箱崎宮前駅
福岡県福岡市東区にある福岡市交通局の駅
箱崎宮前駅(はこざきみやまええき)は、福岡県福岡市東区馬出四丁目にある福岡市地下鉄箱崎線の駅である。駅番号はH05。
箱崎宮前駅 | |
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2番出入口(2022年12月) | |
はこざきみやまえ Hakozaki-Miyamae | |
◄H04 馬出九大病院前 (0.8 km) (0.8 km) 箱崎九大前 H06► | |
所在地 | 福岡市東区馬出四丁目 |
駅番号 | ○H05 |
所属事業者 | 福岡市交通局 |
所属路線 | 箱崎線 |
キロ程 |
2.9 km(中洲川端起点) 姪浜から11.0 km |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
4,269人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)1月31日[1] |
乗換 | 箱崎駅(JR鹿児島本線) |
備考 | 業務委託駅 |
駅のシンボルマークは福岡市出身のグラフィックデザイナー、西島伊三雄がデザインしたもので、筥崎宮の大鳥居である。
ここではほぼ同位置に存在した西日本鉄道(西鉄)宮地岳線の箱崎浜駅(はこざきはまえき)についても併せて取り上げる。
貝塚駅が管理し、JR西日本中国メンテック福岡支店(旧 JR西日本福岡メンテック)が駅業務を受託する業務委託駅である[2]。
歴史
編集- 1924年(大正13年)7月13日:博多湾鉄道汽船の箱崎宮前駅(仮)が開業。
- 1927年(昭和2年)4月11日:箱崎宮前駅が仮駅から恒常駅に。
- 1942年(昭和17年)9月19日:博多湾鉄道汽船が九州電気軌道(のちの西日本鉄道)に合併。同社の宮地岳線の駅となる
- 1954年(昭和29年)3月5日:福岡市内線の電停となる(正式な路線名は宮地岳線のまま)。同時に箱崎浜駅に改称。
- 1979年(昭和54年)2月11日:福岡市内線全廃に伴い、廃止。
- 1983年(昭和58年)9月12日:福岡市地下鉄2号線の駅名決定。当初の仮称は「箱崎駅」。
- 1986年(昭和61年)1月31日:市営地下鉄の箱崎宮前駅開業[1]。旧駅より200mほど東に移動。
- 2004年(平成16年)7月1日:業務委託駅となる[3]。
駅構造
編集地階 | 出入口 | 出入口 |
地下1階 | コンコース階 | コンコース、案内所、自動券売機、自動改札口 |
トイレ(改札内) | ||
地下2階 | 1番ホーム | ■箱崎線 貝塚方面(箱崎九大前駅)→ |
島式ホーム、右側のドアが開く | ||
2番ホーム | ←■箱崎線 中洲川端・姪浜方面(馬出九大病院前駅) |
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臨時の有人改札を併設した改札口(2022年12月)
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臨時出札口(2022年12月)
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コンコース・切符売り場(2022年12月)
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ホーム(2022年12月)
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臨時出札口への階段。通常は封鎖されている(2022年12月)
利用状況
編集近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
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2001年(平成13年) | 2,644 |
2002年(平成14年) | 2,663 |
2003年(平成15年) | 2,608 |
2004年(平成16年) | 2,669 |
2005年(平成17年) | 2,534 |
2006年(平成18年) | 2,567 |
2007年(平成19年) | 2,870 |
2008年(平成20年) | 3,049 |
2009年(平成21年) | 2,941 |
2010年(平成22年) | 3,036 |
2011年(平成23年) | 3,382 |
2012年(平成24年) | 3,323 |
2013年(平成25年) | 3,580 |
2014年(平成26年) | 3,920 |
2015年(平成27年) | 3,807 |
2016年(平成28年) | 4,111 |
2017年(平成29年) | 4,262 |
2018年(平成30年) | 4,580 |
2019年(令和元年) | 4,549 |
2020年(令和 | 2年)3,089 |
2021年(令和 | 3年)3,280 |
2022年(令和 | 4年)3,908 |
2023年(令和 | 5年)4,269 |
駅周辺
編集九州大学箱崎地区が近くにあったこともあり、アパートや大型マンションのほか、昔からの民家などが多数ある。
西鉄宮地岳線 箱崎浜駅
編集箱崎浜 | |
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はこざきはま Hakozakihama | |
◄浜松町 (0.3 km) (0.4 km) 網屋立筋► | |
所在地 | 福岡市東区馬出四丁目 |
所属事業者 | 西日本鉄道 |
所属路線 | 福岡市内線(宮地岳線) |
キロ程 | 1.5 km(千鳥橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1924年(大正13年)5月13日[6] |
廃止年月日 | 1979年(昭和54年)2月10日[7] |
乗換 | 箱崎駅(国鉄鹿児島本線) |
備考 | 1954年3月5日、箱崎浜に改称 |
現在の地下鉄箱崎宮前駅よりも海側の位置に存在し、博多湾鉄道汽船の箱崎宮前駅として開業した。西鉄宮地岳線の駅となったのち、1954年(昭和29年)3月5日に新博多(のち、千鳥橋) - 競輪場前(現・貝塚)間が標準軌に改軌され福岡市内線に組み込まれた際に箱崎浜に改称、1979年(昭和54年)2月11日の福岡市内線廃止に伴い廃止された。
ホームは相対式2面2線であった。
隣の駅
編集かつて存在した路線
編集脚注
編集- ^ a b 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、121頁。
- ^ その他事業 福岡地下鉄駅業務, JR西日本中国メンテック(福岡支店)
- ^ “福岡市地下鉄事業概要 令和2年度”. 福岡市交通局. p. 61. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
- ^ 令和6年度 地下鉄概要パンフレット (PDF) - 福岡市交通局
- ^ “訪ねてみよう、あのワンシーン 〜アニメ・映画『君の膵臓をたべたい』ロケ地めぐり”. よかなび(Yokanavi). 福岡観光コンベンションビューロー. 2023年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月31日閲覧。
- ^ 鉄道省 編「宮地岳・新博多間」『鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在』(初版)川口印刷所出版部、東京府東京市芝区、1937年12月28日、430頁 。2019年3月11日閲覧。
- ^ “宮地岳線1950年代”. 2022年10月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月31日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 箱崎宮前駅 - 福岡市地下鉄