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ジエチルアミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジエチルアミン[1]
Skeletal formula of diethylamine
Ball and stick model of the diethylamine molecule{{{画像alt2}}}
識別情報
CAS登録番号 109-89-7 チェック
PubChem 8021
ChemSpider 7730 チェック
UNII B035PIS86W チェック
EC番号 203-716-3
国連/北米番号 1154
MeSH diethylamine
ChEBI
ChEMBL CHEMBL1189 チェック
RTECS番号 HZ8750000
バイルシュタイン 605268
特性
化学式 C4H11N
モル質量 73.14 g mol−1
外観 無色の液体
匂い 魚臭、アンモニア臭
密度 0.7074 g mL−1
融点

223.35℃

沸点

327.9 ~ 329.5℃

への溶解度 混和性
log POW 0.657
蒸気圧 24.2–97.5 kPa
kH 150 μmol Pa−1 kg−1
酸解離定数 pKa 10.98 (アンモニウム型)
磁化率 -56.8·10−6 cm3/mol
屈折率 (nD) 1.385
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −131 kJ mol−1
標準燃焼熱 ΔcHo −3.035 MJ mol−1
標準定圧モル比熱, Cpo 178.1 J K−1 mol−1
危険性
安全データシート(外部リンク) hazard.com
GHSピクトグラム 可燃性 腐食性物質 急性毒性(低毒性)
GHSシグナルワード DANGER
Hフレーズ H225, H302, H312, H314, H332
Pフレーズ P210, P280, P305+351+338, P310
NFPA 704
3
3
1
引火点 −23 °C (−9 °F; 250 K)
発火点 312 °C (594 °F; 585 K)
爆発限界 1.8–10.1%
許容曝露限界 TWA 25 ppm (75 mg/m3)[4]
半数致死量 LD50 540 mg/kg (ラット, 経口)
500 mg/kg (マウス, 経口)[3]
半数致死濃度 LC50 4000 ppm (ラット, 4時間)[3]
関連する物質
関連するアミン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジエチルアミン (diethylamine) は、有機化合物の一種で、第二級アミンである。

性状

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無色でアミン臭を持つ可燃性の液体。水やエタノールと自由に混和し、強塩基性を示す。

ジエチルアミンは腐食性を持ち、皮膚に触れるとひりひりしたり化学火傷を起こしたりすることがある。

日本では消防法により危険物第4類の引火性液体(第1石油類 水溶性液体)に分類されている。

製法

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ジエチルアミンは、工業的にはアセトアルデヒドまたはエチルアルコールと、アンモニアおよび水素の反応で製造される。エチルアミントリエチルアミンとともに生成する。

用途

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ジエチルアミンの主な使用用途は、医薬品界面活性剤ゴム除草剤塗料等の製造である。

参考文献

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  • Merck Index, 12th ed., 3160.

出典

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  1. ^ Merck Index, 12th Edition, 3160
  2. ^ Nomenclature of Organic Chemistry : IUPAC Recommendations and Preferred Names 2013 (Blue Book). Cambridge: The Royal Society of Chemistry. (2014). p. 671. doi:10.1039/9781849733069-FP001. ISBN 978-0-85404-182-4 
  3. ^ a b Diethylamine”. 生活や健康に直接的な危険性がある. アメリカ国立労働安全衛生研究所英語版(NIOSH). 2024年11月27日閲覧。
  4. ^ NIOSH Pocket Guide to Chemical Hazards 0209