LaTeXで脚注を文書末もしくは章末に書く手順
章末脚注の書き方がずっと分からず苦労したので、メモ。endnotesパッケージ(TeXLiveならデフォルトで導入済み)を用いる。
私の場合は、プリアンブルに以下のように書く。3行目以下は様式の調整なので、必要に応じて変更してもいいし、そもそも必要最低限のものではない。*1
\usepackage{endnotes} \let\footnote=\endnote \renewcommand{\theendnote}{\arabic{endnote})} \renewcommand{\notesname}{註} \usepackage{etoolbox} \patchcmd{\enoteformat}{1.8em}{0pt}{}{}
1行目はendnotesパッケージの指定。
2行目は文書中の\footnoteコマンドを\endnoteに再定義している。
3行目は脚注番号を1)などのように出力させるもの。
4行目は脚注の名前(デフォルトでは「Notes」となっている)を変更している。
5,6行目は、注の2行目以降にインデントをつけるもの。
あとは、本文中で\footnoteコマンドを使って脚注を作成。その上で、文書末でも章末でも、注を挿入する箇所に以下のコマンドを書いておくと、その場所に出力される。
\theendnotes
各章ごとに脚注番号をリセットする場合は、注を書きだしたらカウンタをリセットする。各章の最後に以下のように書けばいい。
\theendnotes \setcounter{endnote}{0}
もし注を目次に反映させたい場合は、文末脚注の挿入箇所を以下のように書く。目次に反映させるページ番号の都合上、\theendnotesは後に書く。*2
\addcontentsline{toc}{section}{\notesname} \theendnotes