ののの・ド・メモワール

その日観た映画や本や音楽の感想を綴ったりしています

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日記のように色々なこと(主に読書、映画、音楽)のアウトプットをしていきたいと思います。まれに雑記も書きます。
実用的なことは書けませんがよろしくおねがいします

ハロウィンタウンの人々とクリスマス『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』

Nightmare before Christmas

 ヘンリー・セリック監督作の『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』を観ました。

ハロウィンタウンのかぼちゃの王ことジャックは毎年人に恐怖を与えることにやるせなさを感じるなか、たまたま訪れたクリスマスタウンに感銘を受けハロウィンタウンでもクリスマスを盛り上げようとするストーリーです。

 幼稚園児の頃に観て以来に本作を観てみると予想に反して覚えているシーンが多いことに驚きました。

ただ後半からは全く覚えていないので、おそらく幼稚園児の私は途中で飽きたのだろうと思います。

当時観たときの感想は自分の脳を取り出すマッドサイエンティストのフィンケルスタイン博士がただただ怖かっただけでした。

 現在観てみると不気味でありどこか愛嬌があるハロウィンタウンとその街に住むキャラクターたちの魅力で本作はできています。

ぐにゃっと曲がった塔や墓などがそびえ、その横をいびつな馬車が通るシーンだけでもう楽しいです。

そんなキャラクターたちがストップモーションアニメの中で動き回っています。

また『ハロウィンタウンへようこそ』に代表されるようについ歌ってしまうような楽曲に彩られたミュージカル作品としても楽しめます。

ストーリーも失敗してしまってもそこから何か新しいことを学び取る精神が大切なのだと前向きなメッセージが込められています。

そして安易に他文化を形だけ取り入れるのはよろしくないと啓蒙するテーマが秘められています。

この世界観に魅了され上映時間の1時間16分があっという間に過ぎていきました。

寒さの中で沈む気分を少し上向かせてくれる作品でした。