中村天風の名言(1)

「たのしい、おもしろい、うれしい」に勝る妙薬なし

中村天風(なかむら てんぷう)氏は、大正~昭和期に、人の心の在り方などの講演活動をした方です。

 

 

イラストに描いたのは、「どんな名医も妙薬といえども、楽しい、おもしろい、うれしいというものに、勝る効果は絶対にない」ということばを元にしたもの。

最近では、メジャーリーガーの大谷翔平さんが、天風氏の著書「運命を拓く」を愛読していることが知られ、話題になりました。

 

 

氏は明治9(1876)年に生れ、日露戦争が起きた時には、軍事探偵として満蒙で活躍。

その後、肺結核などの病気をきっかけに、人生の真理について考えるようになりました。

一時期はヒマラヤで、ヨガの聖者から教えを受けたそうです。

帰国後は実業家として成功しますが、大正8年頃に、奥さまから悩みに苦しんでいる親戚を、一言励まして欲しいと頼まれ、小さな講演会を開きます。

すると、これこそが自分が本当にやりたいことだと感じました。

それからというもの、駅前などに立ち、独演会を初めたのです。

それが次第に、多くの人々の評判になり、「天風会」が設立されるほどになりました。

 

その教えは、「成功するための秘訣」や「価値ある人生を生きる術」「心を平穏にする方法」など、一貫して人生を明るく生きるための助言。

特に「勇気をもって積極的に生きること」「ポジティブな言葉しか使わないこと」など、ストレートに響くことばが多いのです。

 

他にも沢山の名言もあり、また、今はYouTubeでも素晴らしい朗読を聴くこともできます。

 

何かに悩んでいる時も、そうでもない時も、心を湧き立たせてくれる天風氏のことば。

みなさまのよかったら、ぜひ一度ふれてみてくださいね!

 

youtu.be

 

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