コンテンツにスキップ

クサンティ県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クサンティ県
Περιφερειακή ενότητα Ξάνθης
測地系: 北緯41度10分 東経24度55分 / 北緯41.167度 東経24.917度 / 41.167; 24.917座標: 北緯41度10分 東経24度55分 / 北緯41.167度 東経24.917度 / 41.167; 24.917
東マケドニア・トラキア地方におけるクサンティ県の位置
ギリシャの国旗 ギリシャ共和国
地方東マケドニア・トラキア
県都クサンティ
面積1,793 km²
人口105,530 人 (2005年)
人口密度59 人/km²
ナンバープレートAH
自治体コード72
構成自治体数4
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
公式ウェブサイトwww.xanthi.gr

クサンティ県(クサンティけん、ギリシア語: Ξάνθη / Xánthi)は、ギリシャ共和国東マケドニア・トラキア地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。県都はクサンティ(クサンシ)。

地理

[編集]

位置・広がり

[編集]

ギリシャ内トラキア地方の最西部に位置し、その地方の中で、人口と面積は最小である。

地勢

[編集]

北はロドピ山脈ブルガリアと国境を接し、南はエーゲ海に開けている。県の西にはカヴァラ県、北西にはドラマ県、東にはロドピ県とそれぞれ接している。県東部にはコウラ山脈があり、北東部にはパンピジオ山脈がある。

気候

[編集]

クサンティ県の南部および中部は主に地中海性気候である。また、県北部および高地部では冬に寒冷な大陸性気候が主に見られる。

歴史

[編集]

クサンティ県の史跡としては、ビザンツ帝国時代に建てられたクサンティ旧市街の城壁と、紀元前2世紀からコムニナに造られたマケドニア王国地下墓地が有名である。19世紀には、タバコの生産・商業が急速に発達した。今でもほぼ残されている旧市街の居住区の風景を見ると、この時代のタバコ商人が繁盛していたことがうかがえる。

行政区画

[編集]
クサンティ県

市(ディモス)

[編集]

クサンティ県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。人口は2001年国勢調査時点。

自治体名 綴り 政庁所在地 面積 Km² 人口
1 クサンティ Ξάνθη クサンティ  (el 495.4 55,360
2 アヴディラ Άβδηρα アヴディラ  (el 314.8 18,573
3 ミキ英語版 Μύκη スミンティ 627.0 15,724
4 トピロス英語版 Τόπειρος エヴラロ 312.5 12,199

旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

[編集]
クサンティ県の旧自治体(1999年 - 2010年)

カリクラティス改革(2011年1月施行)以前の広域自治体(ノモス)としてのクサンティ県(Νομός Ξάνθης)は、以下の基礎自治体(ディモスとキノティタ)から構成されていた。改革後、旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。

下表の番号は右図と対応している。「旧自治体」欄で※印を付したものはキノティタ、それ以外はディモス。「政庁所在地」欄で太字になっているものは、新自治体の政庁所在地となったものを示す。

旧自治体 綴り 政庁所在地 新自治体
1 クサンティ Ξάνθη クサンティ クサンティ
2 アヴディラ Άβδηρα アヴディラ アヴディラ
3 ヴィストニダ英語版 Βιστωνίδα ゲニセア  (el アヴディラ
4 ミキ英語版 Μύκη ミキ ミキ
5 スタヴルポリ英語版 Σταυρούπολη スタヴルポリ クサンティ
6 トピロス英語版 Τόπειρος エヴラロ トピロス
7 テルメス英語版 Θέρμες テルメス  (el ミキ
8 コティリ英語版 Κοτύλη コティリ ミキ
9 サトレス英語版 Σάτρες サトレス ミキ
10 セレロ英語版 Σέλερο セレロ  (el アヴディラ

文化・観光

[編集]

歴史的地域

[編集]

外部リンク

[編集]