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ナラケトゥス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナラケトゥス
地質時代
新生代始新世初期ごろ
(5,300万年前ごろ)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 鯨偶蹄目 Cetartiodactyla
亜目 : 原クジラ亜目 Archaeoceti
: パキケトゥス科 Pakicetidae
Thewissen et al., 1996
: ナラケトゥス属 Nalacetus
Thewissen & Hussain, 1998
  • N. ratimitus
Thewissen & Hussain, 1998

ナラケトゥスNalacetusナラケタス)は、約5,300万年前(新生代古第三紀始新世初期)の水陸両域に生息していた、原始的クジラ類。ただし、その形態から、彼らの主たる生活圏は海中ではなく水辺にあったと考えられる。

陸生に適した四肢を持つ始原的なクジラのグループであるパキケトゥス科に属し、既知で最古のクジラとされるパキケトゥスに近縁であるが、さらに1,000万年ほど古く約6,300万年前(暁新世初期)に属する可能性ありとの説もある。体の大きさはオオカミ程度。

関連項目

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外部リンク

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  • Nalacetus - Paleontological Journals Online [1]
  • Nalacetus ratimitus - The Paleobiology Detabase [2]