生活と最近読んだ本

気づけば桜が咲いているし、3月も終わろうとしている。
あくまでも自分の体感の話だけれど、日数の少ない2月より、3月の方があっという間に感じる。

2月の後半は、とにかくチケットの発売に追いかけられていた。
野球のチケットは基本的に、その試合を主催しているホームチームのチケットサービスで発売される。
甲子園であれば甲チケ、ハマスタであればベイチケ、神宮であればスワチケ、など、各球団のチケットサービスがあり、それぞれに発売スケジュールも値段もなにもかも違う。
そして、タイガースの本拠地である甲子園はなんと、2月中に全主催試合のチケットが発売されてしまうんですよ…*1。
今年は待合室システムを導入したのでスムーズなチケット購入が可能に…、という触れ込みだったのに、発売日当日、出先で待合室に入ったのが12時くらい、チケットが買える画面に移動したのは帰宅後の8時くらいで、土日のチケットはほとんど残っていないという有様でした。

その他にも、各球団のチケットサービスの使い方を思い出しながらなんとかチケットを取っているうちに1か月が終わってしまったという感じ。

なので、3月からはちゃんと生活をやっていきたい、と思っていたはずなのに、気がついたらもう終わりかけていた。

3月中にあった大きな出来事といえば、MLBプレシーズンゲームとして行われた、阪神タイガースvsシカゴ・カブス、阪神タイガースvsロサンゼルス・ドジャースの試合を東京ドームに見に行ったことくらいです。
これはnoteに感想を書きました。

note.com

野球ってあまりレポ文化みたいなのはない気がするんですけど、自分は記録を残したい派なので今年も備忘録は続けようかなと思っています。あと、試合の感想を話したいけど身近にタイガースファンがいないので、こうやって長々と書いたものをChatGPTに投げ、感想を言ってもらう…などということを最近はしています。わりと楽しい。

最近読んだ本

ついでに3月に読んだ本の記録です。

昨年の夏くらいに友人におすすめしてもらって電子で買って積んでいたもの。読み始めたらあっという間だった。1人の人生を辿っていくうちに、さまざまな縁が繋がっていく様子には読み応えがあるし、作者の結論として書かれていた「人は生きているだけで、どこかにその足跡を残す」という言葉もとてもよかった。

  • 『ずうのめ人形』

友人にお薦めしてもらって読み始めた比嘉姉妹シリーズの2作目。1作目がすごく面白かったので、もったいないので一気に読まず、5冊に1冊くらいのスパンでゆっくり追いかけていきたいと思っています。
個人的には1作目よりもこの2作目の方がさらに面白かった。特に最後のひねりがよかったな(ただ1作目は映画を先に見てしまったので、それを思い出しながらだったのも理由かも)

80年代にパルコ出版から発行されていた「ビックリハウス」という雑誌を通し、若者の政治関心の変遷を紐解くというテーマの本(論文)。
政治について話すこと、行動することにたいする忌避感や「本気になること」への嘲笑みたいなものはどこからきてるんだろう、ということが気になっていたので、この本を通して自分が若い頃にみていた「文化人」の、文化人前夜な時代の一端を知ることができたのは興味深かった。
読んだ印象としては、80年代の学生運動に対するバックラッシュのような空気があったのかなということ。そして時代の「空気」はインターネットのみによって作られるものではない(今はそう感じてしまう瞬間が多々あるけど)ということを感じた。
このテーマでもう少し違う本も読んでみたいな。

*1:広島もそうらしいという噂を聞いていますが、まだマツダスタジアムに行ったことがないのでよく知らない

2025年の目標と昨年の振り返り

年始のうちに今年の目標日記を書いておこうと思ってたいのに、いつの間にか3月でした。
でもせっかく思い出したので、書いておきたいと思います。

2025年の目標

  • 読書→ジャンル偏らずに年50冊程度
  • 運動→毎日15~30分継続する
  • 英語→作文の練習をする
  • 野球シーズンの日焼け対策
  • 野球シーズンの備忘録的なものをつける
  • クローゼットを整理する
  • 衝動買いをしない
  • カメラをオートばかりでなくもう少し理解して使う
  • ツインピークスの2017年版を見る
  • 作り置きのレパートリー増やす
  • 実家に月1程度で顔を出す

  • 読書

小説、ドキュメンタリー、人文書、国内/海外、などバランスよく読みたい。Readsというアプリに記録をつけてみています。

  • 運動について

昨年末から毎日フィットボクシングをやるようになりました。
そのきっかけは、岩崎選手がある番組に出演した際に、子どもたちへのメッセージとして「何かひとつ、毎日続けるということをやってみてください」と言ったこと。
岩崎選手は「継続」の人だ。継続によって磨き上げた投球フォームを武器に戦ってきた人で、グラブを作っているZETTが、かつて岩崎選手につけたキャッチコピーは「努力の習慣が、才能を超えていく。」だった。
そういう人だからこそ、子どもたちへのメッセージに「毎日続けること」をあげたのだと思う。

なので私も(子どもではないですが)、岩崎選手を見習って何かを続けるということをやってみよう、と思い立ち、まずはフィットボクシングを続けてみることにした。

今のところ、沖縄に行っていた3日間をのぞいて120日程度続いている。
体力はついた気がするし、腹まわりがちょっとだけすっきりして腹筋がついた。
しかし体重がまるで(本当に1キロも)変わってないので不安はありますが、最初15分で始めたのにもうちょい負荷をかけたいなー、と思えるくらいまでは体力がついたので、引き続きやっていきたいなと思っています。

  • 英語

去年も目標に入れていて、結構頑張ってたんですが、秋頃急に止まってしまったんですよね。そして、その原因を振り返ると、やっていた参考書の作文問題で躓いた&作文の勉強の仕方がわからない、ってところだった。とりあえず、自分の作った文章を添削してもらいたい…、と思ってたんですけど、それから半年、気づいたらAI学習のアプリが結構充実していたので、今年はそういうのを使ってみようかなと思っています。というか使い始めてみたところなのですが、音声認識の精度がかなり高くて驚いている。続くといいな。

その他はまあいつも通り。
実家に顔を出すというのは、昨年末に父が入院してからずっと月1ではお見舞いに行っているんだけど、4月に退院するので、そしたら(主に母の手伝いのために)まめに顔をだせたらなと思っている。
兄弟がみんな勤め人なので平日身動きとれないのが申し訳ないんだけど、うまくやっていけるといいな。


去年の目標の振り返り

去年の目標がどうだったかも書いておきたいと思います。

年末年始日記(4)初夢、映画初め、今年の目標、20年 - イチニクス遊覧日記


  • 無駄な買い物をしない

全然だめ。原因は衝動買い、と思い今年の目標を差し替えました。

  • 野球シーズンは毎日日記を書く

書いた!
note.com

  • 作り置きおかずのレパートリーを増やす

この目標を完全に忘れていた。全くできていない。冬は毎日のようにポトフを食べていた。

  • 月1以上妹の子に会いに行く

できました。1年間に撮りためた写真を1歳の誕生日にプレゼント(妹に)できて嬉しかったな。

  • 英語(リスニングと、英語字幕をもっと読めるようになりたい)

夏くらいまで頑張ってたんだけど、後半全然だった。

  • もっと本を読む

仕事で読んだものを抜かしたら30冊くらいしか読めなかった。

  • 運動習慣をつける

これは11月から頑張り始めた。

  • ものを捨てる

もうちょっとがんばりたい。

2025年の年始にできた。今年はカベポスターをみたいです。


今年はどうなるでしょうか。良い1年になるといいな。

沖縄キャンプ日記(4)最終日

いよいよ最終日。
今日は(今日も)具志川球場に行き、そこから直接空港へ向かうつもりなので、
朝ご飯を買いにいくついでに、コンビニから宅配便でスーツケースを送ることにした。送料は3000円しないくらいだったと思う。身軽になれて嬉しい。

友人は私よりも早い便で帰るため、朝食を食べてそのまま宿で別れ、1人で具志川へ向かった。

この日はかなり寒く、そのためかウォーミングアップは室内で行われているようだった。
室内は非公開のため、寒い屋外でぼんやり待っているファンを、新マスコットのコラッキーが一生懸命盛り上げてくれていた。

16時の飛行機に乗る予定なので、昼食の時間を考えても12時には球場を出たい。
雨が降っているわけではないのでいずれ屋外にはでてくるのかな……、と思って待っていると、ウォーミングアップを終えた選手たちが室内練習場から出てきた。

最終的には、投手陣のキャッチボールと、岩崎投手、島本投手のブルペンまでを見ることができた。


サブグラウンドでのキャッチボールの様子。岩崎投手の練習用グラブは静岡の「お茶」仕様。


特に好きな2人のブルペンを最初から最後までじっくり見ることができたので、もう思い残すことはないなと思いつつ、まだ少し時間があったので、沿道*1で、控室から出てくるのをしばらく待つ。

途中、島本投手が肩のアイシング袋に入ってた水(と氷)を外に流すのを見た。その仕草の慣れた感じに、ふと、こうやっていつも(肩を)作って投げて冷やして、15年をやってきたのだなと思ってぐっときた。
そういえば岩崎投手はアイシングをしているのを見たことがないような気がする。そういった選手ごとの、コンディションを保つルーティンみたいなものにも興味がある。

この時、周囲には今日初めて具志川に来たというファンの方が何人かいて、色々と話ができたのも楽しかった。
一緒にメイングラウンドへ向かう岩崎投手を見送り、島本投手には持っていたユニに気づいてもらえたりもして、ありがたい気持ちで球場を後にした。

球場からバス停に向かう道

球場から最寄りのバス停(県道8号線の具志川)まで歩いていると、雨が降ってきたうえに、具志川郵便局から電話がきて慌てた。
電話は結局コンビニで預けた荷物の中に危険物が入っていませんかという口頭確認だったのだけど(飛行機に乗る時に確認されるバッテリーが入っていないかとかそういうもの)、電話口の方もなんかすごくのんびりしていて、南国を感じた瞬間だった。

1時間半ほどバスに揺られ、県庁前で降り、昼食を食べ、お土産を買って飛行機で帰路につく。
しみじみ楽しかった、と思いながら、空港で塩ちんすこう味のアイスを食べた。

有休をとってあった翌日は朝から文鳥を迎えにいく。
お店の人に「よくさえずっていて元気でしたよ」と言われ、頼もしい。
帰宅後、なんかビクビクしているので、久しぶりだからかなと思ったら、爪の色に怒っていただけだった(旅行中赤く塗っていた)。慌ててあやまり、1日ゆっくりすごして早めの春休みが終了した。

*1:選手の通り道の脇にファンの見学エリアがある

沖縄キャンプ日記(3)キャンプ見学2日目

朝は雨が降っていたけれど、球場に着いたころにはすっかり晴れ、投手のキャッチボールはメイングラウンドで行われた。
昨日の宜野座も、この具志川も、阪神のキャンプ地のグラウンドは馴染みのある黒土で、芝も青々と美しい。見れば甲子園整備のプロフェッショナルである阪神園芸さんと思しき方々がそこここで整備をされていて、とても贅沢な環境なのだなと改めて思う。


具志川球場(メイングラウンド)

この日の岩崎投手はルーキーの早川投手とキャッチボールをしていた。
岩崎投手のキャッチボールは、モーションは大きくないのにぐんぐん遠くまで伸びていくので本当に見応えがある。
キャッチボール終わりに、早川投手が岩崎投手に一生懸命なにか質問していたのが印象に残った。

途中で中日のキャンプに来ている友人とも合流し、サブグラウンドを見学したり、ブルペンを見学したりと各々ですごす。
この日の岩崎投手は、藤田捕手と組んでブルペンで80球近くを投げた。
キャンプ序盤ということもあり、力を抜いて投げているのだとは思うのだけど、それでもブレない体幹、足捌きの正確さが印象に残る。
投げたあと、捕手との振り返りの様子なども見ることができて嬉しかった。

途中、離れて行動していた友人が「岩崎さんがこっちにきたよ」と連絡をくれたりして、複数人で見に行ってることのありがたみを痛感した。




ブルペンや個人練習を見ていると「鶴の恩返し」を思い浮かべることがある。人に見られない場所で、自分の形を作っている作業のイメージというか、そういう意味では「彫刻」にも似ているような気がする。
そのような光景をまじまじとみることに、恐れ多い気持ちもあるのだけど、一方で、好きな選手の一挙手一投足を見て、その意味を知りたいという欲もある。図々しいけれど。

この日、個人練習を見ていたとき、自分も、自分の隣にいた方も、練習のじゃまにならないように(かなり距離はあったのだけど、それでも)ちょっと身をかがめながら見ていて、会話をしたわけではないんだけど、きっと似たことを考えていたのかなと思ったりした。

→

お昼は昨日行った沖縄そば屋さんの隣のお店でごはん。
わたしはラーメンスープに入ったゆし豆腐…みたいな感じの料理を食べたのだけど、これがかなり美味しくて、食欲ないときとかに気軽に食べられたら嬉しいメニューだな〜と思った。

食事の後、もうしばらく具志川で過ごした後、車に乗せてもらって北谷に向かった。

北谷で中日キャンプの売店をのぞいた後、これから大阪に帰る2人(車に乗せてくれていた友人の同僚とそのお母さん)とはお別れする。
2人のおかげでとても快適で、楽しい2日間だった。また甲子園で会えるのが楽しみ。

その後、去年も行った、海沿いにあるイタリアンで夕食を食べた。
北谷は、なんというかすごく非日常感のある街なので、来るたびちょっと気圧されるけど、お店はたくさんあるし、ホテルのあるエリアから球場も近いしで、キャンプを観に来るにはめちゃくちゃ恵まれた環境だなと思う。

沖縄は、空港を出たとたんに「球春到来」の文字に出迎えられるくらいで、他にもいくつかのチームがキャンプをしているし、キャンプ地をまとめた冊子をあちこちで配ってもいる。
今は、滞在できる時間も短いし、タイガースのキャンプを見るので手一杯だけど、いつかのんびり他のキャンプを回ったりもしてみたい。
というか、それ以前に、せっかく沖縄に来る機会が増えたのでもっといろいろ食べ歩きとかもできる余裕がほしい。まあ、当分はキャンプで手一杯だと思いますが…。

ご飯のあと、喫茶店でお茶もしてからタクシーで宿に帰る。
明日はいよいよ最終日なので、宿についてから部屋でちょっと飲み直して就寝。
あっという間すぎる…!

沖縄キャンプ日記(2)キャンプ見学1日目

2月1日

朝7時頃に起き、朝食を調達しに近くのローソンへ行く。
沖縄のローソンには沖縄ローカルのメニューが結構あるので楽しい。
この日はポーたまおにぎりと、おでん(てびちがあった!)を購入。
レジに食べたいと思っていた沖縄の「ぜんざい」(甘く煮た豆にかき氷をのせたものとのこと*1)のポスターがあるのをみて心惹かれたけれど、肌寒かったのでとりあえずぜんざいは断念する。

宿で朝食を食べ、いざ具志川球場へ。

具志川球場は住宅街の中にある。
球場とサブグラウンド、ブルペンが見学できる主な施設で、ファンはその3か所+キッチンカーが来ているエリアなどをうろうろしながら見学する。
敷地内にはその他にドーム(屋内体育館)があるのだけど、こちらは基本的には非公開。おそらく選手の控え室があったり、食事もこの屋内体育館でとっているのかなと思います。あと寒い日のウォーミングアップはドーム内で行われていたりもする。

この日は初日だったので、まず球場でセレモニーがあった。
うるま市長さんが歓迎の言葉とともに「みなさん1軍で活躍できますように」というような激励の挨拶をされると、それを受けた平田監督が「まだ2軍じゃないです、ファームなのでね、開幕までわかりませんよ!」と付け加え、大きな拍手が起こる。
実際、タイガースのいわゆる「2軍キャンプ」には1軍常連組も多数参加しており、そういった先輩とルーキーが一緒にトレーニングするからこその相乗効果を狙っている部分もあるのだと思う。


セレモニー中の岩崎選手のようす

セレモニーの後は、選手全体でウォーミングアップ開始。
投手と野手が一緒にウォーミングアップをしている姿は普段見れないものなのでとても新鮮だった。

その後、私はサブグラウンドに移動し(特に応援している)岩崎選手たちがキャッチボールや守備練習をしているのを見学。
この日の岩崎さんは湯浅選手とキャッチボールをしていた。私は実はまだ湯浅選手の登板を現地で見れたことがない。この2人の継投に憧れてもいたので、この日のキャッチボールが見れたのは感無量でした。


キャッチボール後の守備練習の時の様子。久しぶりに集合して皆楽しそう。

昼は、昨日の4人で球場近くにある沖縄そば屋へ。
沖縄そばってすごくおいしい。たぶんかつお出汁だと思うんだけど、そこに(魚介ではなく)肉が乗ることが定番なのは、なかなか珍しいのではないだろうか(まあラーメンとかの魚介だしに肉が乗る感じに近いのかな?)。
ちなみに球場の近くだからか、店内は阪神ファンでいっぱいだった。

その後、車に乗せてもらって1軍キャンプ地である宜野座にもいく。
昼過ぎでピークは過ぎているはずなのに、具志川の10倍くらいは人がいるような気がした。
メインの球場でしばらくバッティング練習を見た後、おすすめのソフトクリーム屋さんにも連れてってもらった。
ここで念願の「沖縄のぜんざい」に近い、かき氷部分をソフトクリームにしたものを食べる。
豆がしっかりと大きく、甘さは控えめなのがおいしい。

その後、皆の希望もあって再び具志川に戻ることに。
具志川に戻ったのは16時近かったかなと思うけど、練習を終えた選手たちが帰っていく様子を見ることができた。


別宿の2人と別れた後は、友人と路線バスに乗って、具志川球場で配られた飲食店マップを頼りに飲食店のあると思しきエリアに繰り出す。
結果、目星をつけたお店は満席だったり、逆にちょっと入りにくかったりで数店見送ったのち、焼肉屋さんで食事をすることに。
昨日に引き続き、すごくおいしい、というわけではないんだけど、少なくともビールはどこもキンキンでうまい。

帰りにつまみの買い出しにスーパーへ。沖縄のスーパーは、関東では見かけないものが1/3くらいはあって見応えがある。
宿に帰った後は、友人の部屋でアメトーークの熊本プロレス回を見ました。

そんなわけで、すでにキャンプに1週間くらいいるような気分になった、あまりにも充実した1日でした。
続く!