新井駅 (兵庫県)

兵庫県朝来市新井にある西日本旅客鉄道の駅

新井駅(にいえき)は、兵庫県朝来市新井中川原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線である[1]

新井駅
駅舎(2010年5月)
にい
Nii
生野 (8.3 km)
(3.7 km) 青倉
地図
所在地 兵庫県朝来市新井中川原588-2[1]
北緯35度14分11.89秒 東経134度47分42.65秒 / 北緯35.2366361度 東経134.7951806度 / 35.2366361; 134.7951806座標: 北緯35度14分11.89秒 東経134度47分42.65秒 / 北緯35.2366361度 東経134.7951806度 / 35.2366361; 134.7951806
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 播但線
キロ程 51.9 km(姫路起点)
電報略号 ニイ
駅構造 地上駅[1]
ホーム 2面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
94人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1901年明治34年)8月29日[1][2]
備考 簡易委託駅[1]
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以前は隣駅の生野駅と並んで急行「但馬」の停車駅であったが、廃止後は優等列車通過駅となった。また、えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインにある「新井(あらい)駅」が信越本線に属していた時にはこれと区別するため、当駅発着乗車券には「(播)新井」と表記していた。

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅[1]木造駅舎を備える。駅舎は和田山方面行ホーム側にあり、反対側の寺前方面行きホームへは跨線橋で連絡している[1]豊岡駅管理の簡易委託駅。窓口が設置されているが、早朝と夕方以降は無人となる。なお、当駅では、2019年7月現在ICOCA等のICカード乗車券への対応予定は無い[4]。以前は2面3線を有していたが、1線は撤去された。 駅舎と1番のりばの上屋には「明治34年8月」表記の建物財産標が付けられている[1]。2000年当時、山陽鉄道の社紋の入った瓦が駅舎に使われていた[5]。当初は単純な切妻屋根だったが、1937年(昭和12年)の改修で現在の姿となった[5]。以前はこの駅でのワンマン列車乗降方式は有人駅扱いで、改札口で乗車券や運賃を手渡す形式であったが、現在は車内の料金箱に投入する形式であるため、必ず前ドアから下車しなくてはならない。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1   播但線 下り 和田山方面
2 上り 寺前姫路方面
  • 1・2番線共に、普通列車が1 - 2時間に1本発車する。

利用状況

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近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員[6]
1999年 258
2000年 237
2001年 222
2002年 229
2003年 215
2004年 215
2005年 213
2006年 213
2007年 205
2008年 190
2009年 176
2010年 169
2011年 145
2012年 143
2013年 139
2014年 131
2015年 138
2016年 132
2019年 120
2020年 98
2021年 94

駅周辺

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1957年(昭和32年)までは神子畑選鉱所との間に鉱山鉄道が引かれていた[1]。選鉱所跡は史跡公園に整備されている。

バス路線

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全但バス

隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
  播但線
生野駅 - 新井駅 - 青倉駅

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、162頁。ISBN 9784343006028 
  2. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、247頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ “「通報」●播但線新井駅ほか2駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1983年4月2日) 
  4. ^ 北近畿エリアで「ICOCA」がご利用できるようになります! 西日本旅客鉄道. 2019年7月9日発表. 2020年4月23日閲覧.
  5. ^ a b 杉崎行恭「駅舎再発見 時代の姿をとどめる駅舎を訪ねて」(JTBキャンブックス、2000年)P115
  6. ^ 兵庫県. “兵庫県統計書”. 兵庫県. 2023年6月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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