福上湖

日本の沖縄県国頭郡東村にある人造湖

福上湖(ふくがみこ)は、沖縄島北部の沖縄県東村に位置する人造湖であり、1974年(昭和49年)に完成した福地ダムの貯水池である。福地ダム湖とも呼ばれる。

福上湖
福上湖
所在地 日本の旗 日本
沖縄県東村
位置 北緯26度39分00秒 東経128度12分15秒 / 北緯26.65000度 東経128.20417度 / 26.65000; 128.20417座標: 北緯26度39分00秒 東経128度12分15秒 / 北緯26.65000度 東経128.20417度 / 26.65000; 128.20417
面積 2.54 km2
貯水量 0.055 km3
水面の標高 83.5 m
成因 人造湖
淡水・汽水 淡水
湖沼型 貧-中栄養湖
プロジェクト 地形
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ダム堰堤より

概要

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福地川を堰き止めることによってつくられた東西約6キロメートルにおよぶ沖縄県内最大の人造湖であり、沖縄島において最も重要な水がめの一つとなっている。ダム建設以前は福地川の支流であったサーマタガー、大泊川、サンヌマタガー、ハラマタガー、エーラマタガーなどの河川が流入するほか、導水路トンネルを通して安波ダムおよび新川ダムからの水も流入する。

表層部の水温は夏季において31から33℃、冬季において12から18℃であり、湖底付近では夏冬とも15から17℃である。但し貯水量の変動によって水温も変動する。

生物

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メダカタウナギマルタニシサカモトサワガニアラモトサワガニなどに加え、日本の国の天然記念物に指定されたリュウキュウヤマガメ、沖縄県の天然記念物に指定されたイボイモリナミエガエルホルストガエルクロイワトカゲモドキが生息する。また、カイツブリオシドリミサゴなどの鳥類も確認されている。1991年(平成3年)からリュウキュウアユの放流が始まり、湖内に定着させることに成功している。

湖の北側はリュウキュウアオキスダジイの森となっており、南側はパイナップル畑が広がっている。

参考文献

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  • 内閣府沖縄総合事務局 『沖縄地方ダム管理フォローアップ定期報告書 福地ダム』 2005年

関連項目

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