DrumMic’a使用時に気を付けること2つ&パラアウトの設定紹介

  • 2019.04.23
  • DTM
DrumMic’a使用時に気を付けること2つ&パラアウトの設定紹介

無課金DTMerの強い味方である、DrumMic’a

とても良いドラム音源なのですが、使うにあたってちょっとした注意点があるので、ここで紹介しておきます。

ついでにCakewalkでのパラアウトの設定も紹介しますね。

パラアウト時の注意点

パラアウトするときに気を付けなければならないこと。

それは、KONTAKT側のアウトプット1に、リバーブ成分が乗るということ。

DrumMic’aにはデフォルトでリバーブが付いています↓
スクリーンショット (144)_LI

このリバーブ成分が、Kontaktのアウトプット1に入っているので、注意。

バスドラのインマイクのアウトなんかをここに設定してしまうと、あとの処理が大変になってしまいます。

なので、アウト1には何も設定せずにルームマイクとして使うか、オーバーヘッドをここに設定してローを切るかという二択になりますね。

自分の場合は、前者で対応しています。

ルームマイクを使わない方は、リバーブを完全に切ってしまっていいと思います。

スネアのブリードについて

オプションに、こんな項目があります。
スクリーンショット (145)

Snare bleed

これは、スネアのマイクに被ってくるバスドラやハイハットの量の調整……というものではありません。

DrumMic’aの場合は、マイクの被りという意味のブリードではなく、バスドラが鳴った際にスネアのスナッピーが共振する「ブリード」という意味になります。

……まぁ、丁寧に音作りされている方はすぐに気づくものだと思いますが、雰囲気で設定している方は勘違いしている可能性があるので、設定を一度見直してみてください。好みの音に近づける可能性があります。

パラアウトの設定

ここからは、自分が使っているパラアウトの設定方法について書いていきます。

趣味’転々のほうで一度紹介しましたが、その時と設定が変わっているところもあるので、改めて紹介します。

Kontaktのミキサーの設定

まずは、Kontaktを立ち上げて、ミキサーの設定をしていきます。

Outputsの右にある+をクリック
スクリーンショット (146)_LI

ここで、モノトラック4つと、ステレオトラックを5つ作成します。
スクリーンショット (147)_LI

Quantityで追加するトラック数を、Number of channelsでモノかステレオかを指定できます。

追加したら、分かりやすいようにトラック名を付けて整理
スクリーンショット (148)

モノトラックにはバスドラとスネアを設定します。その他をステレオでアウト。

上で書いたように、DrumMic’aのOut1にはリバーブが入っているので、注意してください。
Roomと設定しておくのがベターでしょう。

これをプリセットとして保存します。

Presets/Batch Configurationをクリック。

そして、Save current output section state as default forAll Formatsとクリック。

スクリーンショット (149)

これで、ミキサーのセッティングがデフォルトとして保存されます。

ここまでやったら、一度Kontaktを立ち上げなおします

立ち上げなおさないと、DrumMic’a側でアウトプットの設定ができません。

DrumMic’a側の設定

Kontaktを立ち上げなおしたらDrumMic’aの設定をしていきます。

Optionをクリック。
スクリーンショット (150)_LI

Individual Outputsで、アウトプットを割り振っていきます。
スクリーンショット (151)

これでKontakt側の設定は終わり。

Cakewalk側の設定

まずは、オーディオトラックを10個追加して、分かりやすいように名前を付けます。
この時に、右上のプルダウンメニューが「Custom」になっている場合は、「All」に設定しておきます。
スクリーンショット (152)_LI

ここから、各々のインプットの設定をしていきます。

まずはRoom。

インプットのプルダウンを開き、Kontakt1からRoomのStereoを選択。
スクリーンショット (154)

これで、DrumMic’aのリバーブのみが、CakewalkのRoomトラックに出力されます。

このようにしてアウトプットを設定していくのですが、バスドラとスネアはモノで出力しているので「Kt BD:Left(mono)」をCakewalkの「BD」トラックに、「Kt BDR:Right(mono)」をCakewalkの「BDR」トラックに……という風に、モノのアウトを設定していきます。ここがちょっとややこしいので、ご注意ください。

「Kt BD/Kt BDR:Stereo」を選択してしまうと、BDが左・BDRが右から聞こえるステレオトラックができてしまいます。
これではパラアウトしている意味がありませんね……

スネアも同様です。

全てアウトプットを設定し終えたら、各々ミュートしたりソロにしたりして、ちゃんとパラで出せているかをチェック。

これで設定完了です。

これらの設定を毎回やるのは大変なので、ここまでの設定をCakewalkのテンプレートに保存しておくことをお勧めします

終わりに

お疲れさまでした。

DrumMic’aは無課金DTMerの強い味方です。ドラム音源を購入されていない方は是非

ちなみに、こちらの2曲……Audiostockのものなんですが、どちらもドラムはDrumMic’aを使っています。

意外と、キット一つだけでも幅は作れますね……

今回はここまで。

ではでは~ノシ

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