トーキョーウジキントキ(かき氷専門ブログ)

日本(と世界)のおいしいかき氷を実食&レポートするブログです。2003年スタート、2022年に「かき氷は【夏以外】がおいしいことを伝える」をコンセプトにリニューアルしました。

蜜は全部自家製!あんこもおいしい、氷屋さんのかき氷:新宮「仲氷店」

「仲氷店(新宮の氷屋のおっちゃん)」
和歌山県新宮市新宮551-12
TEL:0735-21-5300 不定休

食べたのは…2012年8月
主な値段は…すいか氷 150円、じゃばら金時 400円 他

初めて「和歌山のかき氷」ってカテゴリを作りました!……と、やや興奮気味な東京担当のayanoです。間が空いちゃってすみません、津の「レモンの木」でおいしいかき氷を食べたあとの話。三重県をひたすら南下して和歌山県の新宮市にあるかき氷屋さん「仲氷店」に行きました。ここのかき氷、どれもおいしかったんですが一番可愛いかき氷からご紹介。

仲氷店
すいか氷。大小サイズが選べて、私が食べた小はたしか150円だったと思います(安い!)。ニコニコ笑顔のおじちゃんが作ってくれるんですが「赤系と青系どっちがいい?」と言われて「赤系で!」とお願いしたらこんなかき氷が出てきました。可愛い〜。これはたしかにすいかだ。でも食べると、イチゴとメロンの味がします(笑)

隣のグループが青系のすいかを食べていたので眺めていたら、青と黄色(と黄緑)で瓜っぽいカラーリングでした。あ、実が黄色いスイカだ……w

お値段安めで地元の人たち(大人もいっぱい!)に愛されている
かき氷屋さん。仲氷店さんでは、純氷と自家製シロップを使ったかき氷を出しています。数ある自家製シロップの中でも、かなり珍しいのがこちら。

仲氷店
じゃばら金時、400円。「じゃばら」とは、全国でも和歌山県北山村だけで作られている柑橘で、「邪(気)を払う」ところから名付けられたといいます。縁起が良い果物なんですね。じゃばら、気になってたのでここに来る前に缶入りのじゃばらジュースを買って飲んでみたのですが、香りはいいけどかんきつ類の中では酸味が柔らかく、まろやかな味だなあという印象でした。

じゃばら金時は、そのじゃばらのシロップをたっぷりかけたかき氷に、つぶあんを載せたもの。金時(あずき)は、京都・宝泉堂の指導で炊いているそうです。ほんのり甘酸っぱいじゃばらと、金時があう!食べる前は「柑橘系シロップにあんこっておいしいのかな」とやや半信半疑だったのですが、食べて納得。おいしかったです。

実はあまりにおいしかったので、行列2周目にチャレンジしてまたかき氷食べちゃいました……。今度食べたのはコレ。

仲氷店

抹茶金時、450円。実は抹茶蜜は2種類あって、こちらは高い方です(それでもこの値段!)。たっぷりの抹茶シロップの上にあずき、そしてパラパラと抹茶が粉で振りかけられています。

さっきのじゃばら金時もそうでしたが、ふわふわというか柔らかいかき氷なんですよね。するする食べられちゃうおいしさ。口溶けのいい氷にたっぷりのシロップがかかってるんですが、シロップが上品な甘さだからたくさんかかっていてもくどくないんです。かなり日差しが強い日にやや日陰になっているところで撮ったのであまりおいしそうに撮れなかったのが悔しい……。

仲氷店

仲氷店

最近イカ焼きも始めたそうですが、この日はかき氷を求める人で行列ができてました。お店のおじちゃんおばちゃんの気取らない感じもすごく気持ちがよくて、一回の訪問ですっかりファンになってしまいました。東京のお店に例えるなら……そうですねえ、鳥越の港家さんがお好きな方ならきっと気に入ると思います。

和歌山県って東京からだと遠いけど、機会があればまた行きたいなあ〜。いやぁ、いいかき氷屋さんでした♪