英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Marty Supreme を見た。ティモシー・シャラメ is『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』

ちょっと面白いのはブリティッシュ・オープンまで。その後はひたすら長い。

舞台は1952年なので、まだ生々しい、まさに「戦争の傷跡」の描写が随所にあって、そこは興味深い。フランクルが『夜と霧』に書いていた「人間はどんなことにも慣れるのだ」という発見を想起した。

川口功人選手とデフ卓球について知る機会が得られたのを喜んでいる。(余計なことだけど、昨年の東京デフリンピックの運営は出場者に対する敬意を欠いていたらしいね...)

11.99ドルで鑑賞。

『夜と霧』の原題...trotzdem Ja zum Leben sagenに私はいつも感動を覚える。博士のステートメントとして。英語版のMan's Search For Meaningなんか全然ダメ。

トレーラー。

2025年 映画館で見た映画

パンデミック前と比べて劇場に行く機会は3分の1にまで減ってしまった。私個人としては今年で言えば配信などに時間を食われたわけではなくて単純に見に行きたいと思う作品が少なかっただけのこと。2か月近く外国に行ったので見逃した、というのもある(One Battle After Anotherとか)。沖縄旅行に前入りした夜、ホテルの真ん前に劇場があったのに『国宝』を見に行かなかったのが小さな後悔。
各ランク内の順序は自分の気に入り度順。各行、鑑賞日の日記にリンクしています。

★★★★★ 世に出してくれてありがとう。ブラボー。
今年はなし。元旦に配信で見た『夜明けのすべて』がいちばん印象に残った。

★★★★☆ 充実した時間だったよ。
Together『トゥギャザー』
Black Box Diaries『ブラック・ボックス・ダイアリーズ』
The Life of Chuck『ライフ・オブ・チャック』
Hamnet『ハムネット』
Materialists『マテリアリスト』

★★★☆☆ まあ、よかったよ。
Weapons『ウェポンズ』
Rental Family『レンタル・ファミリー』
Me Dead Friend Zoe『マイ・デッド・フレンド・ゾーイ』
Eternity『エタニティ』
The Long Walk『死のロングウォーク』
I'm Still Here『アイム・スティル・ヒア』
Black Bag『ブラックバッグ』

★★☆☆☆ うん、別に見なくてもいいと思うよ。
Die My Love『ダイ・マイ・ラブ』
It Was Just an Accident『イット・ワズ・ジャスト・アン・アクシデント』
Anniversary『アニバーサリー』
The Roses『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』
The Wedding Banquet『ウェディング・バンケット』
The Friend『フレンド』
Friendship『フレンドシップ』
A Complete Unknown『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

★☆☆☆☆ うーん、よほどヒマでも近寄らないほうがいいよ。
Sketch『スケッチ』
One of Them Days『立ち退き回避のススメ』
The Brutalist (2024)『ブルータリスト』

☆☆☆☆☆ ていうか、見たっけ?
わざわざ言わなくていいが該当作なし。

<配信や機内など、LAの映画館以外で見た新旧作品>
★★★★★

  • 『夜明けのすべて』

★★★★☆

  • The Visitor (2007)『扉をたたく人』
  • The Perfect Neighbor『パーフェクト・ネイバー 正当防衛法はどこへ向かうのか』

★★★☆☆
なし

★★☆☆☆

  • The Half of It『ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから』
  • 『きのう何食べた?』
  • Train Dreams『トレイン・ドリームズ』

★☆☆☆☆

  • Blue Jasmine『ブルージャスミン』
  • Straw『ストロー 絶望の淵で』
  • 『悪は存在しない』
  • 『スオミの話をしよう』
  • 『STRANGERS』
  • 『アイミタガイ』
  • Notes on a Scandal『あるスキャンダルについての覚え書き』
  • Caught in the Net『SNS -少女たちの10日間』
  • 『ナミビアの砂漠』
  • Sally [National Geographic documentary]
  • 『Cloud クラウド』
  • Trainwreck: P.I. Moms『とんでもカオス!ママ探偵』
  • Trainwreck: Poop Cruise『とんでもカオス!排せつ物まみれのクルーズ船』
  • My Oxford Year『マイ・オックスフォード・ダイアリー』
  • 『ラストマイル』
  • The Woman in Cabin 10『第10客室の女』
  • KPop Demon Hunters『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』
  • After the Hunt『アフター・ザ・ハント』

☆☆☆☆☆

  • Night Always Comes『それでも夜は訪れる』
  • Fancy Dance
  • Blonde『ブロンド』
  • The Unwinding
  • Fall for Me『フォール・フォー・ミー』
  • Unknown Number: The High School Catfish
  • Trainwreck: The Astroworld Tragedy『とんでもカオス! アストロワールド 2021』
  • We Live in Time 『We Live in Time この時を生きて』
  • Why Did You Kill Me?『なぜ殺したの?』
  • I Smile Back(2015)

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映画 Hamnet (2025) を見た。クロエ・ジャオ『ハムネット』

女性の役割の再評価に重きを置いている原作とはいえ、家族の犠牲が男性作家の芸のこやしに昇華する物語を私は受け入れられない。
が、シェイクスピア時代のスピリチュアル言説の一解釈として面白く見た。

刃物を病人の寝台の下に置く迷信は、400年近く後の設定の『怒りの葡萄』にも描かれていた。

期待していた美術もロンドン以外はセット感がなくて素晴らしい。今更『ダウントン・アビー』を見ていても思うことだが、ガワだけでも当時のものを見せられるのは強い。

何より!グローブ座のシーンのプロップ!劇場前で販売してる串刺しのおやつ、何あれーーーー!もっと近くでじっくり見せてほしい。
羽根ペンはイヤな引っ掻き音がして非常に書きづらそう。紙もケバだってるだろうしね。

舞台に夢中になっている人びとの表情がすごくよかった。

昨年、ストラトフォード=アポン=エイヴォンを訪れたのだが、ヨーロッパにも清里的な残念観光地ってあるんだ...という印象だった。
シェイクスピアの生家(とされているザ・観光スポット)で、前に並んでいたビジターがそれこそ5秒ごとに自撮りをしていたことしか覚えていない。各種案内板も読もうとさえせずとりあえず撮ってたっけ。あれ、絶対に後で見返さないのよね。

わりと混んでいたので初めて前方席に座ったらプールのデッキチェア並みのリクライニングが可能で仰天した。快適すぎる。
エンドロールでパラパラと拍手が。11.99ドルで鑑賞。

原作は全米批評家協会賞受賞の大ベストセラー。

トレーラー。

映画 Rental Family (2025) を見た。HIKARI『レンタル・ファミリー』

公開2週目だが、近所の劇場では今週終わってしまうので慌てて見に行く。
Feel goodなジャパン・ファンタジー。

途中まで没入しづらく、失敗だったかな...と思ってしまったのはたぶん私が日本育ちの日本語話者だからだ。
環境設定のアラを受け流すことに慣れないといけないし(ビジネスの欠陥以前に、日本の人は人目につく居室のカーテンを開け放さないだろう、ましてや夜間に、というところからつまずく)、真飛聖(私が一度だけ宝塚観劇をしたときのトップ。VISAスポンサード回だったので抽選で彼女のサイン色紙が当たったの)や下北沢でよく見かけた役者さんなどがチョイチョイとチョイ役で登場して気が散るのだ。

驚いたのは、車内販売の緑茶。小さなお湯ポットとティーバッグのセットで、持ち手がついていて蓋がコップになるやつ。
今でもローカル線では販売されているのかな。

Just be there.
メリークリスマス。

トレーラー。

11.99ドルで鑑賞。

映画 Eternity (2025) を見た。デビッド・フレイン『エタニティ』

ホリデー大作が続々コケる中で気を吐いているインディーズ作品群の1本。

良い脚本だった。ただ、身も蓋もないラストは好きではない。理解はできるけど。

この作家が描く死後の世界は辛そう。sense of purposeとか「振り返ってばかりじゃダメだ、前を向かなきゃ」とかって言葉が出てくるんだよ。この世すぎるでしょ。

ジョーンが決断を告げるときにすぐに結論に入らずに相手に対して前置きを並べるのが『あいのり』だった。
リアリティショーなる用語がまだ一般的ではなかったころ、あの番組はやらせ企画としてはかなり面白くできていたし、お金もかかってたよね。あんな感じかなーと思って見てみたテラハは10分と耐えられなかった。出てくる子たちの「言わされ」があからさますぎて。

11.99ドルで鑑賞。商業施設としてのんびりしすぎだと思うが、ロビーでスタッフさんがツリーの飾りつけをしていた。

トレーラー。