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ケプラー20d

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケプラー20d
Kepler-20d
星座 こと座
分類 太陽系外惑星
発見
発見日 2011年12月19日(公表日)[1]
発見者 Thomas N. Gautier IIIら[1]
発見場所 ケプラー宇宙望遠鏡[1]
発見方法 トランジット法[1]
現況 確認[2]
位置
元期:J2000.0[3]
赤経 (RA, α)  19h 10m 47.5233433920s[3]
赤緯 (Dec, δ) +42° 20′ 19.301370684″[3]
固有運動 (μ) 赤経: -3.869 ミリ秒/[3]
赤緯: -27.105 ミリ秒/年[3]
年周視差 (π) 3.4936 ± 0.0095ミリ秒[3]
(誤差0.3%)
距離 934 ± 3 光年[注 1]
(286.2 ± 0.8 パーセク[注 1]
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.3474 ± 0.0067 au[4]
(51,970,300 ± 1,002,306 km
離心率 (e) < 0.082[4]
公転周期 (P) 77.611455 ± 0.000096 [4]
軌道傾斜角 (i) 89.708+0.17
−0.053
°[4]
通過時刻 BJD 2454997.7296 ± 0.0011[4]
準振幅 (K) 2.12 ± 0.57 m/s[4]
ケプラー20Aの惑星
物理的性質
直径 33,242 km[注 2]
半径 2.606+0.053
−0.039
R[4]
表面積 3.464×109 km2[注 2]
体積 1.917×1013 km2[注 2]
質量 13.4+3.7
−3.6
M[4]
平均密度 4.1+1.2
−1.1
g/cm3[4]
表面重力 (logg) 3.28+0.11
−0.14
[4]
放射束 5.71 ± 0.33 S[4]
平衡温度 (Teq) 430 ± 6 K[4]
(157 ± 6
他のカタログでの名称
ケプラー20Ad[2]
KOI-70 d[5]
KOI-70.03[5]
KIC 6850504 d[5]
2MASS J19104752+4220194d[5]
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ケプラー20d英語: Kepler-20d)は、地球から見てこと座の方向に約900光年離れたところにある太陽よりやや小さなG型主系列星ケプラー20Aの周囲を公転している太陽系外惑星である。連星系であるケプラー20系の主星であるケプラー20Aを公転していることから、ケプラー20Adとも呼称される[2]

2011年ケプラー宇宙望遠鏡によるトランジット法での観測結果から発見され、同じくケプラー20Aを公転している他の4個の惑星と共に公表された[1][2]2023年に公表された研究結果では質量天王星よりもやや小さい程度である地球の約13倍、半径は約2.6倍とされ、地球と海王星の中間程度であるサブ・ネプチューン英語版クラスの規模を持つ惑星であると考えられている[1][4]。半径はケプラー20A系の惑星の中ではケプラー20cに次いで2番目に大きく、質量はケプラー20A系で最も大きい。ケプラー20A系を公転している既知の惑星の中では最も外側の軌道を公転しており、公転周期は約78日である[4]

大きさの比較
海王星 ケプラー20d
海王星 Exoplanet


脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ a b c 半径を基に、扁平率を考慮しない(形状が完全な球形)と仮定した時の計算値。

出典

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  1. ^ a b c d e f Gautier III, Thomas N.; Charbonneau, David; Rowe, Jason F. et al. (2012). “Kepler-20: A Sun-like Star with Three Sub-Neptune Exoplanets and Two Earth-size Candidates”. The Astrophysical Journal 749 (1): 19. arXiv:1112.4514. Bibcode2012ApJ...749...15G. doi:10.1088/0004-637X/749/1/15. 
  2. ^ a b c d Jean Schneider (2024年8月3日). “Planet Kepler-20 Ad”. The Extrasolar Planet Encyclopaedia. Paris Observatory. 2024年8月10日閲覧。
  3. ^ a b c d e f Result for Kepler-20d”. SIMBAD Astronomical Database. Centre de données astronomiques de Strasbourg. 2024年8月10日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n Bonomo, A. S.; Dumusque, X.; Massa, A. et al. (2023). “Cold Jupiters and improved masses in 38 Kepler and K2 small planet systems from 3661 HARPS-N radial velocities. No excess of cold Jupiters in small planet systems”. Astronomy and Astrophysics 677: 18. arXiv:2304.05773. Bibcode2023A&A...677A..33B. doi:10.1051/0004-6361/202346211. A33. 
  5. ^ a b c d Kepler-20 Overview”. NASA Exoplanet Archive. NASA Exoplanet Science Institute. 2024年8月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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