ねっちりとした今日までの時間

ラブライブ!シリーズやその他のことについて書こうと思います

夢のキセキ

 2023年4月から2024年4月に至る1年間で、僕が走り抜けた夢のキセキ。支えてくださった全ての方々への感謝を伝えるために、そして、ラブライブ!スーパースター!!に真剣な君の力になれるように、言葉を紡ぎます。

 

将来の夢

 小学生の時、僕は大人しい子供だった。将来の夢は?と問われて、よく分からないけど大人からの質問に答えるために、「カレー屋さん」とか、あまり思っていないことを適当に話していた。

 

 中高生の頃には、将来は普通のサラリーマンになれれば、とか、学校教員でも良いな、とか。拘りがあるわけではなく、普通に生きていければと思っていた。

 

 職業としての将来の夢にはあまり関心がなく、どちらかというと当時の僕は物理学に夢中だった。もちろんアニメとかゲームとか、サブカルも好きだったけど、学校の勉強の中では物理が1番好きだった。この宇宙や自然の根本原理をこの手で操る数式によって記述できてしまうなんて、ロマンを感じずにはいられなかった。まあ、中二病臭いかもしれない(笑)

 

 そんな自分だったからか、当時担任の先生に「〇〇は将来研究者とかなると良いんじゃない?」って言われて驚いた。いやいや、まてまて、と。(コールではない)

 

 流石に研究者は無理でしょ。あんなの仙人の世界だよ、と。

 

 まあ、研究者になるかはともかく、一番興味をそそられるからという理由だけで、大学の物理学科に進学した。

 

 

蘇る夢

 時は流れ、学生として就活を始める年の春。

 

 就職していく先輩の姿を見ていた僕は、そろそろ自分も就職活動を始めなければと思い、色々調べ始めた。そこで出会ったのが「企業の研究開発職」という選択肢。

 

 正直驚いた。社会人として企業で研究を続けるのって、案外身近な所であり得る話なんだ、って知った。

 

 あれ、これ。もしかして僕にもなれるんじゃないか...?

 

 とはいえ、どんな企業も研究の部署を抱えているわけでもないから、募集人数が少なく、狭き門でもあるらしい。悩むなぁ。理系だとSEとか、最近ならコンサルとかも多いらしいし。募集人数が多い職種の方が採用されやすいようにも思える。悩む。

 

 でも。可能性が少しでもあるのなら、挑戦したいけど。いや、ここで挑戦しなくてどうする??

 

 大学での研究活動は楽しかったから、卒業してからも研究ができるのなら、それはすごく幸せなんじゃないか、って思った。もちろん仕事として、楽しくないこともあるだろうけど、心躍る自分が居たから、手を伸ばさずにはいられなかった。

 

大好きっていま叫ぼう
夢みるしかないでしょ!
未来予報ハレルヤ!/Liella!

 

 中高の担任の先生に言われた言葉を思い出した。それは、淡い夢が蘇った瞬間でもあった。

 

 

現実と希望

 まずは夏のインターンに申し込むのが良いらしいと聞き、気になる企業から順に応募しまくることにした。大学での研究の傍ら、エントリーシートを書いて、先輩や大人の方々に添削してもらい、また書き直す。これをひたすら繰り返す。名だたる企業に就職していった先輩たちのように、自分もいつか、って思いながら。

 

いつかあんな風に なれる日がくるかもしれない
希望が運んできたんだ 新しい季節のにおい
Tiny Stars/澁谷かのん, 唐 可可

 

 結果は、ほぼ全滅。かろうじて1社だけ受かる。

 

 走り始めた瞬間はウキウキしていたけど、案外現実は厳しいな、って悲しくなった。研究室の頼れる教授に弱音吐いちゃったけど、まだ早い時期だから焦らなくて良いんだよ、っていうシンプルな言葉を貰った。外はこんなに青空が広がっているじゃないか、っていう言葉がやけに印象に残っている。

 

たまに泣いても全力でぶつかろう
いつもいま見てる空は青いように
Go!! リスタート/Liella!

 

 

運命はいつも後から決まる

 唯一受かったIT企業のインターンへ参加。緊張したけど、素敵な職場だなって感じた。部長の考え方が非常に論理的で、思想的にも共感できる感じだったのもあって、入社できるならしたいな、って思った。

 

 部長の方に「あなたの夢はなんですか?」って伺ったら「日本のITを復活させること」って即答してくれた。こんな社会人になりたいな、って思ったし、尊敬できる大人がいる職場で働けるって素晴らしいことなんじゃないか、って思った。最初は正直そこまで志望度の高い企業でもなかったけど、どんどん惹かれていった。

 

 ただ1つ、心の底で引っかかっていたのはその職種。研究開発というよりSEだった。研究に近い開発の要素も経験できる特殊な部署だけど、やっぱり基本はSEの仕事が大半らしい。

 

 でもせっかく巡り会えた部署だし、思う形と違っても、飛び込んでみるのも悪いことではないよね、と感じていた。部署の人と話せば話すほど、面白そうだなって思える環境であることが分かり、やはり惹かれていった。

 

うまく言えないけど 運命とか信じたいのさ
常夏☆サンシャイン/澁谷かのん, 唐 可可, 嵐 千砂都, 平安名すみれ

 

 

リスタートの意味

 インターン参加者限定の早期選考へ臨むことに。もしこれで受かったりしたら、後の就活は気楽に進めて、満足したとこで終わりにしたりできるな~、なんて浮かれつつ。大学の先輩曰く、こういうタイプの選考で落ちることはあまり無いらしいし。

 

 インターンで知り合った部長と、他の部署の方々との面接。慣れているわけではないが、精一杯やる。

 

 1週間後に結果のメール。落選。え、ちょっとまって。

 

 なんで?ほんとに?

 

 うわ、まじか。つらい。え、つらい。なんか心臓のあたりが痛い、なんだこれ。

 

 え、ほんとに…?

 

 期待を大いに膨らませて、浮かれてたと言いつつ準備は念入りにして臨んだのに。期待してた分だけショックが大きい。泣きたくなったけど、駅のホームにいるから必死に理性で抑える。

 

 連日の説明会やら何やらで疲弊しつつあった頃だったから、こういうのがまだまだ続いて行くんだな、と少し気が遠くなる。

 

 素敵な部長に出会えて、運命かもな、なんて考えたこともあったのに。全部違った。

 

 でもまた歩き出さなきゃいけない、ってことを僕は知っていた。スーパースター!!が教えてくれたことだから。

 

刺さったままのとげが背中押すのは
変われたシグナル いままで以上
遠いとこまでいけるよ
Go!! リスタート
Go!! リスタート/Liella!

 

 

胸に刻まれる大好き

 多くの企業の本選考が始まる少し前の時期。とある企業の研究職の募集があり、応募することに。今回のは間違いなく研究に携われるし、やはり当初憧れた職種でもあるから、一層気合が入る。

 

 ほどなくして面接の日が設定された。偶然にも、もともと予定していたスクールアイドルミュージカルの観劇の日のすぐ後だった。

 

 できる準備はしっかりやりきってから、ミュージカルを見に行った。僕から誘って友人に日付を合わせてもらっていたから、開演前に近況報告をし合ったりもした。本当は飲みながら感想を話したかったけど、面接があるからということで、またの機会になってしまった。新幹線ではるばるやって来た友人だったから、直帰させてしまったのが本当に申し訳なかった。

 

 「頑張ってください」って言ってもらえたから、なおさら受からなきゃな、って気持ちで面接に臨む。

 

 そして結果。落選。

 

 その知らせを受け取った時、横に同じく就活中の同期がいたけど、だめだったわー、って笑ってごまかした。泣きそうだったから。

 

 そして何よりミュージカルを一緒に見に行った友人に報告するのが1番嫌なことだった。本当に情けなくて、申し訳なくて、嫌だった。ああ、期待を裏切るってこういうことなんだ、って知った。

 

 だから、宣言した。絶対に良い報告するから待っててください、って。必死で綺麗な言葉を吐き出した。

 

絵文字も使って、綺麗に書いたよ


 そしてこの時、自分にとって研究の道が絶対に譲れない夢になった。

 

私達の歌で、Liella!の歌で、結ヶ丘の歌で優勝したい!いや、優勝しよう!
ラブライブ!スーパースター!!1期12話

 

 

一番叶えたい願いは

 次に僕が挑んだのは、当初から第1志望だったA社。研究の環境としては日本でも最高峰の憧れの場所。

 

 ここまでの面接で何度も落ちてきて、当初の根拠のない自信もボキボキに折れていたけど、結局やるしかないからやるだけだった。

 

ありえないことだってもう起こしちゃおう
信じ続けるんだ そうWE WILL!!
WE WILL!!/Liella!

 

 幸運にもそのA社に務める大学のOBにコンタクトを取ることができた。面接を受けるにあたって、資料を準備して、OBの人に添削してもらって。普段の業務で忙しい中、後輩のためだからって時間を割いてくれた。面接の準備にも付き合ってもらった。沢山勇気付けてもらった。

 

 親にも面接のアドバイスをもらった。正直恥ずかしかったし、柄にもない行動だったけど、人生の進路を大きく左右する局面で、しかも第1志望なんだから、なりふりかまっていられるはずもなかった。

 

 丁度面接日の直前に開催されたユニット甲子園も行かなかった。有料生配信すら見なかった。当然だろ?これが俺のラブライブ!だから、って。全く躊躇いは無かった。

 

 そして面接当日。

 

 やれることはやり切った。もうこれで落ちるなら、最初から縁が無かっただけだろ、って吹っ切れそうなほどに。

 

 いや、でも嘘かもしれない。いや、やり切ったことは嘘じゃないんだけど、やっぱり、ただ、受かっていて欲しい。ずっと憧れていた場所だから。

 

 結果が届くまでの1週間、ずっと気が気じゃなかった。憧れの場所への挑戦だったから、「もし受かったら」を妄想せずにはいられない。そしてその度に「もし落ちたら」を考え、自分にムチを打って次の企業のエントリーシートを書く。合理的に考えたらただ待つんじゃなくて次の企業を目指すべきなのに、もう受かってくれないかなとか思ってしまう。自分の弱さがもろに見える瞬間だったから、本当に辛かった。

 

 そして、とある別の企業B社の面接を受けた日の帰り道。今でも鮮明に覚えている。

 

 A社からの電話の着信履歴があった。あ、もしかして。

 

 人気のない駅前の駐車場に移動して、電話をかけ直す。お世話になっております、って言いながら、口が上手く回らなくて、心臓がうるさい。そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「残念ながら...」

 

 あぁ

 

 声にならない。

 

 思わず目をつむる。倒れそうなほどのショックだった。

 

 またか。

 

 あぁ、もう前向かなきゃ、って電話を切ったその瞬間に思った。本当に、本当に、本当に、嫌だけど。まだ終わらないんだ、って感じた。

 

勇気のカケラ 砕けたって絶対負けない
夢はいつも 輝くんだ 七色に
本気の本気さ 自分のこと信じて
なにがなんでも 立ちどまらない 誓うよ
勇気のカケラ/嵐 千砂都

 

 

 

奇跡

 3月20日に、ペイトン尚未さんの2ndライブがあった。ずっと前から予定していたから、この日だけは時間を空けて、推しに会いに行くことにした。

 

 あまりの現実の厳しさに、ラブライブ!を娯楽として受け取る余裕すら無くなっていた自分にとって、ペイトンさんの生き様をそのまま見せてくれるライブはむしろ受け取りやすかった。自分も同じように夢を追いかけよう、って思うだけだから。

 

 ライブの前後の時間は、気の置けない友人に話を聞いてもらって、慰めてもらっていた。すごく優しくて、でも厳しいから、自分を見つめ直すきっかけになったように思う。甘い自分にもっと向き合って、改めなきゃなって思えた。

 

 そして、ライブ翌日の夜。一筋の希望が舞い降りた。

 

 あまりに突然だった。A社落選の電話を受けた日に面接を受けていたあのB社の、2次面接を通過したと連絡を受けた。

 

 B社においてこの結果は、ほぼほぼ内定を意味するものだと聞いていたから、心底驚いた。

 

 え?

 

 この一言しか言葉が出ない。狭い自室をぐるぐる歩き回る。

 

 何度メールを見ても、2次を通過している。信じられない。夢なんじゃないかと疑うなんていう、漫画みたいなことを考える。でもやっぱり夢じゃない。

 

 まだ内定が決まったわけじゃない。でも、このチャンスを逃さない。心に決めて、最終面接に臨んだ。

 

忘れないよ はじける高鳴り
かすかに手が届いたあの時に
当たり前に変わるはずないよ
いまでもまだ奇跡のままさ
Second Sparkle/Liella!

 

 

軌跡

 最終面接のその日まで、やはり気が気じゃなかったが、何事もなく面接を終えた。

 

 その日の夜、晩ごはんを外食で済ませ、自宅への帰り道。交差点にて、B社からのメールの通知があった。

 

 ほぼほぼ受かるってB社のOBの方に聞いていたし、大丈夫なはず。でも、もし落ちていたら?

 

 震えそうな指先を抑えつつ、絶対大丈夫、絶対大丈夫、絶対大丈夫、って心の中で呟きながら、メールを開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おめでとうございます」の文字が見えた瞬間、溢れた。

 

 しゃあ!!!!!きた!!!!!!きた!!!!!!やった!!!!!!

 

 ああ、やった!嬉しい!!嬉しい!!嬉しい!!

 

 叫びだしそうだったけど、道のど真ん中だから必死に堪えた。

 

 本当にやったんだ!嬉しい!何度心のなかで嬉しいと呟いても止めどなく溢れてくる。嬉しい。

 

 今までの全てに意味が。あぁ。

 

 涙を1番嬉しい日にとっておけて、本当に良かった。

 

最初に見た光
手を伸ばした時が始まりだったんだ
勇気で未来が変わる…変わるよ!
LIVE with a smile!/Aqours, 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会, Liella!

 

 

Special Thanks

 合格の知らせを受けたその日の夜に、家族に連絡した。本当に喜んでくれて、それがまた嬉しくて。お父さんが今日はお酒飲んじゃうぞとかありきたりなこと言ってて、くすぐったいけど、でもやっぱり嬉しかった。

 

 1週間ぐらいはずっと実感が無かった。これまでお世話になった先輩と、教授と、友人たちには、少しずつ順番に報告をさせてもらった。あまりに嬉しくて、僕が感情を受け止めきれなかったから。

 

ひとつの微笑みが
大きな勇気にかわるね
ありがとう 心から
大切な Memories
Memories/澁谷かのん, 嵐 千砂都

 

 

さいごに

 ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。今回なぜこのブログを書いたのかについて、最後に皆様にお伝えしたいと思います。

 

 冒頭でも書いた通りこのブログでは、支えてくださった全ての方々への感謝を伝えるために、そして、ラブライブ!スーパースター!!に真剣な君の力になれるように、言葉を紡ぎました。

 

 これまで本当に沢山の方々に支えていただいて、相談に乗っていただきました。本文には登場しなかったシーンも沢山ありますが、僕の心には全て残っています。本当にありがとうございました。

 

 それに加え、Liella!のメンバーと、彼女たちの歌が、僕を支えてくれました。いつもありがとう。

 

 そしてこのブログを書いた最大の目的は、ラブライブ!スーパースター!!に真剣な君の力になるためです。

 

 スーパースター!!のテーマは「私を叶える物語」です。私を叶える物語とは、2期12話で示された通り「私が居なければ叶わない物語」です。

 

 あなたにとっての「私を叶える物語」は何ですか?そして、あなたの夢は何ですか?

 

 Liella!2ndライブ横浜公演での、ペイトン尚未さんのMCをご存知でしょうか。

 

ペイトンは、「あなたの夢はなんですか?」と客席に問いかけながら、「いま心の中にポッと出たその夢を持ち続けてほしいなって。何もなかったり、ふわふわしていて分からなかったら焦らずにゆっくり探せばいいのではと思います」と...

Liella! 2ndライブ横浜公演開催で5人それぞれのソロ曲披露!ペイトン尚未決意のスピーチで「私の夢は歌姫になることです」「どうか、夢を捨てずに」やLiyuu感極まり涙【Day2レポ】

 

 この言葉を受け取ったあなたへ。あなたは、あなたの夢を持ち続けていますか?あるいは、夢を探し続けて来ましたか?

 

もし、あなたの夢はなんですかと聞かれたときに、迷いそうになったとき、挫けそうになったときに、きょうこの日、ペイちゃん(ペイトンの愛称)が綺麗事を並べていたと思っていたと思われるかもしれません。ですが、唯一、本当に好きなものなら願い続ければ叶うものだと思っているから……。どうか、夢を捨てずに。捨てたらかわいそうだから、夢を見続けてください

Liella! 2ndライブ横浜公演開催で5人それぞれのソロ曲披露!ペイトン尚未決意のスピーチで「私の夢は歌姫になることです」「どうか、夢を捨てずに」やLiyuu感極まり涙【Day2レポ】

 

 「諦めなければ夢は叶う」なんて、綺麗事です。こんな言葉みんな嫌というほど聞いています。自分には関係ない話だ、って無意識のうちに考えるほどに聞き飽きています。高校生という若さ、スクールアイドルだから、できることなんだ。それがスクールアイドルの輝きなんだ、って。

 

 でも僕は、ペイトンさんが我々に向けて送ったこの言葉は本物だったと、今なら胸を張って言えます。正直な話、物理学科に進学した自分には、工学系や情報系の学生に比べて直接企業の業務に活かせるスキルを多く持っているわけではありません。でも、物理が好きだという気持ちを抱えて走り続けてきたことが、研究というフィールドに自分を導いたのだと思っています。そして、その気持ちが今回の結果に繋がったとも。

 

 一方で、物理をやっているだけで凄いと思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、僕には本当に自信が無かった。理論系出身だから、実験の経験は豊富でもないし、最近の流行りのAIやクラウドなんかに精通しているわけでもない。プログラミングの経験も少なくてインターンの応募条件すら満たせないことが悔しかった。好きで追求してきた専門性がどこにも活かせない、そう感じていました。

 

 それでも、物理が好きだという気持ちと、その気持ちの下で積み上げてきた自分を信じて、必死にアピールするしか方法がありませんでした。でも、それが結果に繋がりました。

 

好きに理由なんかいらないよ
気付いたんだ
Sing!Shine!Smile!/Liella

 

 ペイトンさんの言葉の通り、願い続けたから、叶いました。あの言葉は僕を縛る呪いでもあったけれど、同時に支えでもあったと、いまなら言えます。

 

 ラブライブ!スーパースター!!に真剣であるということは、「私を叶える物語」の価値を信じ、それを見捨てないということだと、僕は思います。

 

 正直な話、夢を持たなくたって、生きていけると思います。ラブライブ!含め、娯楽に溢れた世界だから、それなりに幸せに生きていけると思います。

 

 でもその娯楽の中や、Liella!を応援する行為の中に、あなた自身の「私を叶える物語」は含まれていますか?あなたの「あなたを叶える物語」を無かったことにはしないで欲しい、と僕は勝手に願っています。

 

 あなたが応援するLiella!や、ラブライブ!シリーズのスクールアイドル達は皆「私を叶える物語」を歩んでいます。その物語を素晴らしいと称賛しながら、何よりもあなたの近くにある「あなたを叶える物語」は放置されてしまって良いのでしょうか?

 

 「あなたらしく応援してくれれば嬉しい」もちろんキャストさん達はそう仰っています。環境的に、経済的に、夢を追うことが難しい場合だって当然あります。難しいのなんて分かり切っているから、スクールアイドルに夢を託しているのかもしれません。色んな応援の形があって当然だと思います。ですがただ1つ、僕が正しいと断言できるのは、「あなたを叶える物語とは何だ?」と僕に問われドキッとしてしまったのなら、あなたは「あなたを叶える物語」を諦め切れていないということです。

 

他人は上手に騙せても
自分だけにある既視感
やらかい場所を腐らせるから
全力ライオット/CatChu!

 

 Liella!3rdライブ千秋楽。「追いかける夢の先で」を一緒に歌ったあなたへ。「ずっと夢追いかけるよ!」と声に出したその歌は本物ですか?

 

 Liella!5thライブで「シェキラ☆☆☆」を受け取ったあなたへ。彼女たちに「明日も明後日もまた夢をみようよ」と誘われ、あなたは夢を見てきましたか?

 

 今回僕のブログをご覧いただき、「素敵だな」とか「おめでとう」とか、思ってくださったあなたへ。僕としては大変嬉しい限りです。本当にありがとうございます。ですが、僕が心の底で願っているのはそういった言葉を受け取ることではありません。「自分も頑張ろうかな」その言葉が一番聞きたいのです。

 

 Liella!とラブライブ!スーパースター!!に真剣なあなたへ、最後にもう一度お聞きします。あなたの夢は何ですか?

 

 僕とLiella!はこれからも夢を叶えに行きます。

 

僕らはいくよ 咲かせにいくよ
Departure/Liella!

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