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アプリリニューアル失敗で出口が見えず批判殺到のSonos、CEOを解任

 アプリのリニューアル失敗でユーザーから批判の声が上がっていたオーディオメーカーの米Sonosで、CEOが解任されたことが明らかになった。

 Sonos(ソノス)といえばワイヤレススピーカーやスマートスピーカーで高い知名度を誇り、日本国内でもマニアに人気のブランドだが、昨年5月にリニューアルしたスマホアプリがバグだらけ、かつ従来使えた機能の一部が省かれたことでユーザーから批判が殺到。同社は新アプリのリリースが時期尚早だったと謝罪する一方、アプリを旧バージョンに戻すことはせず新バージョンの改良で乗り切ろうとしたものの、重要なバグのいくつかはそのままで、ユーザーコミュニティは大荒れの状態が続いていた。こうした事態を受けて今月、同社の取締役会はパトリック・スペンスCEOの解任を決定。時期尚早なアプリをリリースしたことが、創業者のあとを継いで2017年から長きにわたって同職にあったスペンス氏の解任にまで至ったことになる。