コウノコウジ
コウノ コウジ | |
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生誕 |
1974年(49 - 50歳) 日本・島根県出雲市 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2001年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
受賞 |
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コウノ コウジ(1974年[1] - )は、日本の漫画家[1]。島根県出雲市出身[1]。2001年に第43回ちばてつや賞ヤング部門を受賞した『中学生日記』が『別冊ヤングマガジン』に掲載されデビュー[1]。2019年より『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にてリチャード・ウーの原作による『警部補ダイマジン』を連載している[2]。
来歴
[編集]デビューまで
[編集]2000年、高野貢司名義で『週刊ヤングマガジン』主催の第42回ちばてつや賞ヤング部門にて、『観測史上最高気温を記録したある夏の風景』が優秀新人賞を受賞[1]。同年、こうのこうじ名義で第43回ちばてつや賞ヤング部門にて『中学生日記』が優秀新人賞を受賞[1]。2001年、『別冊ヤングマガジン』15号に同作が掲載されてデビューを果たす[1]。
連載開始
[編集]2002年、『別冊ヤングマガジン』28号よりボウリングを題材とした漫画『カラコカコ〜ン』の連載を開始[1]。同作が初の連載となる[1]。2003年4月、『ヤングマガジン増刊 スポ僧』No.2掲載の「100M 純愛パンク爆走伝」より「コウノコウジ」名義で作品を発表[1]。以後、同名義で活動を行う[1]。同年8月、『週刊ヤングマガジン』38号より木内一雅の原作による野球漫画『アウト・ロー』の連載を開始[1][3]。同作で「人気を博す」[1]。
2009年、『週刊ヤングマガジン』6・7合併号よりプロレスを題材とした『肉の唄』の連載を開始[4]。同作のファーストシリーズの終了後、『別冊ヤングマガジン』に移籍して、同年8月10日発売の35号よりセカンドステージとして連載[4]。2010年、同誌が月刊誌へとリニューアルし、『月刊ヤングマガジン』として改められた後も連載を継続[5]。
作品のメディア化
[編集]2010年、『月刊ヤングキング』(少年画報社)1月号にてバイオレンス作品『ルーザー』の読み切りを掲載後、2011年3月号から連載を開始[6]。2011年3月、『ビジネスジャンプ』(集英社)8号より、元プロ野球選手の清原和博をモデルとした監督が甲子園を目指す『だんじり』の連載を開始し、同作の作画を担当する[7]。同年8月、『ヤングキング』(少年画報社)18号よりヤンキー高校に通う少年を主人公とした『ゲバルト』の連載を開始[8]。
2012年2月、『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にてリチャード・ウーの原作による『クロコーチ』の前後編の発表を経て[9]、連載化される[1]。同年、『ルーザー』の実写化が発表され[10]、2013年に同作のDVDが発売となる[11]。2013年10月、『クロコーチ』がテレビドラマ化される[12]。
2019年より再びリチャード・ウーと組み、『週刊漫画ゴラク』にて『警部補ダイマジン』の連載を開始[2]。
漫画作品
[編集]連載
[編集]- カラコカコ〜ン(『別冊ヤングマガジン』2002年28号 - 同年30号、『週刊ヤングマガジン』2002年21・22合併号 - 同年26号、『別冊ヤングマガジン』2002年35号 - 2003年40号、全2巻)※「こうのこうじ」名義
- アウト・ロー(原作:木内一雅、『週刊ヤングマガジン』2003年38号 - 2007年7号、全14巻)
- 肉の唄(『週刊ヤングマガジン』2009年6・7合併号 - 同年24号、『別冊ヤングマガジン』2009年No.35[4] - 同年No.36、『月刊ヤングマガジン』2010年No.1[5]、同年No.2、全3巻)
- だんじり(脚本:工藤晋、監督:清原和博、『ビジネスジャンプ』2011年8号[7] - 同年21・22合併号(最終号[13])、全2巻)
- ルーザー(『月刊ヤングキング』2011年3月号[6] - 同年8月号、全1巻) - 読み切り掲載後連載化[6]
- ゲバルト(『ヤングキング』2011年No.18[8] - 2013年No.04、全3巻) - 隔号連載[8]
- クロコーチ(原作:リチャード・ウー、『週刊漫画ゴラク』2012年2月17日号 - 2018年2月23日号、全23巻)
- DEVIL デビル(原案協力:久田将義、『ヤングキング』2013年No.08[11] - 不定期連載、全1巻)
- LOST DRIVE(『ヤングキングBULL』2018年11月号[14] - 2019年1月号[15]、全1巻) - 短期連載[15]
- 警部補ダイマジン(原作:リチャード・ウー、『週刊漫画ゴラク』[2]2019年1月4日号 - 、既刊22巻)
読切・短編
[編集]- 中学生日記(『別冊ヤングマガジン』2001年15号[1])※「こうのこうじ」名義
- 春が臭う(『別冊ヤングマガジン』2001年18号)※「こうのこうじ」名義
- ピンクとレッド(『別冊ヤングマガジン』2001年20号)※「こうのこうじ」名義
- 100M 純愛パンク爆走伝(『ヤングマガジン増刊 スポ僧』2003年No.2)
- 100M:2(『別冊ヤングマガジン』2008年No.26)
- アウト・ロー(原作:木内一雅、『別冊ヤングマガジン』2008年No.29)
- Dogs-ドッグス-(『ヤングキング』2010年No.14[16])
- ルーザー(『月刊ヤングキング』2011年1月号[6])
- WALL(『ビジネスジャンプ』2011年1号[17]) - 『ビジネスジャンプ』初登場作品[17]、単行本『LOST DRIVE』に収録[18]
- クロコーチ(原作:リチャード・ウー、『週刊漫画ゴラク』2012年2月17日号[9]、同年2月24日号)
- 獣人-けものびと-(『週刊ヤングジャンプ』2012年19号[19]) - 単行本『LOST DRIVE』に収録[18]
- ヤンキーVS小さいおっさん(『月刊少年チャンピオン』2015年2月号[20]) - 「新春ギャグフェスタ2015」企画作品[20]
- ヤンキーVS小さいおっさん2(『月刊少年チャンピオン』2015年9月号[21]) - 「「夏のヤンキーギャグ祭り!!」企画作品[21]
その他
[編集]- 中邑みつのり『出版社すっとこ編集列伝』(2012年4月[22]) - 帯コメント寄稿[22]
- なかむらみつのり『びんぼうまんが家!都内で月3万円の3DKに住んでます』(2013年5月[23]) - ゲスト寄稿[23]
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “コウノ コウジ(漫画家)”. マンガペディア. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c “「クロコーチ」のタッグが描く、秘密裏に悪を裁く警官のサスペンス”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年6月28日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “アウト・ロー(漫画)”. マンガペディア. 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c “コウノコウジ「肉の唄」、別冊ヤンマガで移籍連載スタート”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年8月10日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “「3×3EYES外伝」など注目作多数、月刊ヤンマガ誕生”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年12月9日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c d “月刊ヤンキンにコウノコウジ読み切り、来年3月号から連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年11月19日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “清原和博がマンガ界に襲来!野球マンガ「だんじり」始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年3月17日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c “「ルーザー」のコウノコウジ、ヤンキンで新連載を開始”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年8月22日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “「ディアスポリス」の脚本家×コウノコウジ、ゴラクに登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年2月3日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “コウノコウジ「ルーザー」実写化、最新作「ゲバルト」発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年9月14日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “コウノコウジ新作ヤンキンで開始、「ゲバルト」最終巻発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年3月25日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “「クロコーチ」がTVドラマ化、長瀬智也&剛力彩芽が刑事に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年8月13日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “ビジネスジャンプ最終号、「傷だらけの仁清」など連載に幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年10月5日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “ヤンキンBULLで「猿ロック」再始動!桃月なしこ×「一騎当千」コラボグラビアも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年10月4日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “幼少期を児童養護施設で過ごした永田晃一が、自身の半生を綴る自伝エッセイ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月4日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “葉月京描くイイ話「たられば」ヤンキンで2号連続”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年6月28日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “「肉の唄」のコウノコウジ、刑務所の中でのサスペンス描く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年12月1日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “ヤクザinアメリカ!「クロコーチ」のコウノコウジが贈る追跡劇「LOST DRIVE」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年1月30日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ “コウノコウジ、ボクサーのとある1戦を描く読切「獣人」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年4月5日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “渡辺航の4コマ「それいけアラキタくん」新作など、月チャンでギャグ祭”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年1月6日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “「それいけアラキタくん」月チャンに半年ぶり帰還!「クローズ」名鑑も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年8月6日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “トンデモ編集者を描いた実録マンガに佐藤秀峰も共鳴”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年4月2日) 2021年12月29日閲覧。
- ^ a b “なかむらみつのりの家庭エッセイに、押見修造ら7名が寄稿”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年5月15日) 2021年12月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- コウノコウジ (@KOJIKONO) - X(旧Twitter)