汐美真帆
汐美 真帆(しおみ まほ、1973年10月20日 - )は、元宝塚歌劇団の男役で現在はヨガ指導者。
しおみ まほ 汐美 真帆 | |
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本名 | 青木 洋子(あおき ようこ) |
生年月日 | 1973年10月20日(51歳) |
出生地 | 日本・兵庫県宝塚市 |
国籍 | 日本 |
身長 | 169cm |
血液型 | A型 |
職業 | ヨガ指導者・舞台女優 |
ジャンル | 宝塚歌劇・ミュージカル |
活動期間 | 1991年 - 2004年、2008年 - |
活動内容 |
1991年:宝塚歌劇団入団 1992年:雪組に配属 1998年:月組に異動 2003年:星組に異動 2004年:宝塚歌劇団退団 2008年:日本での活動を再開 |
配偶者 | 有 |
著名な家族 | 従姉:夢大輝(宝塚歌劇団81期生) |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
宝塚市出身、出身校は小林聖心女子学院(中等部)、身長169センチ、血液型A型。宝塚歌劇団時代の愛称ケロ。元星組・宙組男役スターの夢大輝は従姉妹にあたる。
来歴・人物
編集中学生の頃から通い始めた宝塚受験サポートスタジオで、同じ学校の高等部の先輩・朝宮真由、入団後汐美と同じ組に配属され、後に星組トップスターとなる安蘭けいと知り合う。この2人とともに汐美も1989年に宝塚音楽学校に合格。3人は同期となる。
1991年、第77期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は40人中22番[1]。同期生に春野寿美礼(元花組トップスター)、朝海ひかる(元雪組トップスター)、安蘭けい(元星組トップスター)、花總まり(元宙組トップ娘役)、成瀬こうき(元専科男役スター)などがいる。「ベルサイユのばら〜オスカル編〜」で初舞台。1992年1月13日[1]付けで雪組に配属。
1998年11月2日付けで月組へ組替え。この時期には、自身の他に大空祐飛(後に宙組トップ)、霧矢大夢(後に月組トップ)、大和悠河(後に宙組トップ)の4人でグループとして扱われることが多く(通称:シューマッハ)、当時のトップスターであった真琴つばさとともにテレビ出演などもしていた。
2001年、バウホール公演「血と砂」で、大空祐飛とW主演を果たす。
2003年2月21日付けで星組へ組替え。芝居やショーで舞台を盛り上げ人気を博したが、2004年12月26日[1]、「花舞う長安/ロマンチカ宝塚 04 -ドルチェヴィータ!-」の東京公演千秋楽を最後に宝塚歌劇団を退団。退団の際には、自身初のディナーショー『Good Bye,Good Guy,Good Fellow』を開催した。
退団後渡米し、2年間ニューヨークで語学・ダンス・歌・メーク、そしてヨガなどの勉強に専念し、2007年に、目白椿の坂スタジオでヨガ講座の指導者となる。
エピソード
編集幼いころから宝塚歌劇に親しみ、小学校4年生から宝塚コドモアテネを利用。後に汐美同様雪組に配属され、下級生時代を共に過ごす彩吹真央と知り合う。彩吹は「(汐美さんは)当時からの幼馴染であり、一緒に観劇したり出待ちをしたりする関係であった」と、「宝塚GRAPH」の「波瀾爆笑!わが人生」の中で告白している。
芸名の"汐美真帆"は、「美しい海原を帆船がまっすぐに進むように」の意で、父親が考案した[4]。ペルシアを起源とする太陽神ミトラの恵みという意味の"みとら恵(けい)"という芸名も候補に挙がっていた[4]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
編集雪組時代
編集- 1992年3月、『この恋は雲の涯まで』
- 1992年10月、『忠臣蔵 -花に散り、雪に散り-』新人公演:不破数右衛門/読売卯之助(本役:和央ようか)
- 1994年4月、『ライト&シャドウ』(ドラマシティ)フレッド
- 1994年5月、『風と共に去りぬ』新人公演:北軍伍長(本役:葛城七穂)
- 1994年11月、『雪之丞変化/サジタリウス』新人公演:門倉平馬(本役:葛城七穂)
- 1995年5月、『JFK/バロック千一夜』新人公演:ロバート・ケネディ(本役:高嶺ふぶき)
- 1995年9月、『大上海』(バウ)江上
- 1995年11月、『あかねさす紫の花/マ・ベル・エトワール』矢坂部連倉目、新人公演:中臣鎌足(本役:香寿たつき)
- 1996年2月、『エリザベート -愛と死の輪舞-』新人公演:フランツ・ヨーゼフ(本役:高嶺ふぶき)
- 1996年4月、『アリスの招待状』(バウ)シスターJ
- 1996年8月、『虹のナターシャ/La Jeunesse!』新人公演:呉竹公弥(本役:萬あきら)
- 1996年10月、『アナジ』(バウ・東京特別)隼人
- 1997年3月、『仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ』ラフォン、新人公演:ダンスニー男爵(本役:轟悠)
- 1997年5月、『晴れた日に永遠が見える』(東京特別・名古屋特別)ウォレン・スミス
- 1997年9月、『真夜中のゴースト/レ・シェルバン』スティーブ、新人公演:エリック(本役:和央ようか)
- 1997年12月、『春櫻賦/LET'S JAZZ -踊る五線譜-』美濃
- 1998年2月、『ICARUS -追憶の薔薇を求めて-』(バウ)作家
- 1998年6月、『心中・恋の大和路』(バウ)丹波屋八右衛門
- 1998年8月、『浅茅が宿 -秋成幻想-/ラヴィール』保重
- 1998年10月、『凍てついた明日 -ボニー&クライド-』(バウ)レイモンド・ハミルトン
月組時代
編集- 1999年1月、『黒い瞳/ル・ボレロ・ルージュ』マクリームイチ伍長 *東宝のみ
- 1999年3月、『うたかたの恋/ミリオン・ドリームズ』(全国ツアー)ジャン・サルヴァドル大公
- 1999年5月、『螺旋のオルフェ/ノバ・ボサ・ノバ』ベルジェス
- 1999年7月、『ブエノスアイレスの風』(神戸国際会館・東京特別)ビセンテ
- 1999年10月、『夢幻花絵巻/ブラボー!タカラヅカ』(北京・上海)
- 1999年11月、『うたかたの恋/ミリオン・ドリームズ』(全国ツアー)ジャン・サルヴァドル大公
- 2000年2月、『LUNA-月の伝言-/BLUE・MOON・BLUE -月明かりの赤い花-』ジュード
- 2000年8月、『LUNA-月の伝言-/BLUE・MOON・BLUE -月明かりの赤い花-』(博多座)ジュード
- 2000年9月、『ゼンダ城の虜/ジャズマニア』ミカエル大公
- 2001年1月、『いますみれの花咲く/愛のソナタ』ユーリ
- 2001年3月、『Practical Joke(ワルフザゲ)ってことにしといてくれよ』(ドラマシティ・東京特別)ピエール
- 2001年5月、『愛のソナタ/ESP!!』ユーリ
- 2001年8月、『大海賊/ジャズマニア』ドクター
- 2001年10月、『血と砂』(バウ・東京特別)ファン・ガルラード *W主演
- 2002年1月、『ガイズ&ドールズ』ビッグ・ジュール
- 2002年6月、『サラン・愛/ジャズマニア』(全国ツアー)阿敏
- 2002年8月、『長い春の果てに/With a song in my heart -君が歌、わが心に深く-』ジャン
- 2003年2月、『長い春の果てに/With a song in my heart』(中日)ジャン
星組時代
編集- 2003年4月、『蝶・恋 -燃えつきるとも-/サザンクロス・レビュー』(全国ツアー)維仲
- 2003年7月、『王家に捧ぐ歌』ウバルド
- 2003年12月、『巌流 -散りゆきし花の舞-』(バウ・東京特別)宮本武蔵
- 2004年2月、『1914 愛/タカラヅカ絢爛』ポール・ギョーム
- 2004年8月、『花舞う長安 -玄宗と楊貴妃-/ロマンチカ宝塚 04 -ドルチェヴィータ!-』(博多座)陳玄礼
- 2004年10月、『花舞う長安 -玄宗と楊貴妃-/ロマンチカ宝塚 04 -ドルチェヴィータ!-』陳玄礼 *退団公演
- 2004年11月、汐美真帆ディナーショー『Good Bye,Good Guy,Good Fellow』
宝塚歌劇団退団後の主な出演
編集舞台
編集- RENT(2008年・2010年)
- ラディアント・ベイビー〜キース
- ヘリングの生涯(2016年)
- コオロギからの手紙(2022年)
- 居酒屋「夢の郷」殺人事件2022春 ~勝者の書いた歴史は真実か?~(2022年3月)- 明智小桜役
- 居酒屋「夢の郷」2022ファイナル いつかまた逢える ~さらば…夢の郷~(2022年6月)- 汐美真帆役
ラジオ
編集- You Gotチャンネルα 水曜日・金曜日(FM西東京 2019年10月23日~2020年12月25日)
脚注
編集- ^ a b c 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』小林公一・監修、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、103頁。ISBN 9784484146010
- ^ “結婚報告”. 汐見真帆のお散歩日記. ameba blog (2018年10月20日). 2019年8月22日閲覧。 “わたくし汐美真帆は 2018年9月13日に入籍させて頂きました”
- ^ 咲田真菜 (2019年6月6日). “【インタビューVol.3】汐美真帆インタビュー X-QUESTを愛してる!この思いがお客様に伝われば”. オフィスライティクト. 2019年8月22日閲覧。
- ^ a b c “The name of タカラジェンヌ 星組 汐美真帆;みとら恵だったかもしれない…”. ENAK SUMiRE STYLE (産経新聞). (2003年4月22日) 2017年1月26日閲覧。
関連項目
編集- 兵庫県出身の人物一覧
- 杜けあき(汐美入団時の雪組トップスター。在団年:1979年 - 1993年)