hituziのブログじゃがー

あべ・やすし。最近は ツイッターばー かきょーる。

くだものを そだてる。

岡山市の実家で、いろいろな果樹の苗木(なえぎ)を うえつけた。種からも そだてている。種から 植物を そだてることを「実生(みしょう)」という。
実生で苗を そだてて、市販の苗木の穂木(ほぎ)を 接木(つぎき)すれば、質のいい果樹を いくらでも ふやせる。
挿木(さしき)で ふやせる果樹も たくさんある。そうやって、果樹園が できたらいい。


まず、かってみた苗木のリスト。

サトウキビは うえつけかた、場所を 失敗して、ダメにしてしまった様子。ひょっこり復活すると うれしい。ほんのすこし収穫して かじった。
サトウキビとモンキーバナナは「木」ではないですね。コーヒーの木は観葉植物として やすく うってる やつ。フェイジョアだけ2本。
モンキーバナナは 冬は家に いれるので おおきめの植木鉢に。
登録品種でなければ、接木や挿木で ふやして問題なし。すばらしい。


両親が かってみた苗木

  • レモン
  • さくらんぼ(ナポレオン)
  • シャインマスカット

レモンは このまえ さっそくアゲハの幼虫が葉っぱを くいあらそうとしていた。
さくらんぼは岡山市の冬だと さむさが たりないのでは。
シャインマスカットは父が一度 失敗している。2度めのチャレンジ。


いただいた苗木

  • ポポー
  • 白鳳(はくほう、桃)


実生で そだてているもの

  • アテモヤ
  • ムベ
  • スターフルーツ
  • アボカド
  • ドラゴンフルーツ
  • ライチ
  • レモン
  • スモモ
  • 桃
  • アーモンド
  • フェイジョア
  • オリーブ
  • ブラッドオレンジ
  • 柑橘(かんきつ)あれこれ
  • ブドウ
  • リンゴ
  • 柿

ドラゴンフルーツはサボテン。サボテンだけど たくさん水やり、栄養のある土が すき。寒波が くると とろけてしまうので 冬は家に いれないといけない。ライチも さむさに よわい。
アボカドも、わりと さむさに よわい。耐寒性のある種類もある。アボカドを 50個以上 ロングポットに 種まきした。冬に種まきしたら5月から6月には発芽する。
最近はイオンモールでアメリカ産のアボカドが うっている。わたしが かったのはベーコン、ズタノ、エッティンガーという種類。
国産のアボカドも たくさん たべて 種まきした。アボカドの種まきは何度も経験がある。おおきい種だと順調に そだつ。
実生のアボカドを 1年前後 育苗して、うえつけて うまく そだっていったら、苗木を かってみる。アボカドの接木苗は1万円前後するので、気軽には かえない。

ブラッドオレンジはイタリアやスペインで栽培されてきたものだけど、最近は愛媛などで栽培されている。これが おいしいのですよ。愛媛産、和歌山産、広島産のブラッドオレンジを たべてみた。種は すべて まいた。

フェイジョアは ちいさい種。12月に発芽した。オリーブは塩づけの実の種を うえたので 2本しか発芽しなかった。

実生は発芽まで 時間が かかるものもあれば、すぐに発芽するものもある。あったかくなったら発芽するもの、冬の さむさに あたらないと発芽しないものなどがある。

なので、たくさん種まきして、なにが なにやら わからなくなっている。すでに正体不明の木が いくつかある。
アテモヤ、スターフルーツ、リュウガン、ヘーゼルナッツも種まきしているけど、まだ発芽していない様子。→アテモヤとスターフルーツは発芽した。


以上の たくさんの果樹のうち、アボカド、ブラッドオレンジ、桃、フェイジョア、ポポーが うまく いけばいい。
ポポーは、こぼれだねで かってに ふえていて、去年の秋に、ためしに うえかえしてみた。ポポーは根っこが傷つくとダメになりやすいそうだが、このまえ新芽がでていた。
→ポポーは根っこが横に のびて つぎつぎと苗が はえてくる様子。水で穴を ほってみたら よく わかった。根っこを 無理やり ちぎるかたちでロングポットや広っぱに うつしてみた。


さて。ポポー、アテモヤ、フェイジョアなどと いっても、たいがいの ひとは たべたことがない。知名度がない。
なので、自宅で収穫できた くだものを 自慢したいなら、コーヒーの木を 家のなかで そだてるのが よろしいと おもいます。5年くらいで 実が つくようだし。

ポポーはマンゴー、バナナ、完熟の柿を まぜあわせたような、おいしい くだもので、完熟すると、ぽたっと 地面に おっこちる。すぐに とろとろ、どろどろになる。保存が きかない。なので ほとんど市販されていない。だけど、冷凍できるので、自然のアイスクリームだと おもって栽培すると いいですよ。カナブンやハエが受粉してくれるし、害虫も そんなに いない。



「木」ではない くだものとしては、イチゴ、パッションフルーツ、パパイヤの苗を かった。パッションフルーツとパパイヤは 種からも そだてている。
イチゴは実が たくさん ついている。ランナーと よばれる こどもが のびてきて、これを 土に固定すると、あたらしい苗になる。
パッションフルーツは人工授粉が かならず必要で、実生の苗や黄色の実がつく種類は ほかの苗と受粉させないといけない(他家受粉)。めんどうだけど、きれいな花が さくようなので、たのしみです。
パパイヤは野菜として、つまり青パパイヤとして収穫するつもりだけど、なかなか むずかしい。家のなかで冬越しさせた実生の苗は なぜか やられてきているし、4月中旬に うえつけた市販の苗も、あまり状態が よくない。
なんとか10くらい この春に発芽させたパパイヤもあるので、どれかが うまく いってほしいが、実がつくパパイヤはメス株と両性株だけ。オス株だったら 実が つかない。だけど、実生の苗は 花が さくまで わからない。

かといって、青パパイヤが成功してしまえば収穫が たいへんになる。おもたい。夏の水やりも たいへんだろう。

どうなりますかね。→パパイヤは3株が花を つけ、そのうち2株は実が すこしずつ成長している。冬が きてしまうまえに収穫できれば いい。



まえから ある木は、マスカット、栗、暖地桜桃(だんちおうとう、ちいさい さくらんぼ)、ポポー、柿、山椒、梅など。
毎年 父が そだてているのはメロン、カボチャ、アスパラガス、エンドウ、ミニトマト、ピーマン、ニンニク、ネギなどなど。

マスカットやメロンはガラス温室で そだてている。祖父母がマスカット農家だった なごりとして、温室が ふたつ のこっている。ガラスが どんどん われて、ボロボロになってきているが。
そんな温室でも、つる性の野菜を うまく そだてられたらいい。マクワウリとかメロンとか、パッションフルーツとかカボチャとか。去年はメロンやカボチャの収穫が たいへんだった。手が とどかないようなところまで つるを のばして 実を つけていたから。ミツバチやハナアブなど、受粉昆虫の おかげさまさまです。


そういうわけで、ミツバチを 大事にしましょう。いろんな花を そだてましょう。わたしも、ヘアリーベッチ、クローバー、クリムゾンクローバー、レンゲ、小松菜、春菊の花を さかせました。果樹の花も、そのうち さきます。
受粉昆虫と もちつ もたれつ。なかよくしましょう。