ここ数日、我らの梅木雄平氏が注目を集めている。女の価値は持っているカバンできまる! という持論を展開し、多くの人間から突っ込みを受けている。
みなさん、すでにご存じでしょうが、当該ツイートをまとめてみました・・・・・・
ツッコミが入ってしまいそうですが、女性と女性が持つブランドバッグのレベルは大抵相関している気がします。個人的にはセリーヌ以上を希望。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
そういえば、ラウンジで女性たちを名前ではなくて持っているバッグのブランド名で呼んだことがあるw セリーヌちゃん、ロエベちゃん、ミュウミュちゃん的な。アラサーでミュウミュウちゃんは辛い。など、色々基準がある。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
梅木さん、立派なオッサンに仕上がってきてるなあ。もはや抜かれた感が凄い。 https://t.co/1Q0CeG2Xdg
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2018年4月7日
女性が高級ブランドバッグを欲しがる心理って、とても興味深いなと思っています。単純にデザイン的に好きというのももちろんあるでしょうが、ブランドバックは非常にわかりやすいヒエラルキーな気がして、少し頑張れば手が届きそうなとこが良いのでしょうね。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
女性の高級ブランドバック序列(独自調べ)
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
100万〜 エルメス
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60万〜 デルヴォー、ヴァレクストラ
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40万〜 フェンディ、ロエベ、シャネル
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30万〜 セリーヌ、
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センス的に微妙〜 ヴィトン、プラダ
ー25歳までー
ミュウミュウ
ー超えられない壁ー
フルラ
多分2018年のアラサー女子の程よい塩梅は、やはりセリーヌなのでしょう。おそらくこれが15-20年前はヴィトンだった的な。デルヴォーやヴァレクストラ以上になってくると、自腹で買わなそうなので、おやおやどうしたんだい?となりがち。程よく見せたいならセリーヌあたりが妥当。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
あれ〜???サマンサ田端は? https://t.co/J1MFb89w8o
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2018年4月7日
リアルにフルラ以下でしょうね。女子大生の通学バッグであり、アラサーが持っていたら引くでしょう... https://t.co/JtS7HYexTD
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
東○レの小説で、「主人公がFURULAのバッグを持って」的な原稿を提出された時に、結構ガチギレした気がします。おい!夢を見せたいメディアなのに、中間層のリアルを挟むんじゃねえよ!と。同様に、ベリーコも扱いNGにした気が。ペリーコがよく使われているのは理解するが、物語に入れるほどでは。。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
なぜこんなことを言いだしたかというと、Tailorというサービスでマッチング連絡がきたのですが、事前に写真を見れない中で、お相手のルックスレベルを推測するのに有用な手段が、持っているバッグのブランドをヒアリングすることではないか。という仮説を立てたからです。わりと筋の良い仮説な気が。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
字数の関係で割愛しましたが、私見でマジレスすると
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
30万〜 グッチ、バレンシアガ(たしかにややモード寄りだが、あり)
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時代遅れ〜 クロエ(クロエが流行ったのはおそらく10年前で、当時は現代のセリーヌ的位置付け)
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他のブランドも入れてくれという要望は受け付けます! https://t.co/zPvl4EQtz9
女性の高級靴序列(梅木調べ)
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
10万前後(好みやフィッティングの問題でこのレイヤーは問題なし)〜 ルブタン、マノロ・ブラニク、ジミーチュウ、セルジオロッシ
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7万前後〜 フェラガモ(個人的には嫌い)
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5万以下(デートで履いてこられると萎える)〜 ペリーコ
あー、10万前後にヴァレンティノを入れるの忘れましたが、ここ2-3年ヴァレンティノユーザーが増えている気がします。個人的には好きです。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
高級靴の参考連載https://t.co/COar8GsfNS
え?なぜ?教養として、みなさん知っておいた方が良いことじゃないですか。 #peing #質問箱 https://t.co/nCVrrpjPZy pic.twitter.com/jk4sFPa1WO
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
多分、僕のように靴や鞄をがめつく見ている男性ってほとんどいなくて、むしろ女性同士で見られているのだと思います。あの子、30過ぎてまだミュウミュウ使ってるの?的な目で見られているのですよ。女性同士は残酷な世界ですからね。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
どうせモテないと言いたいんでしょうがw 僕はちゃんと自腹でここに出てくる靴も鞄も半分は買ったことありますからねw レディースの相場観は把握できるようになりましたw https://t.co/YG8islEOTW
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
なんかアピールする部分を間違えている気がwww >「僕はちゃんと自腹でここに出てくる靴も鞄も半分は買ったことありますからねw レディースの相場観は把握できるようになりましたw」
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2018年4月7日
ボケをかぶせてきてるのかな・・・ https://t.co/erDZfitRWk
マジレスすると、メンズの腕時計のブランドの序列にやたら詳しい女性が、どう見えるか?問題。 https://t.co/42X20MUvO3
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2018年4月7日
ちなみに20代でベルルッティを知っている女性というのは、結構な割合で只者ではない気がします。実父がお洒落な方なのか、よほど年上の男性と付き合ってきたであろうことが、推測できます。ファッションだけで、多くのことを読み取れたりする気がします。
— 梅木雄平 #Voicy (@umekida) 2018年4月7日
田端氏がイヤミ&呆れているにも関わらず、嬉々と語る梅木さん、純粋な方ですね。
さて、D・カーネギー『人を動かす』を読んでいたら、以下の文章がありました。
鋼鉄王のアンドリュー・カーネギーはUSスチール初代社長にチャールズ・シュワブを置きます。なぜ、シュワブが社長の座につけたのか?
シュワッブがこれだけの給料をもらう主な理由は、彼が人を扱う名人だからだと自分で言っている。どう扱うのかと尋ねてみると、次のような秘訣を教えてくれた。これは、まさに金言である。銅板に刻んで、各家庭、学校、商店、事務所などの壁にかけておくとよい。子供たちもラテン語の動詞変化や、ブラジルの年間雨量などを覚えるひまに、この言葉を暗記すべきだ。この言葉を活用すれば、我々の人生は、大きく変貌するだろう。
「私には、人の熱意を呼び起こす能力がある。これが、私にとっては何物にも代えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。私は決して人を非難しない。人を働かせるには激励が必要だと信じている。だから、激励が必要だと信じている。だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大嫌いだ。気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく賛辞を与える」
D・カーネギー『人を動かす』文庫版(Kindleの位置No.435-439)
「まさに金言である。銅板に刻んで、各家庭、学校、商店、事務所などの壁にかけておくとよい」というフレーズは良いですね。てなわけで、私も人を貶すのはやめて、今回は梅木さんを褒めていきます。
馬鹿でもできる判断術
初対面の人がどんな人か? 的確に判断するのは難しい。見た目、服装、しゃべり方、喋る内容、こちらの質問に対する反応、表情、などなど、大量にかつ刻々と変化していく情報を、的確に読み取り正確に判断しなくてはならない。結局のところ、人を判断するというのは、「己のスキルと判断力」を試されているのだ。
これはなかなか大変だ。頭も悪く、情報も知らず、リアルタイムで情報を得て解析するのが苦手な人はどうしたらよいのか? 簡単だ、その人のラベルだけ見ればよい。美しいか醜いか、学歴、年齢、ブランド品を身につけているかどうか。
「持っているブランドで女性を判断」するというのは、センスが悪くて、壊滅的に人を見る目がなくても、ついでに性格が悪い人間にとっては、それらを補うためのソリューションなのだ。
「持っているバッグが女性自身のレベル」なんて、公言している人は、自分のことを「私がセンスが悪くて、審美眼もなく、壊滅的に人を見る目がなくても、ついでに性格が悪い人間です」と告白しているので、「ああ、かわいそうな人なんだね」と、我々も温かい目で対処することができます、近寄らなくてもいいですね。
ありがとう、ウメッキー!
己を大きく見せる鶏冠にもなるブランド品
ブランド判断術は、相手を評価するだけじゃない、それを身につけ、語ることで「オレは凄いんだ!」とアピールすることができる。知性も教養も優れたセンスがある人は、外見はもちろん中身も魅力的なので、必要以上に外面はアピールしない。
しかし、知性も教養も優れたセンスもない、中身が空っぽでツマラナイ人間は、孔雀よろしく外面を派手にしないといけない。そんな人にとって「ブランド品」をありがたいアイテムだ。
株式会社ワークスアプリケーションズの社長である、牧野 正幸氏は「頼むから、社内でスリッパを履いてくれるな」という記事で次のように述べている。
編集:米国のエリートがブルックスブラザーズを選ぶ理由は何なのでしょうか。
牧野:彼らは、ファッションに対する関心が薄いんだよ。
編集:もう少し、説明をお願いします。
牧野:当時の僕のような若造にとっては、ブルックスブラザーズのスーツは高い。しかし、例えばウォール街で働くトップエリートにとってはどうだろうか。安い買い物とは言わないが、一大決心を要する買い物ではない。だから、「スーツとかよく分からないけれど、ブルックスブラザーズを着ておけば、恥はかかないだろう」程度の認識だ。要は、服装をまったく気にしていないんだよ。
彼らがとんでもなくダサいと、当時の僕は気付いていなかったんだ。
この後、牧野社長はバーバリーの靴を履いている人をディスっているのも必見ですが、センスがない人にとって、ブランドがいかにありがたいアイテムかよくわかる話です。
だから、梅木先生には「男性と男性が着用しているスーツのレベルは大抵相関している気がします。個人的にはブルックスブラザーズ以上を希望」とはやく公言すべきですね。
「ブランドについて語るオレ」で、空っぽな自分を高く見せる……を、梅木さんが実践してくました。だけど、あまりにも底が浅いと「センスが悪い上に頭も悪い」というのもすぐにバレてしまいます。これも、彼は身をもって証明してくれて、見事なしくじりです! 梅木先生。
気軽な気持ちで書いたら、スゲー長くなってしまった。ここまで書かせるとは、これも梅木さんの魅力でしょう。
そして梅木さんの軽率な発言で、こんなステキがまとめができました。ありがとう、ありがとう。