わたしがそれでも宇都宮に住み続ける4つの理由

さいきん、自分が住んでいる場所のいいところを挙げていくエントリーがいくつかあがっていましてたいへん興味深く拝読しました。

• その街の魅力！ 札幌、函館、仙台、新潟、浦和、世田谷、京都、大阪、神戸、奈良、岡山、福岡、北九州、宮崎、鹿児島、沖縄、……に住み続ける理由を熱く語るブログが急増中です

わたしは秋田に18年間、山形に6年間住んだことがあり、そしていま住んでいる栃木には12年間お世話になっています。
どの土地にもすごく思い入れがあってその好きなところを挙げたらキリがないくらいですが、そんな中でも宇都宮市が一番気に入っています。その理由として「いま現在住んでいるから...」というのももちろんありますが、それ以外にも魅力的な部分がたくさんあります。

そんな宇都宮の魅力について存分に自慢したいと思います。

• トピック「その街の魅力」

1. めったに雪が降らない

意外に思う人も多いかも知れませんが、宇都宮市にはほとんど雪が降りません。

ただしまったく降らないわけではなくて年に2,3回程度うっすらと道路を覆う程度には降るのですが、雪国*1生まれ雪国*2育ち訛ってる奴はだいたい友だちのわたしに言わせるとこんなのは雪が降っているうちに入りません。

雪が降らないおかげで年がら年中自転車に乗れるし大好きなランニングにも興じることもできます。

雪が降らないというのはそれだけで大きなメリットです。

2. 東京に近い

あまり知られていませんが、宇都宮は都心にアクセスしやすい場所・環境にあります。

たとえば、上野までは宇都宮線で120分、新宿までは湘南新宿ラインで90分で乗り換えなしで移動できます。さらに東北新幹線を使えば上野までは50分くらいで着きます。鈍行だと1890円、新幹線だと4500円くらいかな。

これだけ時間がかかるのですからさすがに「すごく近い」とまでは言いませんが、週末に遊びに行く距離としては決して遠くはないと思います。最近はすっかりご無沙汰ですが、以前は週末は映画を観るために都内に通っていたわたしがいうのですから間違いありません。

3.東京以外のいろんな場所にもアクセスがいい

東京に近いということを書きましたが、それ以外にも宇都宮はさまざまな場所へのアクセスにすぐれています。

たとえば水戸や高崎、前橋といった北関東の大都市に行こうと思ったら北関東自動車道というたいへん便利な高速道路があります。
宇都宮から水戸、高崎、前橋に行くために必要な時間は1時間ちょっとあればじゅうぶんです。近い！

さらに関東バスから片道1500円で高速バス(北関東ライナー)も出ているのでそれに乗って行っても便利です。

バスが出てきたので合わせてバスについて書くと、宇都宮からはさまざまな場所に高速バスが走っています。
さっき挙げた北関東も合わせて列挙すると、大阪、京都、名古屋、高崎、水戸、ひたちなか、成田空港、羽田空港行きがあります。どの路線もわりと本数も多いし安いです。

あとは東北新幹線も止まるので東北方面に移動する場合にはたいへん便利です。
残念ながらこまちとはやては止まらないので秋田と青森へ行く人は仙台で乗り換えることになりますが、それでもじゅうぶん便利です。

東北、甲信越、首都圏のどこに行くにも高速道路は整備されていて移動しやすいし、バスや電車もそこそこ充実していて便利です。
空港へのアクセスもバス一本（もしくは高速の乗って２時間くらい）とこれまたよい環境です。

4. すごく住みやすい

わたし自身は比較的田舎が好きというか人の多いところは苦手です。
就職活動の際に3つの内定をいただいたのですが、それぞれの会社がある場所は「川崎」「新宿」「宇都宮」でした。
この3つの中からいま働いている会社に決めたのは「宇都宮が一番住みやすそうだったから」という理由です。会社の規模や給与ではなく住む場所です。秋田、山形と田舎を渡り歩いてきたわたしにとって、いきなり川崎とか新宿というのはハードルが高過ぎたのと通勤ラッシュだけはぜったい嫌だったからです*3。

そして実際に住んでみての感想は「宇都宮は住みやすい」ということです。

他の都市とは比較できないのですがわたしがそう感じる理由を4つ列挙します。

(1) 家賃が安い

宇都宮市は首都圏に比べると家賃がかなり安いです。
そんなに古くもなく立地も悪くない3DKのアパートが月7万円くらいというところもあります。

あと首都圏との違いといえば、持ち家の比率がかなり高いということでしょうか。家賃が安いのはそこらへんも関係しているのかも知れません。

(2) 遊ぶ場所に困らない

栃木県内にはレジャー施設や大きな公園、スキー場やアウトレットなど遊ぶ場所がたくさんあって楽しいことだらけです。
車での移動が基本にはなりますが楽しいことだらけです。

(3) 子どもの医療費が無料

宇都宮市では、子どもが小学校を卒業するまでは医療費がすべて無料です。
子どもは幼いうちはとくに体調を崩しやすいので、医療費が無料というのはとても助かります。

(4) とにかく自然が豊富

宇都宮市は人口50万人を超える中核都市ですが、商業施設ひしめく都会ではなく自然豊かな街です。
大きな公園があちこちにあるので走る場所には困りませんし、子どもたちの大好きなアスレチックもたくさんあるので遊ぶ場所には困りません。

まとめ

暴走族やヤンキーは多いし、映画観は少なくなってきているし、たまに怖い事件が起こってビビったりはしますが、基本的にはバランスのよい住みやすい場所です。東北生まれ東北育ちのわたしには縁もゆかりもない土地でしたが、転勤でもないかぎりはここに住み続けたいなと思っています。

*1:秋田

*2:山形

*3:わたしは今会社まで歩いて通ってます