閉経後骨粗鬆症検診の多くはコスト効果的
2011年 12月 07日
検診戦略の中で他を圧倒するものはない。
Cost-Effectiveness of Different Screening Strategies for Osteoporosis in Postmenopausal Women
Ann Int Med. December 6, 2011 vol. 155 no. 11 751-761
55歳以上の女性
組み合わせ代替的検査検診戦略 (central dual-energy x-ray absorptiometry [DXA], [QUS], Simple Calculated Osteoporosis Risk Estimation [SCORE] tool)
経口ビスフォスフォネート製剤を処方し、50%の症例アドヒアランスと仮定し5年on/off治療パターンとした
すべての評価年齢で、検診は非検診より優越。
一般的に、 quality-adjusted life-days gained with screeningは年齢とともに増加傾向。
全開始年齢で、QALYあたり5万ドル未満のincremental cost-effectiveness ratio (ICER)のベスト戦略は、T-score threshold -2.5以下治療・5年毎のフォローアップ検診であった。
検診開始横断的に、QALYあたり5万ドル未満ICERのベスト戦略は、55歳開始、DXA -2.5、検診繰り返し5年毎
QALY 10万ドル未満ICERベスト戦略は、55歳開始、DXA T-score -2.0以下の10年毎検診繰り返し
osteopenia女性の治療に関する戦略として、ICER<10万$/QALYは存在しなかった。
SCORE、QUS prescreeningの戦略を含む多くの他の戦略でもcost-effectiveであり、一般的に有効性とコストの差は小さい。
DXAだけでなく、Simple Calculated Osteoporosis Risk Estimation [SCORE] toolでも、踵骨超音波定量法でも有効らしい・・・
ビスフォスフォネート製剤5年間on/offがこの場合は行われている。
by internalmedicine | 2011-12-07 15:09 | 運動系