家は武器

ADHD親子の、片付けられる家。

その一歩が、遥か遠いの!(自宅失敗談と片付けレポ)

一歩、舐めてますよね!

たかが一歩、されど一歩。

それって遥か遠くです。

 

収納場所と活動場所との距離は近いか?と確認すると、

「近いのにしまえないんだよなぁ」ってお答えいただく事が多いです。

でも、本当に?本当に?近いでしょうか?

 

特に、座ったり、寝転がってやることに関しては、

一歩も動けないことを前提にしてください。

寝返りすら打てない可能性が高いです…。

 

リラックスコーナーでは一歩も動けないことを前提にしよう

でないと、こうなっちゃいます!!!自宅の寝室です…

犬も乱入してるし…

ティッシュ、おしりふき、耳栓、本、おもちゃなどがベッドの上や足元、周りの床に散乱していました。

本棚はベッドの脇に一応あるんです。

ところがそこまでいけない。戻せない。

ベッドに直結できるような家具を設置できればよかったですね。(後悔)

家具の配置も考え直したのですが、動かすのも大変で、買い替えるのほどのことでもないかな…と諦めました。

 

座ったまま、寝転がったまま、取り出せるか?しまえるか?

ちゃんと考えてくださいね、過去の私…

 

間取りや家具の配置でどうしても活動場所と収納場所が離れざるをえない場合もたくさんあると思いますが、できるだけ身動き少なく出し入れできると「めんどくさい」を乗り越えられる可能性は高まります。

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というわけで、家具の種類や配置は替えずにできることをすることにしました。

 

寝室片付け一日目、まずはちょっとだけ手を付ける

落ちていたおもちゃをピックアップ。一階おもちゃコーナーに戻します。

一日目はこんなもんです。

いつも「まとまった時間は取れないことを前提」に動きます。

その日できることをちょっとだけ。

それでも、少しは進んだという実感が持てるので、また一歩踏み出しやすくなります。

 

数日後…これが動き始めると起こるミラクル!

まずは窓を開け新鮮な空気を淹れました。

そして本は本棚に集めて、寝具を整えました。

面積の大きいものが整うと、一気に部屋が明るくなるような気がします。

これで片付けのやる気アップ!あるあるです。

最初は書類や小物よりも、こういった大きいものから整えていくのがおすすめです。

端に寄せただけだけど。作業スペースができました。

奮起して、本を出していきます。

ずっと本が無駄に増えていることが気になっていたのですが、放置していたんですよね。

ジャンルや対象年齢などで分類しながら出していきます。

図書館に二週間に一度通っているので、そもそもこんなにたくさんはいらないし、古い本はこれを機に手放すことにしました。

 

そうしているうちに…これが行動すると起こるミラクル、周りにやる気が伝染する現象!

夫も片付け始めてくれました!

けっこう彼の本が多かった。

いざとなれば潔い人。

こんなに役目を終えた本たちが出てきました!

残す基準は、「子たちのお気に入り」「今後子たちに読ませたい」「情報に普遍性がありそうなもの」にしました。

ほこりも溜まってました。あらら…何年ぶりの掃除かな…?

子たちのフレンズにも一度どいてもらってお掃除。

一応これで完成!
棚の上は飾り物とアレクサのみに。

本やおむつ替えセットなどは棚の中に収まりました。

空いているスペースもあるので、もしまた本が増えても大丈夫。
床もルンバに掃除してもらって、すっきり!

朝の1時間半で、これだけできました。

「収納場所がベッドから遠い問題」は、ベッドの足元に「とりあえずBOX」を設置し、そこに戻すのが面倒で細々したものをいったん入れる(部屋中に散らばるのを防ぐ)という方法で試し、様子を見ていきたいと思います。

 

まとめ

  • リラックススペースでは一歩も動けないことを前提に収納計画
  • 「まとまった時間はやってこない」と思って日々できることを
  • 迷ったら面積の大きいものから片付けて作業スペースを作る
  • 情報は鮮度が命!家に置くのは古典など普遍性のあるものを中心に
  • 図書館で借りてくるからそんなに所持する必要なし
  • やる気は伝染する!信じて待て♡
  • お気に入りは大切に
  • 新しい収納方法は「実験」ととらえ気軽に試す

以上です。最後まで自宅片付けレポにお付き合いいただきありがとうございました!

五感を使ったお片付け

感性を呼び起こそう

暮らしを楽しむために、本来失われてはならない大切なもの。

それはご自身の感性です。

 

私たち…特に30代?以上の方は、まだまだ「我慢が美徳」だった時代に教育を受けてきました。

自分の考えや感じ方を自由に表現することは、なんだかわがままのように感じられて、つい言葉にできなくなってしまう。

または、嫌だなぁ、苦手だなぁ、ということも、ついつい我慢するなり気にしないようにしてしまう。

毎日忙しくて、自分のことなんかにかまってはいられない。

はたまた、意識的にも無意識的にも、「これが美しい」「これがかっこいい」「こうあるべき」という世間の基準に沿って物事を選んでいる。

そんな日々がずうっと続いていると、自分の感じ方がどんなものだったか、忘れてしまいそうになりませんか。

 

でも、本来お部屋はあなただけの、ご家族だけの、プライベートな場所。

片付きレベル、使うもの、取っておくもの、収納用品、置き方などはそれぞれの自由に委ねられるべき場所です。

 

ご自身にとって快いお部屋、本当に幸せを感じられるお部屋、そんなお部屋にしたいのなら、ぜひお片付けを始める前に、ご自身の感性を呼び起こしてほしいと願っています。

 

いつもはけっこう理屈をこねて動線やら使用頻度やらを一生懸命説いている私ですが、今日は本当はずっとお伝えしたかった、「五感を使ったお片付けの方法」をご提案したいと思います。

気楽にお読みくださいますと幸いです。

 

①視覚

これは一番わかりやすいですね。まずは目を使ってみましょう。

以前「色の片付け」「明るさの片付け」のお話をしました。

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強い色のパッケージのものを隠したり、ケースに入れ替えたりするだけでも、驚くほど見た目はすっきりします。

私は洗面所に集める布物をすべてグレーで統一したのですが、こうすると多少ラフに置いてあってもあまりうるさい印象にはなりません。(個人感)

 

カラフルなものがお好きな方は、つまらない色は逆に排してしまっても素敵です。

 

次は眩しさのお片付け。光の強度も人によって心地よさが違います。
作業する場所は明るいほうが良いけれど、リラックスする場所は光を抑えると、穏やかな雰囲気が作り出せます。

11:00時位置にブラックデジタル目覚まし時計

「片付いたらお気に入りのランプを購入する!」というのも、楽しい目標になりそうですね。

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また、お疲れのときは「目線の高さの水平面にあるものだけでも片付ける」というのが効果的です。

お部屋全体が散らかっていたとしても、キッチンカウンターやダイニングテーブルの上など、「まず目に入る場所」がきれいだと、すっきり見えるのでぜひお試しください。

 

床置きになっているものを、無地の紙袋や段ボールにまとめるだけでも違います。

そんなふうに細かいものは大きな塊にすると、視覚情報が減り、ストレスも軽減されるかと思います。

 

②聴覚

意外かもしれませんが、日常生活はいろいろな音に囲まれています。

しかし「音」は、一番軽視されがちな部分かもしれません。

聴覚が鋭い方は、実は日常に我慢している音がたくさんある可能性があります。

  • 磁気の食器に金属のカトラリーが当たる音
  • 椅子を引くときの音
  • 金属製のハンガーを金属製のバーに掛ける音
  • 引き出しの中にモノを入れたときに立つ音

茶色の木製のハンガー4本

それぞれほんの一瞬の小さな音で気にしない方も多いかもしれませんが、聴覚が優れている方には辛い音があったりします。

聞こえないふり、気にしないふりが、知らぬ間にストレスを積み重ねているかもしれません。

先日私もドライヤーを引き出しに入れたときの音が気になって、収納用品を変えました。

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金属製やプラスティック製の収納用品を、フェルトやコルク、草木製品などに変えることで音が柔らかくなり、気になる音が片付くことがあります。

もともと聴覚に自信がある方はぜひ、暮らしの中で本当は我慢している「音」がないか確認していただき、気になる「音」もお片付けしていただくことをおすすめいたします。

もちろん近隣の騒音などがあれば、早急に防音効果のあるものの設置をしましょう。

最近はおしゃれなものが多く、インテリアに合うものがきっと見つかります。

 

③触覚

ベッドの上の白いシーツの接写

手触り、肌触り!これも本当にわかりやすく快適さを左右しますよね。

全然気にならない方ももちろんいらっしゃるとは思いますが。

うちの息子はここが特に敏感で、服や下着は全て「手触り」で選びます。

デザインはほとんど気にならず、ノールックで引き出しに手を突っ込み、手触りでどの服か判断しその日どれを着るか選びます。

そんな人もいるんだと、息子を見て勉強になりました。

 

少しの毛羽立ち、少しの毛玉だからいっか…と半分諦めながら取っておいているものがあったら、改めてもう一度お手にとって触ってみてください。

シーツ、枕カバー、寝間着、ニットなどなど。

肌触り手触りできちんと寿命を見極め、手放すべきタイミングを見逃さないようにしましょう。

古いものは手放すなりお手入れして、必要であれば新調しましょう。

ぐんと快適な毎日が待っているはずです。

 

④嗅覚

匂いも、「気にしないふり」しやすいものです。

でも実は、匂いに敏感な方もかなり多いのではないでしょうか。

なんとなく使っていた柔軟剤の匂い、トイレの芳香剤の匂いなど…実はなくても困らないものがけっこうあるかもしれません。

白い布に一輪のピンクの花

逆に好きな香りがあれば積極的に取り入れてください。

でもそのためにも、嫌なニオイのもと(汚れ)は除去するのが大切ですよね。

お掃除はお片付けが終わっていない状態だとなかなか難しいのが実情ですが、やはりお片付けをしたらお掃除もしやすくなり、嫌な匂いを溜め込みにくくなります。

「本当は気になっていたあの匂い」がもし今思い浮かぶなら、日々のストレスがいつの間にか溜まっているかもしれません。

ぜひぜひ頑張ってお掃除し、すっきりしちゃいましょう。

お掃除に必要なのは、実は時間&習慣の片付けだったりします。

満足度の低い時間を手放すきっかけになるかもしれません。

 

⑤味覚

最後に味覚です。片付けと味覚?関係ないようで、私はキッチンの片付けに最も必要な感覚ではないかと思っています。

まず古くなった油、油分の多いお菓子…食べてみてください。(想像だけでもOK、自己責任でお願いします!)酸化してしまって美味しくないはずです。

いつも冷蔵庫には新鮮で「美味しそう!」と思えるものだけ並べたいですよね。

ストック品も、必要かつご家族が大好きなものだけが揃っている状態が理想ではないでしょうか。

食品を手にとって味わいを想像してみる、そんなふうに片付けを進めるのも面白いかなと思います。

また、普段の食事で、ご自分の好きな料理、ご家族にとっての定番料理など、住む人の味覚の好みがしっかりわかっていれば、必要な調味料や素材が決まってくるはずです。

全世界の料理を生み出せるキッチンでなくてもよいはずなので、ご家族が好きな料理をスムーズに生み出せるキッチンを目指していきましょう。

黒いフライパンを持つ人

 

おわりに

五感を使ったお片付け、いかがでしたでしょうか。

お片付けにはいろいろなセオリーが合って、もう情報にうんざりしてしまう日もあると思うのです。

ときには力を抜いて、感じることから始めるお片付けがあってもよいではないですか。

ご自身の好き嫌いを、思い切りわがままに、お家の中では自由に表現したいですね。

それは自分を大切にすること、自分の感性を守ること、自分で自分を幸せにすることです。

 

「片付いたら幸せになれる」は本当?実は真逆という仮説

前回は片付け界でも二極化が起こっており、片付けられないのは、「努力が足りないから」ではないというお話をしました。

引き続き「ゆるストイック」から考察をしていきます。

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「部屋がきれい=幸せ」ではない

散らかった部屋を見て、きれいな部屋の人が「可哀想」とコメントするのを見たことがあります。

私はそれに強く違和感を感じました。

 

部屋の状態で幸福度を計ることはできません。

実際部屋がきれいでも幸せじゃない人もいっぱいいるし、部屋が散らかっていても幸せな人もたくさんいます。

部屋の状態と幸せは、影響し合うことはあっても「=」にはならないのです。

なぜなら、部屋がきれいであることに「価値」を感じない人もいらっしゃるからです。

「散らかっていても別に気にしない」、というのは、その方にとって強がりではなく本心です。

そりゃきれいであることに越したことはないけれど、「他のことに価値を感じている」

「優先したいことが他にたくさんある」場合、相対的にのその方にとって「部屋がきれいなこと」の価値は下がります。

また、どのような状態を「きれい」と感じるかは、一人ひとり違います。

だから、周りの人がその人の部屋を見てその人が幸せかどうか計ろうとすること自体、意味がないことなのです。

ハンモックに横たわる白いドレスの女性

「片付け」はより幸せになるための「手段のひとつ」に過ぎない

つまり、「片付け」はすべての人にとってのゴールではありません。

一度、「部屋は片付いていなければならない」という思い込みを手放し、ゼロベースでぜひ考えてみてください。

 

一人ひとり違う「幸せ」、一人ひとりが「望んでいる状態、実現したいことを」を応援する環境を作る「手段のひとつ」が片付けです。

もしかしたらより幸せになるために、貴方に必要なのは、「片付け」じゃないかもしれないのです。

そうして改めて考えてみても、やっぱりより良い生活のためには片付けが必要そうだな、と感じた方は、ここから先もお付き合いくださいませ↓。

 

「努力したら→片付く→幸せになれる」のセオリーを疑ってみる

ここで片付けを促すキャッチフレーズを改めて疑ってみます。

 

努力したら片付くのでしょうか?

片付いたら幸せになれるのでしょうか?

 

私は逆かもしれないと最近思うようになりました。

努力した結果、部屋がきれいになって、部屋がきれいになったから幸せになれるんじゃないのです。

 

以前散らかりまくった部屋に住んでいた私。

片付けの本はいっぱい持っていました。片付けられるようになりたくて。

情報はたくさん集めていて、理屈ではわかってる。

でも行動に移せないっていう時期がずっと続きました。

その時、私はとても大きいストレスを抱えていました。

ストレスが大きいから、片付けられなかったんだなって今は思います。

 

前回のブログで書きましたが、心身が元気(ベストとしては幸せな状態)でないと、冷静に物事を考えられないんです。

ものは絶対選べないんです。

 

だいたいしんどい時って、何が自分にとって幸せか?わかっていない状態なんです。

自分が何が好きで、何を心地よいと思うか、何がしたいのか、わからなくて途方に暮れた状態で、必要なものが選べないのは当然です。

 

選ぶ作業って、ただでさえ凄く頭使いますよね。疲れますよね。

それがストレスを抱えた状態では?まず出来ないと思います。

 

行動力も失われている状態です。

生きているだけでも大変なのに、プラス片付け行動を起こせるでしょうか?

起こせないですよね。

 

片付いたら幸せになれるのではくて、幸せだから片付けられる

幸せだから片付けられる。

「片付けで人を幸せにできる」と思ってたんですけど、そうではありませんでした。

 

私の部屋が片付いたのは、たまたまでした。本当にたまたま。

たまたまのチャンスにたまたま乗れたからなんです。

つまり、何かいいことがあって、自分が元気になった時に、ようやく片付けられるようになったんです。

過去の自分を振り返っても、あの時先に「幸せになったから」片付いたんです。

「幸せになったから」アトピーが治ったっていう順番でした。

頑張っても治りませんでした。頑張っても片付きませんでした。

たまたま幸せになったタイミングでアトピーが治って、たまたま幸せになったタイミングで片付いたんです。

 

「幸せ」=自分にとっての「価値」がわかっていて、それが実践できている状態

「片付いている」=自分の「価値」にそった環境づくりができている状態

白いドレスシャツと茶色のズボンを着た女性が昼間、黄色い花畑を歩いている

 

つまり、自分の幸せが何かわかって、それに何が必要かわかったからモノを選べる。

幸せを実感できたから、どんな環境ならより実感できるかわかり、片付けのゴールを決められる。

そうすれば自然と片付くわけです。

 

これは、私が勝手に考えた仮説です。

皆さんはどう思われるでしょうか。

 

まずはとにかく幸せになることが先。幸せになったら自然と片付く。

だから私は今から言う大切なことをお伝えしたいです。

 

片付かないことで、どうかご自分を責めないでください。

「もっと頑張らなきゃ」とか、「努力してないからかな?」とか。

自分が嫌になってしまう気持ちがあると思うんですけど、そうではないと思います。

まずはとにかく一度片付けることを忘れて、幸せになることだけを考えてください。

 

幸せになるには運の要素が、正直、大きいです。

努力は必ずしも報われません。

個々人の努力だけじゃどうにもならないこともあります。

 

それなら、個人は何もできないのでしょうか?

いいえ、できることがあります。

 

チャンスを活かす、チャンスを待ちながら準備する

たまたま元気な日、たまたま嬉しいことがあった日、そういう日になら、きっと、少し片付けられると思うんです。

そういう日があったらそのチャンスを必ず見逃さずに、少しだけ行動するっていうのを続けて行ってみてください。

ゴミ一つ拾うことからです。

小さな緑の葉を手に持っている人

ただ、そのチャンスが来た時のために準備しておく。

ぐっすり眠って、自分の体調を整えておく。

美味しいお茶を飲む、散歩して新鮮な空気を吸う、好きな人のことを考える、何でもいいです。

一日一日、自分で自分を幸せにできることを考える。

何に対して自分は「価値」を感じるか、探す、見つける、確かめ続ける。

そのことだけを考えて毎日を過ごし、幸せな日があったら→片付けるの順番が良いのではないでしょうか。

片付けの手法や理屈など、難しいことはいったん考えなくてもまずは大丈夫かなと思います。

正論は一度置いといて。

 

とにかく体調を整える、幸せに過ごす。それを先に考えてください。

その後、自然に片付くと思ってください。

 

元気がないときは人に頼る

でもやっぱり、片付かない部屋を見てストレスがたまる時ってあると思います。

部屋が片付いていたらどんなに楽だろうって。

私もそれがすごくつらかった過去があります。

 

だからそういう時は、お友達、ご家族にまずはお願いしてみるとか、もし頼る人がいなければ最寄りの役所に行って相談支援を受け、福祉につながってください。

お安くヘルパーさんに来てもらえる制度をまずはちゃんと利用していただきたいです。

 

それも使えない状況でしたら、やっぱり片付けのプロに声をかけてください。

家事代行さんでもいいですし、ライフオーガナイザーでもいいですし、整理収納アドバイザーさんでもいいんです。

自分と相性が良さそうな人にお願いしてみてください。

もしも私を選んでくださった方がいらしたとすれば、ゴミを捨てることから一緒にやります。

一緒にじゃなくてもいいです。

任せていただけるなら、まず私一人で進めてもよいです。

ゴミと思われるもの…例えばペットボトルなど、(それが大切な人もいらっしゃるので、全部それを捨てていいかどうか確認しますが)、分別など面倒くさいことは私がやりますので。

まずゴミを捨てることから始めましょう。

多分ゴミも捨てられない状態だと思うんですよね。

もう辛い時は。ストレス抱えてると無理なんです。

元気な時じゃないと片付けなんかできないんです。

だからそれは人に頼りましょう。ぜひ頼ってください。

 

営業トークにしか聞こえないと思いますが。

「ゆるストイック」という本で「今日自分が死ぬとしたら?何をすべきか?」考えさせられた結果、最後に皆さんに何を伝えたいか?というのを考えて、このお話をしてみることにしました。

 

長くなりましたがここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

どうぞお幸せに、お元気でお過ごしください。

片付け界の悲しい二極化、その差は何?

「ゆるストイック」からわかる世界の二極化

先日、こちらの本を夢中になって読みました。

今の世の中の構造や仕組みがとてもわかりやすく書かれており大変勉強になりました。

こちらの本の一部をカンタンにまとめると(私の個人的理解)。

  • 経済状況が富裕層と貧困層で二極化している。
  • 各グループにそれぞれの「正しさ」がある。
  • 人々は似た者同士でしか交流せず、それぞれの「正しさ」を証明してくれる情報のみ集めるので、全く違う価値観が作られる。
  • それぞれが違うコミュケーションツール(言語/視覚聴覚)を使うので、より相互理解が難しくなっている。
  • 支配側は富裕層だが、実は富裕層の生活を下支えしているのは貧困層であり、人数も圧倒的に多いので、貧困層の気持ちがわからなくなった富裕層のリーダーが選挙で勝てなくなった。

 

片付けの世界でも同じことが起きている

今、片付けを仕事にされている方はたくさんいらっしゃいます。

皆さんインスタなどで素晴らしい収納方法を披露してくださっており、私もそういう方々の投稿を見て勉強させていただいております。

でも、もうレベルが高すぎて一般の方がついていけない状況になってると思うんですね。

 

我が家はどうかと言いますと、ボックスにざっくり分けてるだけなのです。

中身はもうノールックで出し入れしてるので、ぐちゃぐちゃなんです。

だから先日キッチンの収納を思い切って全部公開したのですが、あれを見て汚いって思った方もたくさんいらっしゃるはずです。

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一方で、一部の方は、もしくはそれ以上の方は「綺麗だな」って思ってくださったみたいなんです。

実際、綺麗だねって声かけてくださった方もいらっしゃいました。

私もこれのくらいでいいと今のところ感じています。

でも、お片付け業界の中では汚い方なんです。

もう皆さんレベルが違うんですよ。凄い域まで達していらっしゃるんですよ。

だからうちなんかは彼らにとっては汚い方なんです。

 

補足:高いレベルがみんなに必要かというとそうではない

それなのになぜInstagramでそんな状況を晒したかというと、「完璧な美しさが全員にとって必要かっていうと、やっぱりそれは違う」ということを伝えたかったからです。

それぞれの美しさとか正しさがあるっていうことが、「ゆるストイック」にも書いてあり、私も強くそう思っています。

それぞれのちょうど良いところに持っていければ、それが正解なんです。

 

「汚部屋」と名付けられた部屋たちの存在

片付け状況も、格差が広がってるという話に戻ります。

私はいわゆる「汚部屋」出身です。

ずっとそこで、インテリア雑誌を見ながら夢だけ見ていたっていう少女時代を過ごしていました。

そんな暮らしをしていた私からすると、もうそこまではできない!と感じてしまうような高度な域に達していらっしゃる方もいらっしゃいます。

 

一方で以前の私の部屋のような…女性でしたらナプキンのごみがあっても当たり前、おかしのゴミはもちろん、ペットボトルもいっぱい。

洋服は山積みで、当然床が見えない状態。

そういうところで暮らしていらっしゃる方が、片付けの仕事を始めて、実は本当にたくさんいらっしゃるっていうのが分かってきました。

その方々のことを、お部屋のきれいな人たちは「どうして片付けられないのか」理解ができなくなってきている、と感じます。

片付けのプロが集まるイベントで発達障害の方に向けた片付けサポートを呼びかけていると、同じく片付けの仕事をしている人たちの中から、理解を寄せていただくどころか逆の言葉を数度かけられショックを受けました。

「そういった方は自分のお客さんじゃないからそちらに回していいか?」と。

 

片付けで一番苦しんでいる人たちに、片付けのプロが寄り添えないなんて…。

憧れの仕事の現実を見た気がしました。

しかし実際に片付け業界を支えているのは「片付け」が苦手な方たちです。

その方たちの気持ちに寄り添えなければ、私達の業界は潰れてしまいます。

「ゆるストイック」にかかれていた富裕層と貧困層の関係から思い出されたエピソードでした。

 

努力の差ではない

さて、すっごくきれいな部屋と、すっごく散らかってしまった部屋との間の差は、何から生まれていると思いますか?

「ゆるストイック」を読んで、努力の違いじゃないことは、私の中で確信に変わりました。

一生懸命努力した結果、部屋がきれいになるんじゃないんですよ。

何度でも言います。努力の違いじゃない。

運やタイミングの要素も過小評価できません。むしろ、大いに影響しています。

 

何故か。まず人生に迷いがあるとき、病気の時、お金が無い時など、ストレスを抱え心が苦しいときは絶対に片付けができません。

ストレスが判断力や行動力を鈍らせます。

ストレスで衝動買いも増えます。

捨てることに強く不安が生じます。

片付けは心身と脳を酷使する作業なので、元気じゃないと劇的に難易度が上がるのです。

 

また、他にも忙しすぎて&他にやりたいことに夢中で単純に「片付ける時間がない」というHappyな理由の方もたくさんいらっしゃいます。

 

そういった人生の波は容易に自分でコントロールできるものではありません。

 

部屋の状態から「こんなに散らかしてしまう自分はなんてダメなヤツなんだ、恥ずかしい」と思う必要が全くないことが伝わりますでしょうか?

そんなことで自己肯定感を下げるのはもったいないです。

 

冷静に、今の自分の状況を見つめれば、自分の環境を形作っているのは自分だけでないことがわかるはずです。

「今は元気がないから仕方ない」

「今は忙しいから仕方ない」

というのは、言い訳ではなく事実として正しく認識することが大事です。

 

次回のお知らせ

じゃあほとんどコントロールできない人生の波の中で、私達ができること・すべきことは何なのか?について考えていきます。

自分にとって何が「価値」か?決まらなければ片付けはできない

「価値」が決まらないと、カップ一つ選べない

例えばあなたがこれからカップを選ぶとします。

「自分は何に対して価値を感じるか?」「どのようなライフスタイルを望んでいるか?」こういったことを自分に問うことで、どのようなカップが良いか決まるでしょう。

もしかしたらカップ自体必要ない、との決断に至るかもしれません。

 

使い方は?使う場所は?使うときの状況は?誰が使う?誰と使うか?

お手入れにかけられる時間は?美意識や好みやこだわりは?身体的特徴に合うか?

年齢は?好きなのはお茶?コーヒー?それとも両方?そもそも水以外飲まない?…

 

こんなことをいちいち一つ一つのモノに対して考えるのはとても大変です。

でも、これらの質問に答えられなければ、カップ一つ選べなくなってしまいます。

片付け=モノ選びでもありますので、片付けはこういった質問に答えを出し続ける作業です。

だから自分にとっての「価値」が決まっていないと、その都度手が止まり、片付けが進まなくなってしまうのです。

 

様々な価値観の例

例えば、「アウトドアが好きで、野外で仲間と寛ぎながらコーヒーを飲みたい」なら、無骨なデザイン、多少ラフに扱っても良いようなものを選ぶでしょう。

例えばこんなシリーズのカップでしょうか。キントーホームページよりイメージ図↓

ALFRESCOkinto.co.jp

FORISkinto.co.jp

 

「家の中で子どもの面倒を見ながら、ササッと1人分紅茶を用意して、少しでもホッと一息つける時間を確保したい」なら、こういうタイプのカップがとても便利です。

(私が持ってます…)この場合、ティーポットは不要です。

また、こんなガラス製のカップは、紅茶の色も楽しみたい(そこに価値を感じる)方にぴったりです。

 

「ハイソサエティでおしゃれな友人たちを呼んでホームパーティをする」ようなマダムでしたら、きっと老舗高級ブランドのティーカップ&ソーサーをお使いになるでしょう。

ヘレンド商品 ヘレンドティー ティーバッグ

こういう食器を使うには、丁寧に手洗いできる余裕(お手伝いさん?)も必要ですし、その工程に価値を感じられる方でなければなりません。

 

「日本の伝統も大事にしつつ、現代のライフスタイルに合わせたおしゃれなものがほしい」、という方はこういうものがお好きでしょうか?

hasami-porcelain.com

ちなみに、オリジナルのハサミポーセリンをお使いになるなら、釉薬のかかり方の違いや使っていくうちにできる油染みを「味」や「魅力」ととらえる感性、それを「価値」と考える方でなければなりません。

 

「正しい正しくない」ではなく、自分の「価値」で決める

茶葉から淹れ方までこだわって淹れてお茶を淹れる~飲むまでの行動そのものを楽しみたい人と、とにかく時短して他の活動に打ち込みたい人がいて良いのです。

どちらが正しいかではなく、「何に価値を感じるか?」で時間の使い方、モノの選び方、扱い方、優先順位が決まります。

私はカンタンにティーバッグで済ませちゃう派ですね…今は。

でも価値観は変わりますので、変わったときに持ち物も時間の使い方も見直します。

 

誰とどこでどんなふうに過ごしたい?暮らしていきたい?

ライフスタイルを決めることはとても難しいことです。

しかも決めたあとでも変化するものなので、常に環境が「今の自分」に合っているかを問い続け、それに合わせて最適な環境にしていくとなると、気が遠くなるように感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

もし「そんなの気にせず流れのままに過ごしたい」というならそれはそれで一つの価値観です。

 

でも、そこをしっかりと一度考えてみることで、暮らしがより快適で素晴らしいものになることは確かです。

自分がワクワクする暮らし方をイメージすることに、ぜひたっぷりと時間を取ってみてほしいと思います。

自分にとっての「価値」をしっかりと認識できるようになると、人生全体がオーガナイズされていくからです。

 

ご自分に問いかけてみてほしいこと

「もし私が幸福でリラックスし、自信に溢れ、不安もなく、愛され尊敬され、称賛されていたら、今とどう違う行動をするだろうか?自分や他者との接し方がどう変わるだろうか?何により力を入れ、何をしなくなるだろうか?」

 

この答え(自分にとっての「価値」)が決まってから、目標を設定します。

先に収納術や時短術などのライフハック情報をいくら漁ってもだめなんです。

「価値」が決まると人生で向かうべき方向性が見えてきます。

そして目標が決まってから、必要な方法を探していく、の順番をどうか守ってください。

また、行動を後押しし支えてくれる意欲や意思は、「価値」から生まれてくるものです。

「価値」が見つかるまでは時間がかかるかもしれませんが、それが決まれば、後は無理なくスムーズに回っていくはずです。

 

価値が見つからない時は

「これが私の価値かわからない」

「欲しいものがわからない」

「そんなことは考えたくもない」

「どうせがっかりするだけだろう」

「今はする時間がない」

「価値同士がぶつかり合ってしまうんだ」

そう思った方は、こちらの本の第26章「価値が見つからない時は」を読まれてみてはいかがでしょうか。

私が子育てで一番つらかった時期に、育児支援センターで次男を預かってもらい、頑張って読み進めた本です。

けっこう長いので、時間がない方は部分的に覗いていただくだけでも発見があると思います。

泣きながら色んな場所で少しづつ読んだので、ボロボロになってます。

おすすめいたします。

 

 

 

生活DXでもっと楽になろう!①「Googleフォト」活用

難易度の高い写真と書類の片付けを手放そう

写真や書類の整理で苦戦されている方がとても多いと感じます。

私もその2つの片付けが一番苦手です。

なので実はもう10年前から書類・写真の「物理的」整理は、ほぼ手放してしまっています。

それはこの時代、特別なことではないと思っていました。

ところがこの話を何人かにしたところ、びっくりして面白がってもらえたのです。

そこでブログにまとめてみることにしてみました。

どなたかのご参考になれば幸いです。

 

Googleフォトで写真やメモ、書類をデジタル化するメリット

1.自動で分類してくれる

御覧ください。こんなふうに、勝手に分類してくれるんですよ!

気になるものはすぐ写真やスクリーンショットで撮っておけば、Googleさんが勝手にジャンルごとにまとめてくれます。

手書きのメモやイラストも、写真に撮っておけば物理的に失くしても困りませんし、捨ててしまっても(モノとしての愛着がなく情報だけで良いなら)大丈夫です。

 

2.テーマに沿ったアルバムを作ってくれる(子どもの作品集も!)

例えば旅行に行ったら、日時や場所で「OO旅行の思い出」

として自動でアルバムを作ってくれるのです。

家族との共有もまとめて簡単にできます。

私は子供の作品も、持って帰ったらすぐ写真に撮り(本人と一緒に撮影できるとベスト)Googleフォトでアルバムにしています。

子どもが手放していいと言ったものは、すでに写真に撮ってあるので安心して手放すことが出来ます。

 

3.日時、人物、もの、場所、テキストなどで検索できる

あのお店で見たほしいものの写真、あのときのあの子の写真が見たい…そんなときはワードで検索することができます。

(逆にもちろんその写真からネット上で画像検索することもできます。)

例えば「フルーツ」と検索してみました。

こんなふうに関連する写真を集めてくれます。

日時や場所、人物でも検索できます。

なんとペットまで!名前と顔が一覧で出てくるので、探しやすいです。

子どもって赤ちゃんからどんどん顔が変わっていきますが、成長してもちゃんと分類してくれるのが本当に素晴らしいです。

場所検索するとこんな感じです。

4.毎日思い出を振り返られる

毎日、こんなふうに↓自動で作ってくれた懐かしいアルバムを届けてくれます。

写真を見返す機会も、紙のアルバム時代より確実に増えました。

こんな使い方も!フル活用アイディア

1.衝動買い&買い物の失敗を防ぐ

私はお店で欲しいものに出会ったら、写真を撮ります。(ダメなのかな?)

よく行くお店ごとにアルバムを作っていて、そこに入れておきます。

こうすると何が良いかといいますと、まず「手に入った錯覚」を起こせます。

なので出会ったその日に買わなくても、満足してお店を後にできるのです。

仕事柄収納用品の写真が多いですが、ご参考までにこんな感じです。

写真にサイズをメモしたりもします。

洋服の買い物の失敗を防ぐために、持っているお洋服の写真も撮ってデジタルワードローブを作っています。

外出先でも、写真を見ながら、重複しないかどうかや、手持ちの服に合うかどうかや、着回しについて考えてから購入することができます。

(ちなみに下着や靴下などの写真までは撮っていません)

クローゼット全体の写真も撮っておくと総量がわかるので、より買い物しすぎを防げます。

 

2.旅行の荷造りリストに

毎回ではないですが、旅行に行くとき、持ち物を写真に撮ってアルバムにしておくと、次回似たような場所に行くときに荷造りがとっても楽になります。

特に私は特性上荷造りが苦手なので、文字でのリストよりもずっと理解しやすく助かっています。

お子様がご自分で荷造りするのにも役立つのではないかと思います。

 

物理的に取っておくのは厳選した宝物だけに

私は結婚式のとき友達が手作りしてくれたアルバムと、夫が高校生の時に書いてくれた手紙、結婚式のときに義両親と義弟が書いてくれた手紙、サイズを実感したい子どもたちが生まれたときの手足形の台紙など、本当に厳選した宝物だけを実物として残してあります。

その他年賀状(もうやっていませんが)や、学校の書類などもデジタル化したら手放しています。

そうすると、本当に本当に管理が楽になるので、心からおすすめしたいです。

 

次回はGoogleドライブの活用法をまとめたいと思います。

 

結婚11年目、食器の厳選終わりました!各お気に入りポイントまとめ

何をどう使うかわかってきた11年目

紆余曲折あり、日々の自分たちに合う食器がやっと厳選できました。

引き出し2段分にスッキリ収まり、全て食洗機対応&食洗機に入れやすい形。

見た目の統一感(好みですが)、使いやすさ、兼用できるかどうか。

そんなことを考えて決めたお皿たちをご紹介いたします。

 

食器全量公開!

じゃじゃん。基本的には白×ガラスです。

私は料理が苦手なので、色合わせまで考えると頭がパンクするからです…。

実はマグカップを撮影しそびれたので後に別途紹介いたします。

 

基本のご飯&お味噌汁セット。お椀について熱く語らせてください!

食洗機に入れられるように、過去スープカップで味噌汁を食べたりしていたのですが、なんとなく自分の好みとしては、やっぱりお味噌汁は木のお椀で飲みたい!と思って、ニトリのお椀を使っていたんですね。

でもやっぱりついつい食洗機に入れてしまって。

1年足らずでとうとう割れちゃったのです。

 

そして、食洗機で乾燥までしても、高台の中にお水が溜まってしまい、乾かないのも悩みでした。

そこで高台のないお椀を買ったこともあるのですが、それだと今度は手に取りにくい。

いちいち両手で持ち上げないと不安な感じが苦手だったのです。

そこで改めて探してみたところ、やっと理想の食洗機対応のお椀に出会えました。

高台がちょこっとあります。美しいシフォン型は、洋風のご飯にも合う形です。

右がニトリの1年使ったお椀。左が新しいお椀。

直径13センチの大きめが、具だくさんみそ汁ばかり作る我が家にぴったり!

高台のところにご注目ください。

食洗機で洗い上がったとき、水がほぼ溜まらないので、食洗機から出したときにはしっかり乾燥しています。

すぐに引き出しにしまうことができるのです!

これまで完全に乾くまで待つのが嫌でした。

高台が少しでもあることで、片手でもすんなり手に取ることが出来ます。

食洗機に入れたときはこんな感じ。すごく入れやすいかと言われるとそこまでではありませんが、

なかなかに立ち上がって入ってくれるので、高台に水が溜まりません。

左の一般的なお椀と並べると、水が残らないのがわかりますよね。

 

メインのお皿はオーバル型で深皿の役割と兼用!

今回改めて食器を見直し買い換えたのは平皿です。一般的な丸い平皿をたくさん持っていたのですが手放すことにしました。そして買い替えたのはこちらのお皿。

www.muji.com

有名なこちら↓のお皿のそっくりさんです。

こちらのほうが高級感や洗練された感じがあるとおっしゃる方がいるので、どちらにしようか凄く迷いました。

私も食器売場にいたのでわかるのですが、同じ「白」といっても全然メーカーによって違う色なんですよね。

「安っぽく見えてしまう白」があるのも知ってはいます。

 

でも今回私が注目したのは、内側の平らな面積です。

どうやらサタルニアのお皿のほうが内側の平らな部分がシャープな形で少しですが狭そうだったのです。

今回私は、平皿としても使えて・パスタ・カレー皿としても兼用できるものを探していたので、平皿として使える面積が少しでも多い無印にしました。

 

まぁ価格がお手頃なのが本当の一番の理由かもしれませんが…!

ちょっとお椀に予算を多くかけたので、ここはバランスです。

無印のお皿も実際に手に取ってみたら私は安っぽく感じませんでしたし、素朴でとっても可愛かったので、購入の決心がつきました。

 

また、以前こちらで話しましたが、

iewabuki.com

食洗機に入れやすい深皿は、横から見たときに台形になっているお皿です。

こちらも横から見たとき台形なので、もちろん食洗機にも入れやすくなっています。。

 

「私らしい」ワイングラス

それから今回無印で一緒に、食洗機対応のお箸と小さなワイングラスも購入しました。

実はワイングラス、上等なリーデルのワイングラスを以前持っていたのですよ。

でもね、高級なもの、ステムが細くて繊細のものは、どうも扱いが恐る恐るになってしまって心が萎縮してしまうのです。

だから、大切なお友達に譲ってしまいました。

この小さなワイングラスは、他の食器といっしょに浅い引き出しに入るのが嬉しいのと、普段からちょこっとだけ飲みたい私にぴったり。

もし割っちゃったとしても、ショックを受けないお手頃価格、いつでも買いに行ける無印良品のものなので安心できたのです。

というわけでこの子も「いつものお供」の仲間入りです。

 

あえて兼用にせず残したお皿

デザート用の、ナハトマンのガラスのお皿です。

え!公式ページにも、私の持っているサイズがなくなってた!

お取り扱いなくなってしまったのでしょうか?

ちょっとわかりませんのでサイズ違いのリンクを貼っておきます。

似たサイズの取り皿があるので、必要なといえば必要ないのですが(おそらくミニマリストさんなら手放すでしょう)、手放せませんでした。

 

理由はやっぱりデザートを乗せたときのキラキラ「特別感」。

これはガラスのお皿にしか出せない気がして。

サイズの似ている↓こちらのお皿は、パン皿や素朴なお菓子を載せるときに使い、↓こんなふうに料理中(お弁当のおかずや、お玉置き)にもガンガン使う、日常のお皿としての役割を担ってくれています。

こちらは姉の結婚式の引き出物で、思い入れがあるものです。大皿とセットです。

↑左にちょこっと写っている丸い小皿はロイヤルコペンハーゲンのもので、お醤油皿として、一口分のお菓子やドライフルーツを乗せたり、ティーバッグを出しておくのにと重宝しています。

 

一番使う食器

こちらは以前も紹介しましたが、ヘビーユースしているお皿です。(ニトリ)

とてもおすすめなのですが残念ながら、もう買えないようなのです。

(最後に私が買い占めたから…?)

・ご飯

・シリアル

・サラダ

などなど、何でも使えて最高に食洗機に入れやすい、軽くて扱いやすい、最高です。

↑サイズ違いで2種類持っています。大きめの方は、うどんや丼物に使っています。

↓メインのおかずはオーバル皿に。これも毎日使います。

↑左は私たちの結婚式の引き出物にしたロイヤルコペンハーゲンのオーバル皿。

当時より1,000円値上げしていてびっくり…。

こちらは基本フルーツ皿にしています。

特にぶどうを入れると、とても美しいです!

 

ガラスボウル&トレイ

↓こちらは母から譲り受けたもの。

サラダの他、夏に冷たいおそうめんをたっぷり氷ごと入れたり、フルーツ、サラダ、子どもたちの大好きなフルーツポンチにぴったりです。

トレイの方は、フルーツを入れて飾ることが多いです。

果物はその存在だけで美しいアートになります。

和のセット

唯一和風の食器たち。お椀は先程お話しました。

↑右のカップはアクタスのアウトレットで購入しました。

花火のような、麻葉文様のような柄。

蕎麦猪口として、緑茶のカップとして、夫が好きな白玉デザートのときにも使っています。

 

引き出しにはこう収まる

食器は引き出しに入れるのが好きなので、それを想定してキッチンを注文しました。

今回整理したことで、引き出し2つ分に余裕を持ってしまうことができるようになりました。見渡せるので、死蔵品はなくなると思います。

一段目↓

二段目↓

今回一度全部出したので、購入してから1年ぶりに(どれだけ先延ばししたの!)こちら↓のシートを敷き込めました。

ずっとなくても大丈夫だったので、いらないような気もするけれど、引き出し収納だと少し滑るのは確かなのでしばらく使ってみたいと思います。

 

マグと保存容器について

おっとー!マグカップについて書くの忘れていました。

ここのドリンクコーナーの下の引き出しに、

マグカップは別に収納しています。

紅茶用にはハリオのガラスマグカップ、コーヒーにはイケアのマグカップを使っております。後の2つは実家から子どもたちが気に入っていただいてきたもの。

マグカップはまだ理想のものに出会えておらず、探し続けたいと思っています。

炊飯器の近くにお米の保存容器としゃもじをセットで置いています。

仲間は一緒にしておくとやはり使いやすいですね。

保存容器はお米用のみです。

作り置きあまりしないのと、おかずが残ったときはふつうにお皿に入れてラップしてしまっていますのでいらない気がしています。

 

あなたにピッタリのお皿は?

以上です!元食器売場の店員が熱く食器について語らせていただきました。

皆様の食卓にはどんな食器が並んでいるのでしょうか?

すてきな日常を彩るあなたにピッタリのお皿が見つかりますようお祈りしております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!