管理人おすすめの一冊目のライトノベル

最近ラノベ界は結構勢いがあるみたいなんで、今まで読んでいなかった人も「手に取ってみようかな〜?」と思う人が増えているのかも知れません(そんなコメントが先日ありましたし)。
と言う訳で、まだライトノベルを読んだ事の無い人向けに、記念すべき一冊目のライトノベルのおすすめをリストアップしてみようかな〜と思います。でもこれって、100人いたら100種類出来る類いのシロモノだねえ・・・。場合によっては以下のリストは今後も新しく魅力的な作品を読み次第編集して行きますので、よろしくお願いします。

とりあえず管理人の個人的な名作

作品名 含まれると思われる要素 一巻のタイトルへのリンク
「化物語」(現時点で既刊2巻) 恋愛&コメディ&シリアス&妖怪 化物語(上) (講談社BOX)
「イリヤの空、UFOの夏」(全4巻) SF&恋愛&青春&シリアス イリヤの空、UFOの夏 その1 (電撃文庫)
「狼と香辛料」シリーズ(現時点で既刊4巻) 恋愛&魔物&経済 狼と香辛料 (電撃文庫)
「”文学少女”」シリーズ(現時点で既刊3巻) シリアス&ミステリ “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
「吸血鬼ハンターD」 SF&シリアス&アクション&魔物 吸血鬼(バンパイア)ハンターD (ソノラマ文庫 (225))
「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」(全1巻) シリアス 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
「戦略拠点32098 楽園」(全1巻) SF&シリアス 戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫)
「図書館戦争」シリーズ(現時点で既刊3巻) アクション&シリアス&恋愛 図書館戦争
「BLACK BLOOD BROTHERS」シリーズ(現時点で既刊7巻) アクション&シリアス&魔物 BLACK BLOOD BROTHERS〈1〉―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸― (富士見ファンタジア文庫)

・・・まあ突き詰めて行けばまだまだあるんでしょうけど、いいから黙ってこの辺の本を一回読め。話はそれからだ・・・というスタンスの場合はこの辺りをすすめておきます。簡単に言うと「ライトノベルと言われてますけど、まあ『ライト』って言い切れない作品もあるんですよ」、って作品ですかね(←・・・追記:ちょっと誤解を招きそうな表現ですなこれ。つまりまあ単純にラノベを舐めないで欲しいなという意味に取って欲しいです。)
それは楽しさからだったり、テーマからだったり、シリアスさからだったり、まあ色々とありますが、この辺りは安心して楽しめると思います。

恋愛っぽい奴が読みたい人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「わたしたちの田村くん」(全2巻) 主人公の田村くんを巡る恋愛模様がストレートに描かれた作品です。 わたしたちの田村くん (電撃文庫)
「とらドラ!」シリーズ(現時点で既刊4巻) 少女・逢坂大河と少年・高須竜二のおバカかつシリアスな友情&恋愛です。 とらドラ!1 (電撃文庫)
「描きかけのラブレター」(全1巻) シリアスな恋愛ものです。ツンデレ少女が出てきます。 描きかけのラブレター (富士見ミステリー文庫)
「侵略する少女と嘘の庭」(全1巻) シリアスな恋愛&少年少女らしい悩みの色々。 侵略する少女と嘘の庭 (MF文庫J)
「荒野の恋」(現時点で既刊2巻) 主人公の少女・荒野の恋模様を描いた作品です。 荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)
「ROOM NO.1301」シリーズ(現時点で既刊8巻) 主人公の絹川健一の出会いと恋愛を描いた作品です。 ROOM NO.1301―おとなりさんはアーティスティック!? (富士見ミステリー文庫)

とりあえずまず安心してお薦め出来るとすれば、竹宮ゆゆこの描く「わたしたちの田村くん」「とらドラ!」の2シリーズですね。
表紙イラストに騙される事なかれ。いかにもライトノベル的に恋愛、若き少年少女の悩みをコメディタッチで描いた作品として優秀で、難しい言葉遣いなどもないので、ライトノベルに興味が出て来た人には安心して読み始められるシリーズではないでしょうかね。登場人物達はどの作品もそれぞれ魅力的で、若さに満ちあふれています。
上記の作品はコメディ色が強いのも事実としてありますので、よりシリアスな作品が読みたいという事であれば「侵略する少女と嘘の庭」か「描きかけのラブレター」をお薦めします。
あるいは少女のココロを瑞々しく描いた「荒野の恋」を読むというのもありですね。その上でラノベだからこそ実現可能な感じの恋愛模様のを描いた「ROOM NO.1301」に進めば良いんじゃないかって感じはしますね。
上記の作品群はあまりファンタジックだったり現実世界を破壊してしまう要素は無く、真面目に恋愛に取り組んだ作品ではないでしょうか。

SFっぽい奴が読みたい人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「ある日、爆弾がおちてきて」(全1巻) 時間をメインテーマにおいた短編集です。 ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)
「戦略拠点32098 楽園」(全1巻) 少女一人だけが暮らす楽園のような惑星と、その秘密にまつわる話です。 戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫)
「ジャストボイルド・オ’クロック」(現時点で既刊1巻) ハードボイルドになりきれない感じのSFアクションでしょうかね。 ジャストボイルド・オ’クロック (電撃文庫)
「猫の地球儀」(全2巻) シリアス。人間は出てきません。タイトルの通り猫型の知性体が主人公となります。 猫の地球儀 焔の章 (電撃文庫)
「ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語」(現時点で既刊1巻) 科学技術開発モノ。主人公の性格設定が良いですね。 ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語 (C・NOVELSファンタジア)
「クレギオン」シリーズ 少女が宇宙に飛び出して行って活躍するシリーズです。 ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
「星界の紋章」シリーズ 少年少女の出会いと星間戦争を描いた作品です。 星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)
「敵は海賊」シリーズ 刑事二人が活躍するSFですね。人間以上のAIとかも出てきます。 敵は海賊・海賊版 (ハヤカワ文庫 JA 178)
「円環少女」シリーズ(現時点で既刊4巻) 魔法メインの話ですが、描写はSF的ですね。 円環少女 (角川スニーカー文庫)
「9S(ナインエス)」シリーズ(現時点で既刊7巻) 「遺産」というオーバーテクノロジーが中心にあるアクションSFですか。 9S(ナインエス) (電撃文庫)

意外とSF系は難しいですね。
ライトノベルにおける(私の認識におけるラノベでって意味ですが)SFはあくまで味付けという要素が強く、海外産の濃いSFと比べると描写は全体的にあっさりとしていて、読み応えという意味では弱いですが・・・。
取りあえず一冊で完結している「ある日、爆弾がおちてきて」ですが「短編集」でして、多分ネットで買った方が入手は容易でしょう。
「戦略拠点32098 楽園」は個人的にライトノベル的かつSF作品として非常に名作だと思いますが、古本でないと現在は入手不可ですので、手に入れるとすればやはりこちらもネットで注文するのが確実だと思います。・・・ただし最近値段が高騰気味と言う話を聞きましたので、一冊目としての敷居が高くなってしまっているかも知れません。
「ジャストボイルド・オ’クロック」は出版されたのが昨年ですので、大きなラノベコーナーがある書店ならまだまだ手に入るかと思います。全体的にちょっと性急な展開ではありますが、いかにもライトノベルという作品ですね。
「猫の地球儀」はシリアスなSFとしておすすめです。表紙イラストに騙されるとその作品の展開と濃いテーマにエラい目にあう作品ですかね。ライトノベルコーナーの小さな書店だと入手は困難だと思いますので、ネットで購入するのが楽でしょうね。
「ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語」はSF分野に入れていますが、ファンタジックな要素も強いですね。新書のサイズであることで、結構大きな書店でないと入手し辛いかも知れません。雰囲気としては1900年代初頭のSFってイメージですかね。「スチームパンク」から「パンク」を取った様な作品です。コメディも程よく混ぜられていて、全体的に評価の高い作品です。
・・・まあ最初にこの辺りの作品群を読んでもらって、そのあと純粋SFっぽい雰囲気を継承した「クレギオン」シリーズでしょうか。最近になって確か新装版が出版された気がしますんで入手は楽かも知れません。
その後、SF的要素を盛り込んだアクションの「9S」シリーズ、SFでは無いけど「円環少女」シリーズ進むのがいいかな〜なんて思ったりします。
「クレギオン」「星界の紋章」シリーズは舞台が宇宙ですね。「クレギオン」は宇宙で働く運送会社を物語の中心に据えた小さな規模のSFですが、SF的な描写はきっちりと書き込まれていて、「宇宙ヤバイ」って思っている人には「ほほう」となる作品です。
「星界の紋章」は星間戦争などを取り扱ったスペースオペラでしょうか。平面宇宙とかのSFでしかあり得ない発想を利用した戦争や、惑星上では無く宇宙空間こそを故郷という種族が出てくるシリーズです。・・・ただ、両作品とも残念なのが、完全に完結しきったとは言えない所でしょうか。
「敵は海賊」シリーズはハヤカワから出ているSF要素の強い作品ですが、比較的読みやすい(個人的にライトノベルに分類しても良いと思っている)作品です。「対海賊課」に所属する刑事のラテル(人間)とアプロ(黒猫異星人)が活躍するアクションSFですね。
「9S」はそれ程SF要素が強い訳ではないのですが、まあここにいても変ではないかなと言う感じです(アクション系にもいますけど)。
「円環少女」は私のこのブログではSFカテゴリには入れていないんですが、描写などがSF的ですんで、どちらかと言えばSF好きな人にはお勧めしたいシリーズです(この作品もアクション系にいますね)。

コメディっぽい奴が読みたい人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「バカとテストと召喚獣」(現時点で既刊1巻) なにも考えずにおバカな感じを楽しんで下さい。 バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
「えむえむっ!」(現時点で既刊1巻) 主人公が重度のマゾヒストというコメディにしかならない設定です。 えむえむっ! (MF文庫J)
「大久保町」シリーズ(全3巻) 大久保町という所を舞台に繰り広げられる理不尽&お笑いものです。 大久保町の決闘 (電撃文庫)
「ぷいぷい!」シリーズ(現時点で既刊4巻) 萌え要素を含んだドタバタ学園ラブコメでしょうか。 ぷいぷい! (MF文庫J)
「いぬかみっ!」シリーズ(現時点で既刊12巻) 和風妖怪とヒロイン達の萌え要素と話のバカを楽しめます。 いぬかみっ! (電撃文庫)
「きゅーきゅーキュート!」シリーズ(現時点で既刊3巻) おバカとまでは言いませんが・・・いや、やっぱりおバカか? きゅーきゅーキュート! (MF文庫J)
「死神とチョコレート・パフェ」シリーズ(現時点で既刊3巻) 主人公が守銭奴、ヒロインが死神のアホなお話。 死神とチョコレート・パフェ (富士見ファンタジア文庫)

ひたすらおバカな感じの頂点を追求した感じのある「バカとテストと召喚獣」に、おバカだけどちょっとシリアスな所もあったりする「えむえむっ!」に進んでみるというのはどうでしょう? その後萌え&お笑い系の「ぷいぷい!」へ。まあ、恋愛要素やアクション要素なんかも多少は入ってしまいますけど・・・。
「大久保町」シリーズは古いので本屋での入手は困難でしょうが、古本でなら多分結構簡単(ネット通販などで)に手に入ると思います。とにかく少年少女を主人公にした「ヒジョ〜にアホかつ微燃え&萌え」な話なので、入手出来たら読んでみる価値は十分にあります。私が電撃文庫ではじめて買った本でもありますね。へんな笑いが止まりません。近いうちに再版される可能性もあるみたいですし・・・おすすめです(id:YU_Trash氏の情報によると、今月ハヤカワ文庫か復刊されるそうです!)。また「全3巻」となっていますが、1冊ずつ話としては独立したものになっていますので、何巻から読み始めても同じですかね。個人的には1巻と3巻がおすすめです。
ここに挙げた作品群は必ずしもコメディ主体として描かれた作品ではないのですが、何となく笑いを交えながらお気楽に読める作品を集めてみました。

ミステリっぽい奴が読みたい人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「”文学少女”」シリーズ(現時点で既刊3巻) シリアス&ミステリ “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
「春期限定いちごタルト事件」 死者こそ出ませんが完全にミステリですね。面白い。 春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
「夏季限定トロピカルパフェ事件」 上記作品の続編です。安定した面白さですね。 夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
「神様のメモ帳」(現時点で既刊1巻) なんとなく切なさを含んだミステリといって良いでしょうか。 神様のメモ帳 (電撃文庫)
「麗しのシャーロットに捧ぐ」(現時点で既刊1巻) ホラー要素も混じっています。構成が濃い。 麗しのシャーロットに捧ぐ―ヴァーテックテイルズ (富士見ミステリー文庫)
「GOSICK」シリーズ(現時点で既刊6巻) 萌え要素をふんだんに含んだミステリですね。美しい描写が秀逸。 GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)
「戯言シリーズ」(現時点で本編が既刊9巻) 主人公の性格にハマれればとても楽しい作品ではないでしょうか。 クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ミステリが好きならこのへんでしょうか。
"文学少女"は最近非常に評価が高いシリーズです。"文学少女"と名乗る少女が心の闇を切り開いて行く話ですね。
「春期限定いちごタルト事件」「夏期限定トロピカルパフェ事件」共に安定した筆力で読ませる名作だと思います。表紙もいわゆるラノベっぽく無いので、初めての人も安心です。
「神様のメモ帳」はいかにもラノベ的な要素を盛り込みながら、切なさや悲しさ美しさなどを滲ませたなかなかな作品です。個人的な評価はそれ程高くは無かった作品ですが、一冊目としては悪く無いのではないでしょうか。
「麗しのシャーロットに捧ぐ」ですが、ちょっとミステリとホラーの中間に位置する様な作品ですね。表紙には可愛らしい女の子が描かれていますが、生易しい話ではありませんので騙されちゃいけません。
で、管理人的にイチオシは「GOSICK」シリーズでして、いかにもラノベ的でイラストも可愛らしく、少年少女向きの内容ですね。大人でラノベを初めて手に取る人にとってはこの表紙イラストはある意味敷居が高いかも知れません・・・その場合こそネットで購入ですかね。まあ続き物なので、取りあえず後回しでも良いのかな〜なんて思ったり。
「戯言シリーズ」は面白いんですけど、巻を追う毎にミステリではなくなって行くので・・・うーん、と悩んでしまいますね。

アクションっぽい奴が読みたい人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「ALL YOU NEED IS KILL」(全1巻) シリアスなSF戦争ものです。 All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)
「フルメタル・パニック!」シリーズ ロボットアクションですね。有名作品です。 戦うボーイ・ミーツ・ガール―フルメタル・パニック! (1) (富士見ファンタジア文庫)
「9S(ナインエス)」シリーズ(現時点で既刊7巻) SFの所にもこの作品を入れています。SFアクション。 9S(ナインエス) (電撃文庫)
「紅」シリーズ(現時点で既刊2巻) 現代が舞台のアクション作品。ロリスキーにもおすすめ。 紅 (紅シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
「DADDYFACE」シリーズ(現時点で既刊7巻) アクション作品。下記のエイリアンシリーズに似ていますね。 DADDYFACE (電撃文庫)
「円環少女」シリーズ(現時点で既刊4巻) 魔法アクション。SFにもこの作品を入れています。 円環少女 (角川スニーカー文庫)
「とある魔術の禁書目録」シリーズ(現時点で既刊12巻) 少年誌的展開が楽しい作品。 とある魔術の禁書目録(インデックス) (電撃文庫)
「エイリアン」シリーズ 古いですが有名シリーズですね。アクションとほのエロ作品です。 エイリアン秘宝街 (ソノラマ文庫 カセット版 1)

これは悩む!
というか「アクション」的な要素を全く含まない作品の方がラノベでは珍しいというか・・・。このへんはどの作品から読み出してもまあ良いと思いますが、入手のしやすさから言えば「フルメタル・パニック!」シリーズ、「9S(ナインエス)」シリーズ、「とある魔術の禁書目録」シリーズでしょうかね。
「ALL YOU NEED IS KILL」は一冊で完結するSFアクション作品の名作なのですが、入手は大きな本屋でないと難しいでしょう。ネットで買うのが楽でしょうね。SFに分類しても良かったのですが、アクションに入れました。奇怪化物の侵略者との戦争ものですね。シリアスです。
「フルメタル・パニック!」シリーズは、SFロボットアクション&学園異能&戦争&コメディ&萌え&燃えでしょうか。熱い展開もありますね。特に1巻はまとまりが良く、個人的には入り口としておすすめです。
「9S(ナインエス)」シリーズはSF&アクションといった分類でしょうか。典型的なボーイミーツガールを扱った作品でもありますが、結構人死にもでます。ファンタジックな要素も絡みますかね。
「紅」は学園異能&アクション&萌え&燃えでしょうか。メインヒロインの年齢が7歳(!)というロリスキーな人に取っては堪らない作品となっています。
「円環少女」シリーズは現代での魔法アクション&シリアス&萌えといった感じ。扱っているものは「魔法」というファンタジックな分野なのですが、描写は非常に論理的かつ理屈っぽくてSF的です。読む人を選ぶ作品ではあります。萌えというワードが入っていますが、アクションパートでは容赦なく人が死んで行く様な作品でもあります。メインヒロインは12歳(!)。サドっけ全開の少女ですね。・・・このあたりいかにもラノベって感じでしょうか?
「とある魔術の禁書目録」シリーズは学園異能&少年誌的アクション&萌え&燃えでしょうか。少年誌的な展開が売りですかね。やはりラノベでしかあり得ない様なボーイミーツガールが扱われていますね。取りあえず読んで後腐れ無くすっきりしたいという様な場合におすすめです。
シリーズ作品を結構取り上げるはめになってしまいましたが、1巻は大抵一冊で閉じるストーリー展開になっていますので、まあ一冊買って様子を見るのも良いかと。
「DADDYFACE」シリーズはちょっと小さい本屋だと入手しづらいでしょうね。
また、最近ソノラマから新装版が出版された「トレジャー・ハンター八頭大 ファイル(つまり『エイリアン』シリーズ)」もアクション要素てんこもりですが、古い朝日ソノラマから出ていたシリーズの第1巻「エイリアン秘宝街」2、3巻「エイリアン魔獣境1、2」などがおすすめです(新装版はこれの焼き直しのはずですから)。古本屋で比較的簡単に見つかるのではないでしょうか。
エイリアン秘宝街は1冊でストーリーは取りあえず閉じますので、手に取りやすいかと思います。金と権力と実力にモノを言わせた主人公が太古の秘宝を探し求めてガンアクション&ハンティングを繰り広げる痛快アクション作品ですね。

ファンタジーっぽい奴が読みたい人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「イヴは夜明けに微笑んで」(現時点で既刊1巻) あちこちで評価の高かった純粋ファンタジーっぽい作品です。 イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)
「ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語」(現時点で既刊1巻) SFにも入れた作品ですね。ファンタジー色もあります。 ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語 (C・NOVELSファンタジア)
「煌夜祭」(現時点で既刊1巻) この作品はどちらかと言えば玄人向けに分類出来そうですが・・・一般文芸とか好きなら。 煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)
「銀月のソルトレージュ」(現時点で既刊1巻) 正統派っぽいファンタジー作品ですね。 銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言 (富士見ファンタジア文庫)
「化物語」(現時点で既刊2巻) 現代を舞台にした妖怪ものの一つの頂点です。言葉遊びが楽しい。 化物語(上) (講談社BOX)
「薔薇のマリア」(現時点で既刊6巻) RPG的なファンタジー作品と言えますか。意外にシリアスでヘビーな展開が魅力。 薔薇のマリア〈1〉夢追い女王は永遠に眠れ (角川スニーカー文庫)
「鋼殻のレギオス」シリーズ(現時点で既刊5巻) 近未来を舞台にしたファンタジー作品でしょうか。 鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)
「我が家のお稲荷さま」シリーズ(現時点で既刊6巻) 現代を舞台にした和風妖怪ファンタジーです。 我が家のお稲荷さま。 (電撃文庫)
「円環少女」シリーズ(現時点で既刊4巻) SF、アクションにも顔を出した作品ですね。とにかく濃い。 円環少女 (角川スニーカー文庫)
「悪魔のミカタ」シリーズ(現時点で既刊14巻) 現代を舞台にしたファンタジー。ロックンローラーなら、ぜひ。 悪魔のミカタ―魔法カメラ (電撃文庫)

一冊で(今の所)完結していて、評価が高いと言えば
「イヴは夜明けに微笑んで」は一風変わった魔法ファンタジーでしょうか。優しい雰囲気の楽しい作品ですね。
「煌夜祭」はその構成力が非常に高く評価された独特な世界観をもったファンタジー作品です。
「ユーフォリ・テクニカ」はSFの分野にも入れましたが、ファンタジー要素の入った科学技術開発ものです。コメディ要素もありますね。
「銀月のソルトレージュ」は洋風世界感にいにしえからの魔法と悲劇を組み合わせた正統派魔法ファンタジーという感じです。最近の作品ですので入手もしやすいと思います。
ファンタジー分野は非常に裾野が広くて、それぞれの作品の雰囲気を伝えるのは非常に困難ですね。とりあえず一冊手に取って読んでもらうしかないかな・・・という感じです。
そのあと最近の私のお気に入りの「化物語」シリーズ(面白いですけど一冊辺りの単価が高いのです)、「鋼殻のレギオス」シリーズ(SF/アクション要素も強いですけど)、「我が家のお稲荷さま」(ほのぼの和風ファンタジー)、「薔薇のマリア」(エグいけど正統派RPG的ファンタジー)、「円環少女」(ここにも入るか?)とかが良いんでは無いでしょうか。
「悪魔のミカタ」は長らく続編の刊行が止まっていましたが、このたび最新刊が出ましたので、改めてお薦めしますね。学園異能ものに分類しても良い作品ですかね。
当然の様に有名な「涼宮ハルヒの憂鬱」を入れても良いですが、まあ知っている人も多いと思いますし。
また、「スレイヤーズ!」「ロードス島戦記」とか「魔術師オーフェンはぐれ旅」とかの往年の富士見ファンタジア黄金時代の有名作品群も入ってくるんでしょうけど、最近ならこの辺が妥当なんじゃないかな〜?

取りあえず萌えたい人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「ぷいぷい!」シリーズ(現時点で既刊3巻) ツンデレ萌え。 ぷいぷい! (MF文庫J)
「きゅーきゅーキュート!」シリーズ(現時点で既刊3巻) なんか悪魔っ娘萌え。 きゅーきゅーキュート! (MF文庫J)
「ゼロの使い魔」シリーズ(現時点で既刊10巻) ツンデレ神。 ゼロの使い魔 (MF文庫J)
「GOSICK」シリーズ(現時点で既刊6巻) ちっちゃ可愛いツンデレ萌え。 GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)
「化物語」(現時点で既刊2巻) 戦場ヶ原ひたぎ蕩れ。その他色々。 化物語(上) (講談社BOX)
「円環少女」シリーズ(現時点で既刊4巻) サド幼女メイゼルに萌え。 円環少女 (角川スニーカー文庫)
「紅」シリーズ(現時点で既刊2巻) ロリ萌え。 紅 (紅シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

萌えはあまりにも人によって違いがありすぎてもうなんとも・・・このあたりが最近の鉄板? ツンデレまたはロリスキーのニーズにも応えたラインナップでしょうか?

エロくないとダメな人

作品名 管理人のコメント 一巻のタイトルへのリンク
「デビル17」シリーズ(現時点で既刊6巻) まあ黙って読んでみ。エロいから。バイオレンス&エロスですね。 みなごろしの学園―デビル17〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)
補足!

コメント欄にて「りぼん記念日」、「りぼん絵日記」がエロいという作品が上げられていますが、この作品についてSomething Orangeさまにて作品内容の細かい説明があります。・・・どっ、どーいう本なんだ・・・ゴイスー! よーっしショッピングカートに入れちゃうぞー!

うーん

ハードカバーでも最近は良い本があるんだけど、値段の事もあるしね。こんな感じかな〜。しかし、一冊目って難しいなあ・・・。結局の所色々調べて見つけるしか無いですかね。
このリストがご覧頂いている皆様のライトノベル一冊目の助けになれば管理人としてはこれ以上の幸いはありません。

追記

コメントにて貴重な指摘がありました。指摘をくれた事を感謝致します。
ことろで、こういう記事を書くのって、危険なのでしょうか? というか、他の人に喧嘩売っているっぽいんでしょうか?
まあ「そこは違う!俺ならこう!」というのは沢山ありそうですね。それは分かります。その場合は「よーし、俺も同じ事しちゃうぞ〜」みたいな感じにならないのかな〜?
個人的には他のラノベ読みの皆さんが同じ様な事やってくれると、「へ〜、この人はこんなで、あの人はこんな感じか〜」「あああ、あの作品を忘れていた!」みたいに色々見られて楽しいかも! って気分なんです。そういうきっかけになればな〜なんて思って書いたりしたんですね。
・・・どんな形であれ自己主張するという事は一定のリスクがつきまとうのは確かですが、難しいですね。

リンク

何を今更:管理人おすすめの一冊目のライトノベル
それさえもたぶん退屈な日々。:ラノベ一冊目を薦めるには
それさえもたぶん退屈な日々。:少女小説の一冊目を薦めるには
少女小説は私の場合完全に今のところ範囲外なんで参考になりますね〜。

管理人の個人的な備忘録的リンクです。もし迷惑だったら消しますんで・・・。