種子島
種子島(たねがしま)は、九州の鹿児島県に属し、大隅諸島を構成する島の一つ。
種子島 | |
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2016年8月、ISSより撮影。 | |
所在地 | 日本・鹿児島県 |
所在海域 | 西側は東シナ海・東側はフィリピン海 |
座標 | 北緯30度35分00秒 東経130度59分00秒 / 北緯30.58333度 東経130.98333度座標: 北緯30度35分00秒 東経130度59分00秒 / 北緯30.58333度 東経130.98333度 |
面積 | 444.30 km² |
海岸線長 | 186 km |
最高標高 | 282 m |
人口 | 27,200(2022年4月) |
最大都市 | 西之表市 |
プロジェクト 地形 |
鹿児島県にある有人離島の中で最も東に位置する。人口(29,282人)は県内では奄美大島に次いで多く、また、面積(444.30km2)は日本では10番目[1]、県内では奄美大島、屋久島に次いで3番目に大きい。最高地点の標高は回峯(まわりのみね)の282.4 mで、海側から見るとほとんど平らにしか見えず、1,936 mある隣の屋久島と比べると対照的である。中心都市は西之表市。
歴史
編集種子島でもっとも古い遺跡は、南種子町横峯遺跡(鹿児島県指定史跡)、中種子町立切遺跡・大津保畑遺跡で、約3万5千年前(較正年代)の遺跡である。これらの遺跡は、鹿児島県内で最も古い遺跡である。また、旧石器時代に人類が生活をした数少ない離島の一つでもある。種子島では細石器文化も確認されていて、南種子町銭亀遺跡は、細石器文化が確認された日本列島最南端の遺跡である。
縄文時代の種子島では、九州島南部の縄文文化とほぼ同一の土器様式が確認されている。一方、弥生時代後期から7世紀にかけての種子島では、独自の貝文化が展開した。その種子島独自の貝文化を代表する遺跡として、南種子町広田遺跡(国の史跡)が著名であり、貝製品を中心とする広田遺跡の出土品は、国の重要文化財に指定されている。
8世紀になると、種子島は、律令国家の支配下におかれる(朝貢の記録自体は、『日本書紀』に7世紀末から見られる)。大宝2年(702年)に令制国として隣の屋久島も含めて多禰国(たねのくに)が置かれ、島北部に能満郡、南部に熊毛郡が設けられた。中央より国司が任じられ多禰国司として二島を支配した。
しかし多禰国は平安時代前期の天長元年(824年)に廃止され、能満郡は熊毛郡に統合し大隅国に編入された。鎌倉時代には見和氏、肥後氏が支配し、室町時代以降には肥後氏の支族種子島氏がこの地を治めた。日本の南方に向けた入り口として古来より栄え、南蛮からの鉄砲伝来が行われた。火縄銃の製作が始められた場所でもあったため、国産の火縄銃は種子島と呼ばれていた。琉球王国との交易も行われており、元禄11年(1698年)領内の農民の救済作として、当時の領主種子島久基が琉球国王尚貞より甘藷一篭を譲り受け、家老西村時乗に命じ領民に栽培させた。これが九州、本州にさらに伝わっていく。
佐藤信淵は薩摩藩重臣にあてた『薩摩経緯記』の中で種子島の島民気質を喜界島、屋久島の住民と同様に「豊かになろうと心がける気持ちが弱く、産業に励む者は希」と評価した[2]。
現代
編集東側に海以外が無いという特徴から、東向きに打ち上げる人工衛星に有利なため種子島宇宙センターを中心とする宇宙開発の関連の施設が多く建てられ、日本における宇宙開発の一翼を担っている。最近では多くのサーファーが移住し、マリンスポーツ等も盛んに行われている。戦前より県内外からの移住者が多く、その出身元も多様である。島の内陸部にある十六番や二十番という地名は、開拓番号がそのまま集落名になったものである。
地勢
編集この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- 面積444.30 km2(国土地理院データによる[3])
- 人口29,282人
- 人口の大半は各市町の市街地に集中しており、特に西之表市は市街地のある西海岸側と、反対の東海岸側との人口差が大きい。
- 南北57.2 km・東西5 - 12 km・海岸線延長186 km・最高点282.4 m(回峯)
- 地下に極小規模の油田がある。採算性はない。
- 古来から砂鉄の産出に恵まれていた。
- 島ほぼ全域が農業・水産業に適している事から食料自給率(カロリーベース)が大変高く、1市2町全てで100 %を越えている。特に中種子町は832 %(県内1位・2005年)と、群を抜いて高い[4]。
小島・岩礁
編集国土地理院地図(抄)。陸繋した浜辺や海礁上の小岩、無名の岩を除く。
気候
編集- 年間平均気温19 ℃・最高気温33 ℃前後・最低気温1 ℃前後・年間降水量2,000 - 2,500 mm
- 冬季の日照時間は短い。冬の平均気温も12℃前後と温暖で、冬型になっても気温が高いので雨となることが多く、雪が降ることは非常に稀である。
- 夏 - 秋季にかけては台風の影響をとても受けやすい所である。
種子島特別地域気象観測所(西之表市西之表、標高25m)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 24.4 (75.9) |
25.6 (78.1) |
26.9 (80.4) |
28.1 (82.6) |
30.6 (87.1) |
32.7 (90.9) |
34.9 (94.8) |
35.9 (96.6) |
34.1 (93.4) |
31.3 (88.3) |
28.8 (83.8) |
27.2 (81) |
35.9 (96.6) |
平均最高気温 °C (°F) | 14.2 (57.6) |
15.2 (59.4) |
17.6 (63.7) |
21.0 (69.8) |
24.1 (75.4) |
26.8 (80.2) |
30.4 (86.7) |
31.0 (87.8) |
29.1 (84.4) |
25.1 (77.2) |
21.1 (70) |
16.7 (62.1) |
22.7 (72.9) |
日平均気温 °C (°F) | 11.7 (53.1) |
12.3 (54.1) |
14.5 (58.1) |
17.8 (64) |
21.2 (70.2) |
24.0 (75.2) |
27.5 (81.5) |
28.1 (82.6) |
26.2 (79.2) |
22.3 (72.1) |
18.1 (64.6) |
13.8 (56.8) |
19.8 (67.6) |
平均最低気温 °C (°F) | 8.5 (47.3) |
9.0 (48.2) |
11.1 (52) |
14.5 (58.1) |
18.1 (64.6) |
21.3 (70.3) |
25.1 (77.2) |
25.7 (78.3) |
23.6 (74.5) |
19.5 (67.1) |
14.9 (58.8) |
10.5 (50.9) |
16.8 (62.2) |
最低気温記録 °C (°F) | 0.0 (32) |
−0.6 (30.9) |
2.1 (35.8) |
4.5 (40.1) |
10.0 (50) |
15.2 (59.4) |
17.5 (63.5) |
20.6 (69.1) |
14.9 (58.8) |
10.3 (50.5) |
4.5 (40.1) |
2.6 (36.7) |
−0.6 (30.9) |
降水量 mm (inch) | 96.5 (3.799) |
122.5 (4.823) |
160.4 (6.315) |
198.0 (7.795) |
233.3 (9.185) |
556.4 (21.906) |
261.7 (10.303) |
188.7 (7.429) |
293.2 (11.543) |
194.5 (7.657) |
134.8 (5.307) |
92.7 (3.65) |
2,532.5 (99.705) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 11.3 | 11.5 | 14.0 | 12.3 | 12.3 | 18.3 | 10.7 | 12.4 | 12.5 | 10.3 | 10.1 | 10.0 | 145.8 |
% 湿度 | 65 | 66 | 69 | 71 | 76 | 84 | 83 | 81 | 79 | 73 | 69 | 65 | 73 |
平均月間日照時間 | 107.1 | 114.9 | 140.1 | 163.1 | 158.5 | 114.7 | 222.7 | 222.8 | 166.6 | 157.9 | 129.7 | 119.4 | 1,822 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1948年-現在)[5][6] |
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出典:気象庁[7] |
自治体
編集種子島を構成する1市2町は揃って、1986年(昭和61年)10月18日に大阪府堺市と友好都市提携を結んだ。いわゆる「鉄砲つながり」で、「堺まつり」、「種子島鉄砲まつり」に相互参加している。
行政機関
編集国の機関
編集- 法務省関係
- 財務省関係
- 種子島税務署(西之表市)
- 厚生労働省関係
- 農林水産省関係
- 国土交通省関係
- 大阪航空局種子島空港出張所(中種子町)
- 福岡航空測候所種子島空港出張所(中種子町)
- 裁判所
- 種子島簡易裁判所(西之表市)
独立行政法人
編集- 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (JAXA)
- 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
- 九州沖縄農業研究センター種子島研究拠点(西之表市)
- 種苗管理センター鹿児島農場(中種子町)
県の機関
編集- 熊毛支庁(西之表市)
- 西之表保健所(西之表市)
- 熊毛教育事務所(西之表市)
- 鹿児島県農業試験場熊毛支場(西之表市)
- 西之表農業改良普及所(西之表市)
- 鹿児島中央家畜保健衛生所熊毛支所(中種子町)
- 種子島警察署(西之表市)
市町の機関
編集- 西之表市役所
- 中種子町役場
- 南種子町役場
- 熊毛地区消防組合
- 西之表消防署
- 中種子分遣所
- 南種子分遣所
郵便局
編集- 古田郵便局(西之表市)
- 中種子郵便局(中種子町)
- 無集配局 --- 西之表市4局・中種子町3局・南種子町5局
- 簡易郵便局 --- 西之表市6局・中種子町4局・南種子町3局
学校
編集西之表市
編集- 小学校
- 西之表市立榕城小学校
- 西之表市立上西小学校
- 西之表市立下西小学校
- 西之表市立国上小学校
- 西之表市立伊関小学校
- 西之表市立安納小学校
- 西之表市立現和小学校
- 西之表市立安城小学校
- 西之表市立立山小学校
- 西之表市立古田小学校
- 西之表市立住吉小学校
- 西之表市立鴻峰小学校(休校)
- 西之表市立馬毛島小中学校(廃校)
- 中学校
- 西之表市立種子島中学校
- 西之表市立榕城中学校(種子島中学校へ統合)
- 西之表市立国上中学校(種子島中学校へ統合)
- 西之表市立現和中学校(種子島中学校へ統合)
- 西之表市立安城中学校(種子島中学校へ統合)
- 西之表市立古田中学校(種子島中学校へ統合)
- 西之表市立住吉中学校(種子島中学校へ統合)
- 西之表市立種子島中学校
- 高等学校
- 各種学校
- その他学校
- 多禰嶋システム工科学院
中種子町
編集- 小学校
- 中種子町立星原小学校
- 中種子町立納官小学校
- 中種子町立増田小学校
- 中種子町立野間小学校
- 中種子町立油久小学校
- 中種子町立南界小学校
- 中種子町立岩岡小学校
- 中学校
- 中種子町立中種子中学校
- 中種子町立野間中学校(中種子中学校へ統合)
- 中種子町立星原中学校(中種子中学校へ統合)
- 中種子町立増田中学校(中種子中学校へ統合)
- 中種子町立南界中学校(中種子中学校へ統合)
- 中種子町立中種子中学校
- 養護学校
- 鹿児島県立中種子養護学校
- 高等学校
- 大学
- 玉川大学学術研究所種子島施設
- その他学校
- 熊毛姶良自動車学校
南種子町
編集- 小学校
- 南種子町立中平小学校
- 南種子町立茎南小学校
- 南種子町立西野小学校
- 南種子町立大川小学校
- 南種子町立島間小学校
- 南種子町立平山小学校
- 南種子町立花峰小学校
- 南種子町立長谷小学校
- 中学校
- 南種子町立南種子中学校
- 南種子町立中平中学校(南種子中学校へ統合)
- 南種子町立島間中学校(南種子中学校へ統合)
- 南種子町立茎南中学校(南種子中学校へ統合)
- 南種子町立西野中学校(南種子中学校へ統合)
- 南種子町立平山中学校(南種子中学校へ統合)
- 南種子町立南種子中学校
交通
編集種子島 - 鹿児島間には高速船、フェリー、航空機がそれぞれ運航され、1日あたりの総輸送人員は片道約3,000人に及ぶ。
航路の詳細や運航時刻などは、各社の項目または公式サイトなどを参照。
海港
編集航路
編集大きく分けて客船航路は、西之表市の西之表港区、南種子町の島間港区の2港に分けられる。
- 主に鹿児島航路トッピー、ロケット、プリンセスわかさ、はいびすかす(早朝5時 - 10時、屋久島宮之浦港を往復した後、11時頃 - 22時、鹿児島谷山港区を往復)、新種子島丸、新さつまが使用
- 島間港 - 主に産業港として。
- 主に屋久島・宮之浦行きのフェリー太陽が使用。
鹿児島への航路はいわさきグループ(鹿児島商船など)および市丸グループ(コスモライン)、共同フェリー運輸(ただし貨物船でドライバー11名のみ)が就航しており、屋久島への航路は両グループに加え屋久島町が就航している。高速船については前記2社が競合していたが、2009年10月から一部の便において両グループの共同運航(コードシェア)が開始[8]されたのち、2012年4月からは両グループの共同運航会社である種子屋久高速船に全便が移管された。
- 高速船
ボーイング929(ジェットフォイル)による運航。
- トッピー & ロケット(種子屋久高速船)
- 種子島 - 屋久島・指宿・鹿児島
- 2012年3月31日までは、鹿児島商船の「トッピー」および、コスモライン「ロケット」(2005年7月29日就航)がそれぞれ運航され競合していた。
- フェリー
- 貨物フェリー
- 共同フェリー運輸(共同運輸・小倉運輸)
-
ジェットフォイル「トッピー」(M)
-
ジェットフォイル「ロケット」(M)
-
フェリー「プリンセスわかさ」(KW)
-
フェリー「はいびすかす」(M)
-
屋久島町営船「フェリー太陽」(M)
-
共同フェリー「新さつま」(kw)
-
共同フェリー「新種子島丸」(kw)
- 【凡例】(M) : 屋久島・宮之浦港、(K) : 鹿児島港、(KW) : 鹿児島湾内
かつて運航されていた主な航路
編集- フェリー出島(九州商船)※2004年12月11日撤退
- 種子島 - 鹿児島
航空
編集屋久島空港との間に日本内外航空による定期便が運航(1977年=昭和52年10月1日開設)されていたが、1983年(昭和58年)4月1日に運休された。同年6月24日から同路線を引き継ぐ形で公共施設地図航空によるチャーター便が運航開始されたが、1986年(昭和61年)3月10日に運休、同年5月22日から、日本産業航空(後の朝日航空)によるチャーター便が運航開始されたが、1990年(平成2年)3月10日に運休、翌年1991年(平成3年)3月10日に廃止、その後も日本コンチネンタル空輸などによるチャーター便が運航されたが、やがて運休・廃止となった。定期便のほか、不定期でフジドリームエアラインズによる国内線チャーター便が、旅行代理店主催のツアー向けに運航されている[9][10]。
バス
編集長年にわたりいわさきグループ(種子島交通→2004年合併により種子島・屋久島交通)が島内の路線バスを運行していたが、2009年に撤退し、以後は島内の貸切バス運行や、コミュニティバスの受託運行を行っている。
2004年からは大和バスが、一般路線バスと種子島空港への空港連絡バスを運行してきたが、2020年にバス事業を有限会社和人組へ譲渡、同社バス事業部が一般路線バスと空港連絡バスを運行している。
後述のコミュニティバスを含め日曜・祝日は全便運休となる。従って日曜と祝日は種子島全域でバスが運行されない。
コミュニティバス
編集3市町ともそれぞれ独自のコミュニティバスを運行している。
- 西之表市
- 中種子町
- 中種子町コミュニティバス - 有限会社和人組(南種子営業所)が運行受託[12]
- 中種子町乗合タクシー[12]
- 南種子町
- 南種子町コミュニティバス - 自家用有償旅客運送(南種子中学校スクールバスの空き時間に運行)[13]
道路
編集国道
編集県道
編集- 鹿児島県道75号 西之表南種子線(旧県道225号・226号(一部区間除く)・228号線(一部区間除く))[14]
- 鹿児島県道76号 野間十三番西之表線(旧県道224号線)[14]
- 鹿児島県道581号 伊関国上西之表港線
- 鹿児島県道583号 新種子島空港線
- 鹿児島県道586号 茎永上中線
- 鹿児島県道588号 野間島間港線(旧県道229号線)[14]
- 鹿児島県道589号 種子島空港線
- 鹿児島県道591号 国上安納線
- 近年改良が進み、比較的走りやすくなった。特に県道76号は拡張・直線化が進み、国道の補完道路としての役割が大きい。
産業
編集鉄の製錬と鍛冶製品の生産が古くから行われてきた。その技術はポルトガル伝来の鉄砲の生産に引き継がれ、その時代が過ぎると鋏や包丁などの日用品、そして農具の生産へと移っていった。鍛冶製品の中でも、鋏(種子鋏)は切れ味、耐久性、デザインなどに優れ、全国的にもその名が行き渡っていたが、後継者がおらず衰退している[15]。
観光
編集- お祭り
- ロケット祭り(南種子町)8月
- よいらーいき祭り(中種子町)8月
- 種子島鉄砲まつり(西之表市)8月
- 農林漁業祭(中種子町)11月
- 文化施設
- 宇宙科学技術館
- 種子島開発総合センター(鉄砲館)
- 中種子町立 歴史民俗資料館
- 南種子町郷土館
- たねがしま赤米館
- 米国商船カシミヤ号の遭難救助記念碑
- 神社仏閣
- 宝満神社
- 熊野神社
- 自然
- 温泉
- 種子島温泉
- 河内温泉(南種子町)
- 平山(農業従事者)温泉(南種子町)
- 鉄砲伝来関連
- 鉄砲伝来紀功碑 - 島の最南端にある門倉岬に建てられた記念碑。岬下の小浦(前之浜)にポルトガル人が来航。
- 種子島時堯銅像 - 時堯の城があった榕城中学校(廃校)横に建立。
- 赤尾木湾 - 現・西之表港。時尭の指示で漂着船が前之浜から引き船され、ポルトガル人らは約半年滞在した。
- 八板金兵衛清定銅像 - 西之表市池田
- 若狭 (八板清定女)の墓 - 西之表市田屋敷
- 種子島鉄砲鍛冶屋敷跡 - 西之表市東町。金兵衛が住んでいた黒山尻と呼ばれた地域。玉川沿いに最盛期には60軒の鍛冶屋があった。
- 篠川小四郎秀重屋敷跡 - 時尭から火薬研究を命じられた家臣・篠川の屋敷跡地。西之表市松畠。
- 種子島開発総合センター(鉄砲館)- 国内外の旧式銃約100丁展示
出身者
編集財界
編集学術
編集- 柳田理科雄 - 作家。南種子町出身
芸術
編集運動
編集- 光法賢一 - 大相撲元幕内、南種子町出身
- 常の山勝正 - 大相撲元幕内、西之表市出身
- 山口輝行 - プロサーファー、西之表市出身
- 若嶋津六夫 - 大相撲元大関、現12代二所ノ関親方、中種子町出身
- 若隼人幸治 - 大相撲元十両、中種子町出身
- 西ノ海嘉治郎 (2代) - 大相撲第25代横綱、西之表市出身
- 島津海空 - 大相撲現役力士、西之表市出身
芸能
編集- 降本孟 - 漫画家、中種子町出身
- 林家種平 - 落語家
- 小倉さやか - モデル事務所経営者[16](元レースクイーン、イベントコンパニオン)
- TKS - ラッパー、DRAMATIC MC'Sメンバー
- 上原美優 - タレント
その他
編集縁のある人物
編集その他
編集島名の読み方
編集- 種子島は「種子」の二文字で「たね」と読み、「が」は漢字表記上は記載しない。そのため、仮名を振る場合、「が」は子と島の間に置く。
地上波放送
編集- 種子島のテレビ放送開始は比較的早く、1957年(昭和32年)には既に南種子中継局が建てられている。だが、当初は島内全ての地域が良好に受信出来た訳ではなく、特に西之表市の東海岸側は受信が困難であった。その後、西之表市に種子島中継局が建てられると、島内の視聴環境は飛躍的に改善した。
通信
編集- 固定電話
- 西日本電信電話(NTT西日本)
- 市外局番・0997(鹿児島地区および県内各離島への通話は、特例により隣接扱い)
- 島外および携帯電話で種子島地方の気象情報等を聞く際には、市外局番は0997ではなく09972となる。
- 携帯電話
- インターネット
種子島が登場する作品
編集アニメ
編集マンガ
編集ゲーム
編集- ROBOTICS;NOTES (2012年)
- vivid/stasis (2023年)
関連文献
編集- 司馬遼太郎『熊野・古座街道・種子島みち』街道をゆく8.
小説
編集- 阿刀田高 『リスボアを見た女』
その他
編集- 心身症の犬 (1985年 日本テレビ 火曜サスペンス)
- こっちこい!UFO (1989年 TBS火曜ワイド劇場)
- 密愛のリゾート・種子島(1992年 フジテレビ系旅情サスペンス)
脚注
編集注釈
編集- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(17.7),1982(19.8)」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(20.8),1982(22.5)」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(33),1982(31.4)」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(7.8),1982(6.2)」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(14.9),1982(17.3)」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(-0.6),1982(0.9)」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(26.2),1982(26.5)」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1950(<0℃(最低)1.25℃(最低)10,<0℃(最高)0,≧25℃(最高)90,≧30℃(最高)24,≧35℃(最高)0|),1982(<0℃(最低)0.25℃(最低)22,<0℃(最高)0,≧25℃(最高)137,≧30℃(最高)27,≧35℃(最高))0」
- ^ 以下の数値は資料不足値の為未記載「1982(74),2008(71)」
- ^ ジェイエアの機材・乗務員による運航。
- ^ かつては大阪(伊丹空港)との定期便(昭和50年2月開設)があったが、現在は夏期及び冬期の季節運航となっている。
- ^ 日本エアコミューターの機材・乗務員による運航。
出典
編集- ^ 国立天文台編 平成19年 理科年表 p.565 ISBN 4621077635
- ^ 佐藤宏之 著 中塚武 監修「第二章 近世種子島の気候変動と地域社会」『気候変動から読み直す日本史6 近世の列島を俯瞰する』p53 2020年11月30日 臨川書店 全国書誌番号:23471480
- ^ “島面積” (PDF). 国土地理院. 2017年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月23日閲覧。
- ^ 「食料自給率、中種子832% 05年度鹿児島県内」『南日本新聞』 2008年1月1日朝刊。南日本新聞による独自集計である。第1部1面に調査方法が、第3部6面に鹿児島県内各市町村の食料自給率が掲載されている。
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “過去の気象データ”. 気象庁. 2023年1月2日閲覧。
- ^ “鹿児島-種子島高速船 岩崎と市丸一部共同運航へ : 南日本新聞エリアニュース” (2009年8月28日). 2013年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月20日閲覧。
- ^ “【FDA】 国内チャーター便運航のお知らせ 隠岐/種子島/花巻/青森 (フジドリームエアラインズ)”. 徳島阿波おどり空港. 徳島空港利用促進協議会. 2019年3月23日閲覧。
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関連項目
編集外部リンク
編集- 種子島観光協会
- 種子島鉄砲館(種子島開発総合センター) (tanegashima.gun.museum) - Facebook