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はくげい (潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はくげい
母港呉に初入港する「はくげい」(2023年4月7日)
母港呉に初入港する「はくげい」(2023年4月7日)
基本情報
建造所 川崎重工業神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 たいげい型潜水艦
建造費 720億円
母港
所属 第1潜水隊群第1潜水隊
艦歴
発注 平成30年度
起工 2019年1月25日
進水 2021年10月14日
就役 2023年3月20日[1][2]
要目
基準排水量 3,000トン
長さ 84m
9.1m
深さ 10.4m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
リチウムイオン電池
推進器 スクリュープロペラ × 1軸
潜航深度 未発表
乗員 70名
兵装 HU-606 533mm魚雷発射管 × 6門
18式 魚雷
ハープーン
C4ISTAR OYX-1 情報処理サブシステム
ZQX-12 潜水艦戦術状況表示装置
潜水艦情報管理システム
基幹ネットワークシステム
レーダー ZPS-6H 対水上捜索用 × 1基
ソナー ZQQ-8 統合式
探索装置・
その他装置
非貫通式潜望鏡
電子戦
対抗手段
ECM
その他 TCM(潜水艦魚雷防御システム)
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はくげい (ローマ字:JS Hakugei, SS-514)は、海上自衛隊潜水艦たいげい型潜水艦の2番艦。艦名の「はくげい」は漢字では「白鯨」と書き、白いマッコウクジラを意味する[3][4]。日本の艦艇名としては旧海軍を通して初の命名である[4]。「たいげい」と同様、女性乗員のための専用の居住エリアやシャワー室、寝室があらかじめ設けられている[4]

本記事は、本艦の艦暦について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはたいげい型潜水艦を参照されたい。

艦歴

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「はくげい」は、中期防衛力整備計画(26中期防)に基づく平成30年度計画3000トン型潜水艦8129号艦として、川崎重工業神戸工場で2019年1月25日に起工され、2021年10月14日、同工場において挙行された命名・進水式において、「はくげい」と命名された[5]。2023年3月20日に就役し、第1潜水隊群第1潜水隊に編入され、呉基地に配備された[2][6]

進水式の様子

2024年6月5日から7月10日までの間、令和6年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)に参加し、グアム島周辺海域において対潜戦等の訓練を実施する[7]

歴代艦長

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歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
艤装員長
- 久保野洋人 2021.6.22 - 2023.3.19 はくげい艦長
 艦長
1 久保野洋人 2023.3.20 - はくげい艤装員長
2 前田泰宏

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ 潜水艦「はくげい」の引渡式・自衛艦旗授与式について 海上幕僚監部(2023年3月14日)”. 2023年3月14日閲覧。
  2. ^ a b 防衛省 海上自衛隊 [@JMSDF_PAO] (2023年3月20日). "3月20日、川崎重工業(株) 神戸工場で、潜水艦 はくげい の引渡式・自衛艦旗授与式が実施されました。". X(旧Twitter)より2023年3月20日閲覧
  3. ^ 海上自衛隊公式twitter
  4. ^ a b c “海上自衛隊の最新鋭3000トン型潜水艦「はくげい」が進水――旧日本海軍での命名実績なし”. 高橋浩祐 (Yahoo!ニュース). (2021年10月14日). https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/2d9f8ccba9519bdbe442f6da9047a888db00a489 2021年10月14日閲覧。 
  5. ^ 平成30年度計画潜水艦の命名式・進水式について 海上幕僚監部(2021年10月6日) (PDF)
  6. ^ “海上自衛隊の最新鋭たいげい型潜水艦2番艦「はくげい」就役――呉基地に配備”. 高橋浩祐 (Yahoo!ニュース). (2023年3月20日). https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e33e37888215c4c9b1140dd4b8dd298b16e9c0d9 2023年3月20日閲覧。 
  7. ^ 令和6年度第1回米国派遣訓練(潜水艦)について 海上幕僚監部(2024年5月29日) (PDF)