
ヴァン・ヘルシング
ヴィレッジ
ガーフィールド
トゥー・ブラザーズ
テイキング・ライブス
デカレンジャー仮面ライダー剣2本立
NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE
バイオハザードII アポカリプス
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
LOVERS[9]
収容人員 (8館合計)1,360+19(車椅子席)人
設備 ドルビーデジタルサラウンドEX、DTSTHX(スクリーン2のみ)
用途 映画上映
運営 TOHOシネマズ株式会社
所在地 731-0103
広島市安佐南区緑井1-5-2
フジグラン緑井3階
アクセス 該当項目参照
外部リンク TOHOシネマズ緑井
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TOHOシネマズ緑井は、フジグラン緑井3階にあるTOHOシネマズ株式会社が経営・運営しているシネマコンプレックス2008年2月29日までは東宝関西興行株式会社の経営・運営であった)。フジグラン緑井開業に先駆けて、『近未来の魅体験シアター 誕生。』のキャッチコピーで2004年平成16年)10月1日に開業した[注 1][10]。8スクリーンあり、一番入場人数が多い『SCREEN 2』が422人収容。8スクリーン合計1,360+19(車椅子席)人収容できる。

館内はバリアフリー構造を採用。スタジアム方式の劇場になっている。『SCREEN 2』は、音響効果THXに広島県で初めて対応。2011年現在で広島県内唯一の対応になっている。

広島県内のTOHOシネマズはここのみである[注 2]

シアター名 一般座席数 車いす席数 スクリーン
サイズ
備考
SCREEN 1 116席 2席 3.5×8.4m
SCREEN 2 422席 4席 5.9×14.1m THX対応
SCREEN 3 231席 3席 4.4×10.5m
SCREEN 4 94席 2席 2.4×5.7m
SCREEN 5 133席 2席 3.2×7.7m
SCREEN 6 104席 2席 2.4×5.8m
SCREEN 7 130席 2席 3.8×9.1m
SCREEN 8 130席 2席 3.8×9.1m
合計座席数 1,360席 19席

居住棟

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緑井スカイステージ
施設情報
所在地 広島市安佐南区緑井1-5-1
状態 完成
建設期間 2001年4月 - 2003年3月
用途 居住
地上高
屋上 91.06m
各種諸元
階数 地上28階地下1階
延床面積 21,571
関連企業
設計 アール・アイ・エー
施工 フジタ
所有者 緑井まちづくり株式会社
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緑井スカイステージ(みどりいスカイステージ)は、広島県広島市安佐南区に所在する、超高層ビル(居住目的)。

広島県住宅供給公社により建築された。分譲用区画79戸・賃貸用区画27戸・権利者用区画11戸の計117戸分整備されている。下層階には商業施設が整備され、3階には、クリニックフロア(内科・歯科・婦人科)を整備している。

アクセス

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緑井駅前再開発事業で出来た施設のため、駅とはペデストリアンデッキで連絡。元々の緑井地区の立地条件より広島インターチェンジ祇園新道終点とも連絡している。

商業棟内に、1600台分の無料駐車場を整備している。また、近隣にあるラクア緑井コジマ×ビックカメラ広島インター緑井店と提携して、合計2500台分の無料駐車場を確保している。

脚注

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注釈

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  1. ^ フジグラン緑井の開業は翌2日
  2. ^ 開業当時、広島市内で東宝関西興行株式会社が運営していた映画館は広島宝塚があった。広島宝塚は関西共栄興行に移管。2011年8月31日に閉館予定になっている

出典

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  1. ^ a b 緑井まちづくり 社長メッセージ 会社のご案内
  2. ^ “広島・緑井駅開発ビル管理会社3月4日設立2003年春の開業をめざす 核はマイカルに決定済み”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2000年4月13日)
  3. ^ “広島市の緑井駅前再開発はマイカルの商業棟と住宅棟で12月着工し03年3月完成 広島県広島市”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2000年11月27日)
  4. ^ “広島市安佐南区 緑井再開発にフジが出店「フジグラン緑井(仮称)」平成16年秋オープン予定”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2003年9月1日)
  5. ^ a b c “フジ、「フジグラン緑井」開業 広島市北部の拠点店舗に”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2004年10月15日)
  6. ^ a b c “フジグラン緑井 10月2日(土)オープン 広島県広島市”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2004年10月21日)
  7. ^ 緑井まちづくり 地元還元事業 パーク&ライド事業 会員募集
  8. ^ フジグラン緑井、受水槽に遺体 臨時休業、営業再開は未定 中国新聞社2022/10/5
  9. ^ 中国新聞 2004年10月1日朝刊 12ページ 『シネマガイド』
  10. ^ 中国新聞 2004年10月1日朝刊 21ページ 全面広告

関連項目

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外部リンク

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