成瀬こうき
来歴・人物
編集外科医の父のもと出生。東洋英和女学院高等部在学中宝塚歌劇に出会い、入団を決意。同高等部卒業時、武蔵野音楽大学進学が決まっていたが宝塚音楽学校受験・合格・入学。 入学時成績2番。 1991年、宝塚歌劇団に第77期生として入団。入団時の成績は40人中4番[1]。1991年3月28日、月組公演『ベルサイユのばら -オスカル編-』にて初舞台を踏み、翌1992年1月13日[1]に月組に配属。同期生に安蘭けい、春野寿美礼、朝海ひかる、花總まりなど。
1994年、最下級生で、ロンドン公演に参加。
1995年、『ハードボイルド・エッグ』の新人公演で初主演を果たす。
1997年、『ワン・モア・タイム』でバウホール公演初主演。
1998年、雪組へ組替え。『The Wonbor Three』では、安蘭、朝海と同期三人で主演を務める。
2001年、専科へ組替え。同年9月、世田谷パブリックシアター「DANCE GATHER Ing」へ外部出演。
2002年9月23日[1]、『追憶のバルセロナ/ON THE 5th』で宝塚歌劇団を退団。
2004年、充電期間を経て、女優として活動再開。
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
編集月組時代
編集- 1992年7月、『PUCK』新人公演:ダニー(本役:久世星佳)/『メモリーズ・オブ・ユー -懐かしき時代・美しき人々-』
- 1992年9月、『高照らす日の皇子』(バウ・東京特別)藤原忍国
- 1993年4月、『グランドホテル』新人公演:フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵(本役:久世星佳)/『BROADWAY BOYS』
- 1994年1月、『風と共に去りぬ』新人公演:ジョージ(本役:越はるき)
- 1994年7月、『花扇抄』/『扉のこちら』/『ミリオン・ドリームズ』(ロンドン公演)
- 1994年8月、『WANTED』(バウ・東京特別・名古屋特別)イリア
- 1994年11月、『エールの残照』サティ軍曹/『TAKARAZUKA・オーレ』(東京宝塚劇場)
- 1994年12月、『ローン・ウルフ』(バウ・東京特別)フィリップ・ワトソン
- 1995年3月、『Beautiful Tomorrow!』(バウ)
- 1995年4月、『結末のかなた』(バウ)ルージェール伯爵 アルセーヌ・ルパン
- 1995年6月、『ハードボイルドエッグ』新人公演:アレックス(本役:天海祐希)/『EXOTICA!』(東京宝塚劇場) *新人公演初主演
- 1995年8月、『ME AND MY GIRL』新人公演:ウィリアムス・スナイブスン(本役:天海祐希) *新人公演主演[2]
- 1996年1月、『訪問者』(バウ・東京特別・)政吉/マルセル(2役)
- 1996年3月、『CAN-CAN』新人公演:ヴィクトール・ジュサック(本役:真琴つばさ)/『マンハッタン不夜城 -王様の休日-』
- 1996年9月、『チェーザレ・ボルジア -野望の軌跡-』ホフレ、新人公演:チェーザレ・ボルジア(本役:久世星佳)/『プレスティージュ』 *新人公演主演
- 1996年12月、『バロンの末裔』新人公演:エドワード/ロレンス(2役)(本役:久世星佳)/『グランド・ベル・フォリー』 *新人公演主演
- 1997年6月、『EL DORADO』カシム
- 1997年9月、『チェーザレ・ボルジア -野望の軌跡-』ルイ12世/『プレスティージュ』(全国ツアー)
- 1997年12月、『ワン・モア・タイム! -グッバイ・ペパーミントナイト! part II-』(バウ)ロードバット *バウホール初主演
- 1998年2月、『WEST SIDE STORY』アクション
- 1998年8月、『ブエノスアイレスの風』(ドラマシティ・東京特別)ビセンテ
- 1998年9月、『黒い瞳』ザルーピン/『ル・ボレロ・ルージュ』(大劇場)
雪組時代
編集- 1998年11月、『浅茅が宿 -秋成幻想-』保重/『ラヴィール』(東京)
- 1999年2月、『浅茅が宿 -秋成幻想-』数馬/『ラヴィール』(中日)
- 1999年4月、『再会』アンドレ/『ノバ・ボサ・ノバ -盗まれたカルナバル-』マール[3]/メール夫人[4](2役)
- 1999年6月、『The Wonder Three』(バウ)バウホール主演
- 1999年9月、『SAY IT AGAIN』(バウ)ピエール・ヴァレンタイン *バウホール主演
- 1999年11月、『バッカスと呼ばれた男』アンギャン公爵/『華麗なる千拍子'99』
- 2000年4月、『バッカスと呼ばれた男』アンギャン公爵/『華麗なる千拍子』(全国ツアー)
- 2000年6月、『デパートメント・ストア』/『凱旋門』マルクス、役替わり:ヴェーベル(本役:汐風幸)
- 2001年2月、『猛き黄金の国 -士魂商才!岩崎彌太郎の青春-』三野村利左衛門/『パッサージュ -硝子の空の記憶-』
- 2001年8月、『凱旋門』マルクス/『パッサージュ -硝子の空の記憶-』(博多座)
専科時代
編集- 2001年11月、『カステル・ミラージュ -消えない蜃気楼-』フランク/『ダンシング・スピリット!』
- 2002年5月、『追憶のバルセロナ』アントニオ・ヒメネス/『ON THE 5th -ヴィレッジからハーレムまで-』 *退団公演
宝塚歌劇団退団後の主な出演
編集コンサート/ライブ/ディナーショー/イベント
編集- 2004年8月 「オペラシティミュージカル」トークショー
- 2005年2月 「ブロードウェイガラコンサート」
- 2005年11月 「入江薫コンサート」に出演
- 2005年7月 ディナーショー「Etrangers〜」(明治記念館)
- 2006年1月21日~29日 「エリザベート10周年ガラコンサート」(東京芸術劇場中ホール)
- 2006年2月10日~14日 「エリザベート10周年ガラコンサート(梅田芸術劇場メインホール)
- 2006年9月 ライブ「4 you」
- 2016年9月23日 「麗人REIJIN Season2 "Festa"」CD発売コンサート(赤坂ACTシアター)
- 2016年12月4日 「Duo LIVE!!」(LIVE cafe HAYASE)
- 2017年1月22日 「VIVA TAKARAZUKA~トークライブ」(LIVE cafe HAYASE)
- 2017年7月13日 「L'Âge d'Orde la Chanson ~シャンソンの黄金時代2017~」(ヤマハホール)
- 2017年8月11日 「TAKARAZUKA SKY STAGE開局15周年記念」番組公開収録(KITTE1階アトリウム)
- 2017年8月28日 「NARU・SHIOのカフェトークライブ~春野寿美礼・朝海ひかるを迎えて~」(三越劇場)
- 2017年10月9日 「グリーンリボンランニングフェスティバル」(駒沢オリンピック公園陸上競技場)
- 2017年10月21日「第31回 るたん・フェスティバル~シャンソンの祭典~」(ヤクルトホール)
- 2017年12月11日「成瀬こうきトーク&ライブ」(浜離宮パークサイドプレイスブルームード)
- 2018年5月1日 「2018 レジェンドたちのシャンソン」(ヤマハホール)
- 2018年8月24~25日「TODOS DEL Tango VERANO 2018タンゴのすべて」(日本青年館ホール)
- 2018年12月26日「珠玉の名曲をあなたとともに」(ヤマハホール)
- 2018年12月28日「名曲をあなたとともに」(ヤマハホール)
- 2019年2月23日 ライブ「Buddy~友情~」(GINZA Lounge ZERO)
- 2019年4月29日~5月1日 「レビューニッポン・モダンタイムス」(イイノホール)
- 2019年7月28日 「逸翁コンサート えまおゆう×成瀬こうき~帰ってきたタカラジェンヌ~Vol.70」(マグノリアホール)
- 2019年12月25日 「ビバ GIRA×2 Christmas LIVE」(eplus LIVING ROOM CAFE&DAINNING)
- 2020年12月27日 「安蘭けい&朝海ひかるトークショー(司会)」(東京會舘)
- 2021年2月23日 「えまおゆうとSmileな仲間たち vol.2~生配信無観客ライブ」(中目黒トライ)
- 2021年6月19日 「わたしの好きな歌~Chanson」(ヤマハホール) ☛新型コロナウイルス感染症の影響を受けで8月29日に延期、その後公演中止
- 2021年7月31日 「LA MUSIQUE DE PARIS巴里の音楽」(イイノホール)
- 2022年1月26日 「えまおゆうとSmileな仲間たち vol.11~生配信無観客ライブ」(中目黒トライ)
- 2022年4月10日 「Tsubura’sカンパニーレヴューショー 七色の虹に唄えば」(江東区文化センター)
- 2022年9月23~24日 ディナーショー「Smile and Thanks 20th」(第一ホテル東京シーフォート)
- 2022年10月1日 「逸翁コンサート えまおゆう×成瀬こうき~帰ってきたタカラジェンヌ~Vol.88」(マグノリアホール)
- 2023年1月30日 「Tokyo modern times vol.4」(イイノホール)
- 2023年5月19日 ディナーライブ「NARUSING TIME」(ラドンナ原宿)
- 2023年10月23~28日 「宝塚歌劇雪組pre100th Anniversary ~Greatest Dream~」(東京建物ブリリアホール)
- 2023年11月11~12日 「宝塚歌劇雪組pre100th Anniversary ~Greatest Dream~」(梅田芸術劇場メインホール)
- 2024年5月1日 「三ッ矢直生グランドコンサート」(東京芸術劇場プレイハウス)
- 2024年9月20日 ディナーライブ「NARUSING TIME 2」(ラドンナ原宿)
舞台
編集- 2004年11月 東宝現代劇「東京駅」(芸術座)
- 2005年3月2日~4日 「短篇集 Collected Stories」(草月ホール)*中村メイコと共演(二人芝居)
- 2005年5月8日~15日 「短篇集 Collected Stories」追加公演(博品館劇場)*中村メイコと共演(二人芝居)
- 2006年3月17日~26日 TSミュージカルファンデーション「MISS SAIKON ~ミス再婚~」(博品館劇場)
- 2018年1月27~28日 「月とサンポーレ!!」(中目黒キンケロシアター)
- 2018年10月27~28日 「月とサンポーレ!!」(宝塚大学宝塚キャンパス内アートヒルホール)
- 2021年11月27~28日 「Blowing!」(CBGKシブゲキ)
- 2024年6月15日 朗読ミュージカル「山崎陽子の世界」(内幸町ホール)
- 2025年3月 朗読劇『忠臣蔵』(よみうり大手町ホール・兵庫県立芸術文化センター)[5]
ラジオ
編集- 2022年10月30日 「立花裕人のジェンヌドリーム」(ミュージックバードコミュニティーチャンネル)
- 2024年3月17日 「三ッ矢直生の歌えば幸せ~すみれの香る街から~前編」(FM宝塚)
- 2024年3月24日 「三ッ矢直生の歌えば幸せ~すみれの香る街から~後編」(FM宝塚)
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』P.103 小林公一・監修 阪急コミュニケーションズ 2014年4月1日。ISBN 9784484146010
- ^ 第二部のみ。第一部は水夏希がウィリアムス役を務めた。
- ^ 安蘭・朝海と役替わり
- ^ 朝海と役替わり
- ^ “宝塚歌劇の「忠臣蔵」が朗読劇に、杜けあき・紫とも・香寿たつきらOGたちが出演”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年10月11日閲覧。
外部リンク
編集・成瀬こうきFacebook https://www.facebook.com/profile.php?id=100013760012982
・成瀬こうきInstagram https://www.instagram.com/kouki_naruse77/?hl=ja