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過去10年分の「このマンガがすごい!」の1位作品まとめ(Kindle版)

今週のはてなブログのお題が「10年」ということもあり、「このマンガがすごい!」で1位を取った作品を10年分紹介します。

 

マンガがストレス解消の人にとっては、必読の一冊になること間違いなし!ぜひ漫喫や本屋で手にとってみてください。また、ここで紹介しているものはほぼKindleにあるため、ぜひどうぞ!

 

追記:このライトノベルがすごい!の10年分も更新しましたので、そちらも合わせてぜひどうぞ!

 

このマンガがすごい!とは

大学の漫画研究会、書店員、ライター、イラストレーター、編集者、評論家、俳優、声優、放送作家、お笑い芸人、ミュージシャン、スポーツ選手、アイドル、小中学生、マンガ系の専門学校生など、有名無名問わず、70~200名前後のアンケート参加者が、前年10月1日から発行年9月30日までに単行本が発売されたタイトルの中から、最もお薦めしたい5作品をランク付けし、1位10点、2位9点、3位8点、4位7点、5位6点として計算し、総合順位を決定する(2009年版までは6作品を選び、6位作品を5点としていたが、2010年版より5位作品までに変更)。ただし、小中学生やマンガ系の専門学校生に関しては、1票1点もしくは0.5点で集計。なお、アンケート参加者が選んだ作品タイトルは、それらの作品に対するコメントとともに、誌面に掲載されている。*1

 

 

■2006年の1位

オトコ版

PLUTO

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

PLUTO (1) (ビッグコミックス)

 

人間とロボットが共生するようになった時代。スイス最強のロボット、モンブランが殺された。同じ頃、ドイツのロボット法擁護団体の幹部が殺害された。
二人の遺体の頭部には“角”の様な物がほどこされていることからユーロポールが誇る高性能刑事ロボット、ゲジヒトは同一人物による犯行と考え捜査を進める。ゲジヒトは犯人の標的が自分を含めた7体の、大量破壊兵器になりうるロボットたちだと考えるが、その裏に隠された陰謀に巻き込まれていく。 

巨匠手塚治虫の鉄腕アトムのエピソードである「地上最大のロボット」を浦沢直樹の手によってリメイクされたもの。最初は手塚治虫や鉄腕アトムに、おんぶにだっこの作品かと思いきや、主人公を掲示ロボットのゲジヒトとして話を展開していき、浦沢直樹の作品性・オリジナリティがふんだんに盛り込まれている。
おそらく手塚治虫の「鉄腕アトム」の時は、非現実的な近未来の世界を描いた作品だったと思うが、今の技術進化を目の当たりにすると、「もしかしたら・・・」と期待しながら楽しめるはず。ぜひ手にとって未来の世界を楽しんでほしい。

 

オンナ版1位

ハチミツとクローバー

 花本の研究室に集うようになった竹本、真山、森田、はぐみ、あゆみの五人は、みんながお互いにそれぞれの恋心を胸に抱きながら、足早に流れていく季節の中、共に同じ時間を過ごすことで深い絆で結ばれていく。だが、それぞれに歩み出す道は異なっており、別れの季節は訪れる。留年の続く森田より先に卒業した真山は大学を去って設計事務所で働くようになり、森田が学校に来ない時間も徐々に増えていく。折からの就職難により、あゆみは研究生として大学に残ることになり、竹本は就職の決まらないストレスで倒れ、留年を余儀なくされる。ようやく決まった就職も倒産という形で無に帰し、思い詰めた竹本はがむしゃらに自転車を漕いだ結果、自分探しの旅に出ることになる。
やがて過ぎゆこうとする儚く脆い青春の時間を送る5人はやがて残酷なまでの悲劇に見舞われるのだった。それと平行するかのように、森田の秘められた過去が明らかになっていく・・・。

現在「3月のライオン」を連載中の羽海野チカのおそらく最大のヒット作品。学生時代の甘酸っぱい青春が蘇ってくるような1冊。ストーリーもさることながら、キャラクター一人一人の個性の強さや羽海野チカが表現する世界観に心が癒されること間違いなし。男性も手にとって読んでみてほしい。美大に行きたがる若者が増えそうな気がする。

 

 

■2007年の第1位

オトコ版1位

デトロイト・メタル・シティ

主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼は、ポップミュージシャンとしてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する[1]。
ところが、事務所から根岸が演らされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタル・バンド「デトロイト・メタル・シティ(通称DMC)」のギター・ボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。
メタルは嫌いな根岸だったが、いざステージに立ってみると秘められたメタルの才能を発揮し、瞬く間にバンドは大ブレイク。根岸自身の思いに反してクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなる。 

松山ケンイチを主役に映画化もされた異質の作品。J-POPやアイドルソング、韓国勢が押し寄せる中あえてのデスメタルを題材にした舞台はメタルファンにはたまらないだろう。絵柄的に本格メタル漫画か!?と思いきやまさかのギャク要素満載。テンポの良いギャク展開と上手いのか下手なのか分からない絵柄に引き込まれていく・・・。騙されたと思って一度手にとって読んでほしい。明日からデスメタル用語を使い始めるはずだ。

 

オンナ版1位

ハチミツとクローバー 

まさかの2年連続の受賞。実績に裏付けられた作品。読まなければ漫画好きとは言えないかもしれない。

 

 

■2008年の1位

オトコ版の1位

ハチワンダイバー 

主人公の菅田健太郎はかつてプロ棋士を目指していたが挫折し、今では賭け将棋で日銭を稼きつつ漫然とした日々を送っていた。勝負に勝ち過ぎ対局を避けられるようになった菅田は、ある日秋葉原の凄腕棋士のウワサを聞く。秋葉原に赴いた菅田は自信満々でメガネの女真剣師「アキバの受け師」に勝負を挑むが、手も足も出ずに完敗を喫する。 プライドをズタズタにされ、その悔しさから久々に将棋への情熱を取り戻す菅田。しかし自堕落な生活で部屋は荒れ放題。片付けの為に清掃会社に派遣サービスを依頼するが、現われたのはなぜかメイド。しかも菅田を「ご主人様」と呼ぶそのメイドこそ彼のプライドを打ち砕いた張本人、「アキバの受け師」だった。 

囲碁を題材にした漫画といえば「ヒカルの碁」そして将棋といえば・・・と評価されるに値する漫画がここに誕生です。なぜならこのマンガは将棋を指す人が面白い!と感じるマンガだからだ。よくあるのは将棋を指す人に注目しがちだがこのマンガはしっかりと盤石を見れば、しっかりと練られた作品だということがわかる。そしてもちろん登場人物、とくに主人公の情熱とメイド姿の棋士のキャラクターに目が離せない。

 

オンナ版1位

君に届け

舞台は北海道。北幌高校に入学した黒沼爽子は、陰気で見た目が暗く、長い黒髪から、周りからは「貞子」と呼ばれて恐れられ、クラスに全く馴染めないでいた。しかし、自身とは対照的な、爽やかで、学年で男女問わず人気者で、爽子の噂を全く気にしない、クラスメイトの風早翔太とまともに喋ったことをきっかけに、友情・恋愛・進路などを通して爽子は新たな発見をし、1歩1歩成長していく。そして、爽子を中心に、風早たちの友情・恋愛・進路も動き出す。 

 もうこれば男も女も関係なしに知っている人が多いでしょう。キュンキュンしたいなら男もこれを読め!もはや説明不要の純愛ラブストーリー。高校生活の3年間を1年生時から全て描かれています。主人公の「貞子」が「風早くん」と付き合う前から付き合い始めてからのその後まで描かれている。主人公の貞子を応援する読者が多い名作。

 

 

■2009年の1位

オトコ版の1位

聖☆おにいさん

聖☆おにいさん(1)

聖☆おにいさん(1)

 

ブッダとイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、日本の東京都立川の安アパート(風呂なし・ペット禁止)の一室で「聖」(せい)という名字で暮らすという設定で描かれる日常コメディ。 

もうね、これは見てください。荒川アンダーザブリッジを知っている人なら作者の世界観がわかると思います。とりあえずね、ニヤニヤしながらマンガを読みたい人は手にとってください。絶対ニヤニヤするので。

 

オンナ版の1位

坂道のアポロン

坂道のアポロン(1) (フラワーコミックスα)

坂道のアポロン(1) (フラワーコミックスα)

 

 1966年初夏、船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校[注 1]に転校してきた男子高校生・西見薫。
転校初日、バンカラな男・川渕千太郎との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまり、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。
更に、薫は千太郎の幼馴染・迎律子に、律子は千太郎に、千太郎は上級生の深堀百合香にと、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。

 転校生がもしもジャズが好きでどこかミステリアス漂う少年だったら?このマンガはとても繊細な恋模様を描いています。主人公の家庭がとても複雑だったり、好きな女の子には他に好きな人がいて・・・など少女漫画にはありがちですが、なんだかんだ読み込んでしまいます。舞台が1960年代と、僕たちよりも2世代くらい上の方でも「あんな日々もあったな・・・」と思えるような1冊です。

 

 

■2010年の1位

オトコ版の1位

 バクマン。

舞台は埼玉県谷草市[注 1]。中学3年生の真城最高(サイコー)は高い画力がありながらも将来に夢を持たず、ただ流されて普通に生きていくだけの退屈な日々を送っていた。サイコーの叔父はかつて週刊少年ジャンプに連載し、その作品がアニメ化もされた漫画家・川口たろうで、連載打ち切り後の過労によって亡くなった過去があった。
ある日サイコーは些細な出来事を切っ掛けに、秀才のクラスメイトで作家志望の高木秋人(シュージン)に「俺と組んで漫画家にならないか」と誘われる。初めはその誘いを断っていたが、声優を目指している片思いのクラスメイト・亜豆美保と「アニメ化したら結婚する、それまで互いに直接会わない」と約束した事から漫画家への道を志す事になる。 

NHKでアニメ化もされた近年の名作ですね。このマンガの見所はたくさんありますが、やはりリアル志向があげられるでしょう。漫画家になるのは本当に険しい道のりだというのをおそらく作者自身の経験にも基づき、主人公が徹夜続きで病気になるなど過酷さが随所に見られます。しかし、主人公たちの漫画への情熱は読者の心を揺さぶり、夢に向かうための覚悟と努力を喚起してくれるような作品です。

 

オンナ版の1位

ちはやふる

ちはやふる(1)

ちはやふる(1)

 

小学6年生の綾瀬千早の夢は、お姉ちゃんの千歳が日本一のモデルになることであった。しかし、福井から来た転校生・綿谷新に「自分のことでないと夢にしてはいけない」と諭される。そんな新の夢は競技かるたで名人になり、日本一になることであった。真剣にかるたに臨む彼の姿に感化された千早は、幼馴染の真島太一も巻き込んで、かるたの魅力へ惹きこまれていく。 

ストーリーは小学校編、高校1年生、2年生編と主人公たちの成長過程を時間軸ごとに楽しめる。そして「百人一首」を題材にした異質の作品でもある。アニメ化もされ、百人一首がただの地味なゲームではなく、畳の上の格闘技と思わせるような激しさがやみつきになる。高校生編が中心となっているため、ラブコメ要素も随所にある。純粋な主人公の千早に感情を移入しながら笑いあり、涙ありで見られる1冊

 

 

■2011年の1位

オトコ版の1位

進撃の巨人

進撃の巨人(1)

進撃の巨人(1)

 

繁栄を築き上げた人類は、突如出現した“天敵”「巨人」により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、「ウォール・マリア」、「ウォール・ローゼ」、「ウォール・シーナ」という巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじてその命脈を保っていた。城壁による平和を得てから約100年後。いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平和な日々の生活に埋没していた。 

人類VS異人という構図で鬼気迫る勢いでストーリーは展開していく。進撃の巨人ブームは旋風のように日本中に吹き荒れアニメ、LINEスタンプ、進撃の巨人ごっこなど様々なところでみかけるようになった。絵は特段上手いというわけでもないが、やはり「巨人」という切り口、そして巨人の正体、張り巡られる伏線の数々・・・。新刊が待ち通しくなる1冊だ。

 

オンナ版の1位

HER

HER (FEEL COMICS)

HER (FEEL COMICS)

 

『君に届け』の椎名軽穂、推薦! 女たらしの男性客に思い渦巻く美容師、白髪のレズビアン、フツーじゃないことを恐れる女子高生、母の浮気がトラウマな地味めOL、女が嫌いな女…。オンナの本音を描き話題沸騰 

 「リアルすぎる女心」と話題のヤマシタトモコの作品。キュンキュンする少女漫画に飽きた人はぜひ一読してほしい。1話完結の物語が収録されており、どれもが「リアル」「あるある」と思わず言ってしまう。男性陣は心して読んだ方が良いかもしれない、この本には女の本音が包み隠さず描かれている。

 

 

■2012年の1位

男版の1位

ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜

 副題のとおり、漫画家手塚治虫の制作現場の舞台裏を描いた実録漫画である。主題にある『ブラック・ジャック』に限らず、手塚の様々な漫画、アニメの制作エピソードを題材にしている。手塚の当時の担当編集者やアシスタント、家族等関係者にインタビューを行い、その内容を回想として漫画化という構成を取っている。編集者は秋田書店に限らず他の出版社にも及び、アシスタント経験者にはその後漫画家として活躍している者も多い。

「 手塚治虫は神様だ。」おそらく漫画好きの日本人はほとんどの人がそう思っているはず。しかしその真実は、編集者に嘘を言いまくって締め切りを延ばすという体たらく。そして、このマンガに出てくる手塚治虫は髪はボサボサ、腹は出ているちょっと汚らしいおっさんなのだ。しかし、手塚治虫は休まない、休まずに漫画を書き続け、アシスタントや編集者はその熱にやられて同じように働き続ける。周囲への影響度も計り知れない男の物語が詰め込まれた1冊。

 

オンナ版の1位

花のズボラ飯 

花のズボラ飯 1

花のズボラ飯 1

 

夫が単身赴任となってしまった主婦・駒沢花が、毎日のごはんを手抜きメニュー(ズボラ飯)で乗り切ろうとするグルメ漫画作品。

正直に言うと賛否両論の漫画です。個人的には割と好き。だけど嫌いな人もたくさんいるという異質の作品wアマゾンのレビューが荒れに荒れていますwほんわかした絵柄と、ズボラ飯というワードに「ちょっと天然なお嫁さんが、簡単で誰でも真似できるズボラ飯をつくるのかな」と思いきや、普通に汚い、というオチwしかし、なぜか憎めない、そう1位作品だけあってやはり読み続けてしまう魅力があるのです。確かめたい方はぜひ手にとってみてください。

 

 

■2013年の1位

オトコ版の1位

テラフォーマーズ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
 

人口の激増に伴い火星のテラフォーミングのため、21世紀の中頃に最初の手段として特殊な苔とゴキブリを火星に大量に放ち、地表を黒く染め上げることで太陽光を吸収させ、火星を暖めようとする計画が実行された。
宇宙飛行士6人を乗せた有人宇宙艦・バグズ1号は火星へと向かう。目的は生息するゴキブリの調査と捕獲、そして2500年以降に火星へ送られた無人機からの通信が途絶えていることの調査である。ところが、船外へ出た直後、人間大の姿に異常進化したゴキブリに襲われ、乗組員は全滅する。しかし死の間際にジョージがゴキブリのサンプルを地球へと送ることに成功し、後に「テラフォーマー」と呼ばれるこの生物のサンプルにより人類は新たな技術を得た。 

遠い未来の地球を描いたSF作品です。ゴキブリVS人間という構図は新鮮です。とにかくもうね、猿人のような姿形をしたゴキブリがかなり気持ちが悪い、そうとにかく不快な気持ちになってきて「早く駆除してくれ!」と人間側を応援したくなります。だけどゴキブリの戦闘力は尋常ではなく、1巻の最初の方でいきなり仲間が次々と死んでいきます。「え、これ登場人物とか主人公どうなるの」みたいな。非現実的なストーリーがお好きな方はぜひ。

 

オンナ版の1位

俺物語!!

俺物語!! 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

俺物語!! 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

 

性格は真っすぐで不器用、同性からは慕われるが異性には嫌われやすい、いかつい剛田猛男。彼がこれまでに好きになった女子は皆、イケメンの親友、砂川誠を好きになった。
ある日猛男は、電車で痴漢に遭っていた女子高生・大和凜子を助ける。猛男は大和に一目惚れするが、後日、お礼に訪れた凜子の様子から「彼女もまた誠を好きになったのだ」と感じ、誠と大和の恋を成就させようと文字通り体を張って奮闘する。
しかし凜子が想いを寄せる相手は砂川ではなく── 

あれ?これ少女まん・・が・・?と思わず疑ってしまうような表紙。そう表紙にいる男の存在感がすごすぎる。その名も剛田猛男。その性格と行動は同性からは確実に好かれるタイプ。周りにいないですか?男受けするタイプ。ジャニーズやジュノンボーイがテレビで活躍する現代において、こんな九州男児一直線みたいな男の恋物語を描いた作品はそうないでしょう。個人的には男に読んでほしい少女漫画。

 

 

■2014年の1位

オトコ版の1位

暗殺教室

暗殺教室 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

暗殺教室 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

ある日突然、進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれ組・3年E組の元に政府の人間と、人間ではない謎の生物がやって来た。マッハ20で空を飛び、月の7割を破壊して常時三日月の状態と化してしまった危険な生物は「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」ことを宣言したうえ、「椚ヶ丘中学校3年E組」の担任教師となることを希望した。 

看板作品が「ワンピース」しか無くなってしまったと言われている中、救世主となる作品が現れました。それがこの漫画。落ちこぼれの生徒たちが「暗殺標的」である怪物によって次々に成長していくという異質のストーリー展開。しかしその怪物から生徒へ放たれる一言は、現実世界でも大切なことばかり。ギャク要素もふんだんに盛り込まれており、笑って、ためになって、そして怪物の目的は一体何なのか?という伏線について友達同士で熱く語れること間違いなし。

 

オンナ版の1位

さよならソルシエ 

19世紀末のパリ。ブルジョワばかりを顧客に抱える一流画廊「グーピル商会」の支店長で、パリ一の画商と名高いテオドルス・ファン・ゴッホは、新しい才能と芸術の開放を求めていた。しかし、時は権威と保守に満ち、芸術とは上流階級のためのもの、平民は芸術を理解できないとされている時代。
「体制は内側から壊すほうが面白い」、テオドルスは、アカデミーに認められない、人々のありのままの日常を描いた作品を世に出すため、高い壁を打ち壊さんと奮闘する。 

舞台は19世紀のパリ。名前だけなら誰もが知っているゴッホの伝記のような作品。ゴッホ兄弟を中心にストーリーがスピーディに展開されていく。才能に溢れる主人公が古い体制をどんどん打ち破っていく姿勢に、心うたれるものがある。自分自身の潜在能力を信じている方はこの漫画を読んで主人公の行動力をぜひ真似してほしい1冊。

 

 

■2015年版の1位

オトコ版の1位

聲の形 

聲の形(1)

聲の形(1)

 

高校生の少年・石田将也は、自分が過去に犯してしまった罪から、一人の少女の行方をずっと捜し続けていた。そして将也は、とある手話サークルの会場にて、探し続けていた聴覚障害者の少女・西宮硝子と再会を果たす事になるも、彼女は驚きのあまり逃げ出してしまう。 

この漫画を読むなら、確実に心がチクチクと痛くなるので、覚悟を持って読んでほしい。主人公は過去に友達からの裏切りを受けて人を信じる心を失ってしまった。しかし裏切りの原因は、自分が中心となった聴覚障害の女の子へのいじめが原因であるため、裏切った友人たちを憎むこともできない。常にポジティブな展開やリア充な漫画とは一線を画す漫画です。すでに完結しているので一気に読むことをお勧めします。

 

オンナ版の1位

ちーちゃんはちょっと足りない

 

中学2年生になる、ちーちゃんは同学年の子達と比べるとどこか足りない女の子である。これは、そんなちーちゃんの喜怒哀楽の日々を綴った物語。 

こちらも既に完結している作品。そして絵柄とは裏腹に心が抉られ、痛めつけられてしまう。この漫画に関しては、正直読んで確かめてみてほしいため、他の作品とは違いレビューはここまでとしておく。「ある事件」に関してご自身で確かめてみてほしい。

 

 

長くなってしまったがやはり、「このマンガがすごい!」と言われている作品だけあって、クオリティの高い漫画が揃っている。ぜひ手にとって読んでみてほしい。

 

/im0man

 

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