はてなユーザーと話していてもつまらない。

WEB系のITベンチャーに入って、はてなブックマーク・ダイアリー、そしてtwitterに出入りするようになった。

2ch・mixiとまともな仲間が見つけられなかったから、はてなやtwitterに行けばすごい奴がいるだろうと思っていた。

しかし、その目論見は甘かった。はてなブックマークに来てやっとWEBエンジニアという集団が見えてきたけど、実態は全然ぬるい連中だった。

まず、話してもつまらない。「ああ、逃避の場所としてはてなを選んだんだな」というのが丸わかりなほど、まともな返答ができない奴が多すぎる。会話の中で(こういう言葉は嫌いだが)ボケを言うにも梅田望夫の台詞の引用だとか、内輪受けな言葉(ただし、エンジニアとしては全くマニアックではない)を言う程度のことが「面白い」とされている。それですら誰かが言っていて「ここでこれを引用すれば面白い」と学習した上でのコピーでしかないし、全く自分の発想や意見というものを持っていない。アンテナもすっかり折れちゃっているみたいで、その日の人気エントリーをtwitterのみんなが言っているような感想でしか斬れないし、注目されていないけどこれが面白い、ここをこういう視点で見ると面白い、というものが全くない。

当然、私が自分の考えているアイデアや意見をコメントで書くと、あっという間に「お前は面白い奴だな」という評価が定着しちゃってスターも何千個ともらったけど、何を言うか、お前らがぬるいだけだ。

そして、はてなユーザーは消費も創作もして自給自足するハイパーなネットユーザーなんだなんて言うのは大間違いだというのがわかった。

行動している奴なんて本当に少数で大半のはてなユーザーはただ人気エントリーを見て「一緒にブログ記事を消費している」という連帯感で人との繋がりを保ちたいだけ。今のはてなユーザーは「孤立したってこの記事が好きなんだ」なんて覚悟はないしむしろ逆で孤立したくないからはてブを見る。

視野が狭くて自分の視野に入ってこないものへの差別意識が強い。見もしないで見下したり、何の根拠もなくはてな文化が上だと思っていたり。

これならギャルや演劇や現代アートの奴らの方がまだ自分の意見を持っていて話していても面白い。面白いなと言える活動をしている人は、はてなユーザーじゃないことが多い。

ちょっと前に敏感で優秀な若いエンジニアははてなやtwitterに行っているから2chやmixiはつまらないなどと言う言葉を見たことあるが、今ははてなやtwitterにも行っていないんだなということがわかった。どこかは自分でもわからない。

要するに自分の掴んだはてなユーザー像は話がつまらなくて、自分で面白いものを発掘したり意見を言ったりする能力がなく、視野も狭くて排他的で何の行動もしてなくてダラダラと誰かが選んだその日の人気記事を見ているだけって感じです。

2008年頃までは、はてな(ブックマーク)の年だったと言うことができるけど、既に凋落は見え始めていて確実に2010年ははてなの年ではなくなるだろうなと思いました。

とにかく最近ははてなに対する絶望しかないです。