堀ちえみが「共感!」するように考える教育基本法「改正」反対アジ演説テンプレート その1、つかみ

「アジ演説」の意味がよくわかっていなかったかもしれない。私のはもっと長いです。


先週の15日、教育基本法改正案は、衆議院教育基本法特別委員会を強行採決され、翌日衆院本会議で可決され、参議院に送付されました。マスコミはまったく報じませんが、教育基本法改正に反対する運動は、2003年の「イラク戦争反対運動」以上の盛り上がりをみせています。よくいわれるように、日教組など一部の組合が反対しているのではなく、一般の市民の中から立ち上がったうねりが、組合や団体の重い腰を上げさせたというのが真相なのです。
さて、その教育基本法改正案・政府案です。皆さんはその内容をご存知でしょうか。マスコミの報道では「愛国心」の文言が問題になっている、「規範意識」を涵養するのだという、それならいいではないか、とお思いになるかもしれません。でも、そんなことは基本法を変えなくてもできることです。「愛国心教育」は、現在の教育指導要領にも盛り込まれていますし、「規範意識」なら、現行法でも「人格の完成」を解釈すれば十分対応可能です。そのようなささいな理由では、60年間改定されなかった教育基本法を変える必要はないのです。変える必要があるのは、教育の主体は誰か、つまり教育は誰のものかという、根本的な転換を行う時です。