撤退したMicrosoftのキーボードやマウスが、AppleユーザーにおなじみのIncaseによって復活するという、ちょっと意外な展開になっています。
Microsoftのキーボードやマウスは人間工学に基づいたデザインをいち早く採用し、価格もお手頃でユーザーからの評判が高く、愛用者も多くいましたが、Microsoftの方針転換により、昨年、惜しまれつつの撤退となりました。
その後、IncaseがMicrosoftの周辺機器の製造権を取得、製品の生産を引き継ぐことを発表していました。そして今回、未発売の製品だったエルゴノミクスキーボードを含めて、Microsoftのキーボードやマウスの販売がIncaseによって開始されようとしています。
未発売だったのは「Compact Ergonomic Keyboard」というエルゴノミクスキーボード。
Microsoftの「Sculpt Ergonomic Keyboard」に似ていますが、中央がセパレートされておらず安定性のあるデザインで、スリムクッションのパームレストを完備。よりコンパクトな形状でCopilotキーもあり。Bluetooth 5.1を使用して最大3台のデバイスに接続できます。
互換OSはWindows 8.1 / 10 / 11で、価格は119.99ドル。
エルゴノミクスマウスも復活していて、名機の「Sculpt Ergonomic Mouse」も販売が予定されています。IncaseバージョンにはIncaseのロゴが入りますが、設計はMicrosoftのまま。
これは激アツでしょう。
Incaseといえば、かつてはiPhoneケースで有名でしたが、現在は日本国内向けとしての取り扱いはなく、バックパックなどを取り扱っているアパレルショップのような感じになっています。日本のIncaseをチェックしてみましたが、Microsoftの周辺機器の取り扱いについては何も告知されていませんでした。
というわけで、購入できるのは米国のIncaseまたは米Amazonなどになりますが、日本国内でも正規販売されることになれば、再びMicrosoftのキーボードやマウスを新品で入手できることになるので、メチャクチャ期待したいところですね。
- Source Incase.com