塩山駅
塩山駅(えんざんえき)は、山梨県甲州市塩山上於曽にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[2]。駅番号はCO 37[1]。甲州市の代表駅。
塩山駅 | |
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南口(2018年4月) | |
えんざん Enzan | |
◄CO 36 勝沼ぶどう郷 (4.4 km) (3.2 km) 東山梨 CO 38► | |
所在地 | 山梨県甲州市塩山上於曽1720番地 |
駅番号 | CO37[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■中央本線 |
キロ程 | 116.9 km(東京起点) |
電報略号 | エサ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[2] |
ホーム | 2面3線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
1,590人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1903年(明治36年)6月11日[2][3] |
備考 | 直営駅(管理駅) |
歴史
編集- 1903年(明治36年)6月11日:国有鉄道中央本線初鹿野駅(現・甲斐大和駅) - 甲府駅間開通と同時に開業[2][3]。旅客・貨物取扱開始[3]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[3]。
- 1986年(昭和61年)9月3日:橋上駅舎化。現駅舎となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3][4]。
- 2004年(平成16年)10月16日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[5]。東京近郊区間に編入される[5]。
- 2011年(平成23年)3月5日:上下線ホームと駅舎を接続するエレベーターを設置。
- 2013年(平成25年):南口エレベーターが稼働開始。峡東地区で初めて南北両側からホームまでバリアフリーになる。
- 2017年(平成29年)
- 2019年(平成31年)3月16日:特急「あずさ」が全て通過となる[7]。
- 2020年(令和2年)3月14日:特急「あずさ」の停車を再開(朝夕2往復停車)[8]。
- 2021年(令和3年)10月31日:みどりの窓口の営業を終了[9][10]。
駅構造
編集南口から単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅である。下りホーム(1番線)には「TRAIN SUITE 四季島」の乗客用ゲートがある。また、2番線の勝沼ぶどう郷駅側に夜間、車両を留置する。また、東山梨駅側に保守車両用乗越側線がある。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 中央本線 | 下り | 甲府・小淵沢・松本・長野方面[11] | 一部列車は2番線 |
2・3 | 上り | 大月・八王子・新宿・東京方面[11] |
(出典:JR東日本:駅構内図)
橋上駅舎を持ちその内部にはコンコースの他独立した待合所、自動改札機、自動券売機(指定席券売機も含む)などが設けられている。直営駅で、管理駅として甲斐大和駅、勝沼ぶどう郷駅、東山梨駅、山梨市駅を管理下に置いている。待合所内部には「NewDays KIOSK+甲州市観光案内所」[6]が設けられている。駅舎には南北に出入口が設けられておりそれぞれ南口・北口となっている。
特急列車は「あずさ」朝夕2往復と、一部臨時を除く全ての「かいじ」が停車する。2番線は特急列車の接続・通過待ちと甲府駅以西 - 当駅間普通列車折返し及び前述の終電留置に使われている。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 大月・高尾方面着発 | 甲府・塩尻方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 12両分 | 到着可 | 出発可 | 下り本線 |
2 | 2 | 12両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 中線 |
3 | 3 | 12両分 | 出発可 | 到着可 | 上り本線 |
-
リニューアル前の南口(2006年1月)
-
改札口(2021年5月)
-
ホーム(2021年5月)
-
ホームの「日本最古の日の丸のあるまち」碑(2018年5月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,590人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 2,262 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 2,269 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 2,272 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 2,185 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 2,162 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 2,114 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 2,085 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 2,071 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 2,034 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 2,021 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 2,055 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 2,141 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 2,184 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 2,234 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 2,160 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 2,131 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 2,081 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 2,086 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 2,097 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 2,024 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)1,299 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)1,387 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)1,499 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)1,590 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集駅周辺は旧塩山市中心部であり、甲州市となった現在も甲州市役所本庁舎が駅近くにある。南口・北口とも駅前にロータリーが整備されている。賑やかなのは南口側で、バスやタクシーも多い。また、大菩薩嶺や大弛峠[2]、西沢渓谷などの登山の玄関口にもなっている。
バス路線
編集塩山駅南口
編集南口駅前ロータリーに山梨交通(塩山営業所)、甲州市市民バス、山梨市営バスの路線がそれぞれ発着する。なお、当駅に発着する甲州市市民バスは12月31日から翌年1月3日まで、山梨市営バスは1月1日・1月2日にそれぞれ運休する。
のりば | 運行事業者 | 路線・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 山梨交通 |
| |
山梨市営バス | 牧丘循環線:杣口上 / 塩山高校 | 塩山高校行は休日運休。恵林寺での降車は不可 | |
2 | 甲州市市民バス |
|
|
3 | 甲州市縦断線:天目(栖雲寺) |
塩山駅北口
編集北口駅前ロータリーに栄和交通の路線が発着する。
甲州市役所
編集塩山駅南口から徒歩約6分の場所にある。富士急バスが運行する高速バス「甲州ワインライナー」が発着する。なお、高速バス乗車券は駅前の甲州タクシーで販売している[12]。
- 甲州ワインライナー:バスタ新宿(南口) ※平日運休
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集- ^ a b 『中央本線 初狩~小淵沢駅間へ「駅ナンバリング」を拡大しました』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2020年3月23日。オリジナルの2020年3月23日時点におけるアーカイブ 。2020年3月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、20頁。
- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、181頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日、27頁。
- ^ a b 『首都圏でSuicaをご利用いただけるエリアが広がります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2004年8月23日。オリジナルの2019年7月9日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ a b 『初のコラボレーション 「NewDays KIOSK+甲州市観光案内所」が塩山駅に開業いたします!』(PDF)(プレスリリース)甲州市、東日本旅客鉄道八王子支社、2017年3月9日。オリジナルの2020年5月30日時点におけるアーカイブ 。2020年5月30日閲覧。
- ^ 『(甲府版)2019年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2018年12月14日、1頁。オリジナルの2019年10月14日時点におけるアーカイブ 。2020年5月3日閲覧。
- ^ 『(甲府版)2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2019年12月13日、2頁。オリジナルの2020年2月12日時点におけるアーカイブ 。2020年5月3日閲覧。
- ^ “駅の情報(塩山駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2021年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月2日閲覧。
- ^ “2021年度 営業関係施策提案を受ける!” (PDF). JTSU-E 八王子地本 (2021年4月28日). 2021年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月28日閲覧。
- ^ a b “駅構内図(塩山駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月3日閲覧。
- ^ 富士急行. “甲州・塩山 - 新宿線(甲州ワインライナー)”. 2017年4月4日閲覧。
利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(塩山駅):JR東日本