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週のはじめに元気がチャージできる名言を紹介するコーナー「月曜の名言」。
今日は英国の女流作家、ジョージ・エリオットの名言を紹介したいと思います。
It is never too late to become what you might have been.
なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない ー ジョージ・エリオット
“George Eliot“. Licensed under Public domain via Wikimedia Commons.
ジョージ・エリオットの本名はメアリー・アン・エヴァンス。生年は1819年11月22日〜1880年12月22日。ヴィクトリア朝時代を代表する作家の一人です。
今回紹介した「なりたかった自分になるのに、遅すぎると言うことはない」という言葉には、私自身ハッとさせられました。
というのも、そう遠くない昔の私は、いつも次の様な調子で絶望しきっていたからです。
・今の自分は理想の自分とあまりにもかけ離れている
・どうして学生の頃もっと勉強しなかったのだろう
・どうしてあの時別の選択をしなかったのだろう
・もっと強く、優しい人間になりたかった
・もっとしっかりした人間に生まれたかった
・もっと技術を身に付けておけば良かった
そんな「どうして」「もっと」という過ぎた日への後悔と、なりたくてもなれなかった自分への諦めとが真っ先に口から出ていました。
どうせ、夢なんて叶わない
どうせ、なりたい自分になんてなれっこない
口にこそ出しませんでしたが、こんなネガティブな想いが心の奥底にあったのだと思います。
夢破れ・・というよりも、夢に挑戦する勇気すら持てず、「夢を叶える人も成功する人もごく一部の選ばれた人だけだ」みたいな決めつけがあって、自分はもう手遅れだと諦めていました。
そんな時、ジョージ・エリオットの言葉に出会いました。
人はいつでも、どこからでも変わることができる。
そんな簡単な事にどうして気づかなかったのだろうと、もう一度自己嫌悪に陥ろうとして、踏みとどまりました。そうやって「どうして」を無限ループする内は、成長も成功もできないと言うことに、ようやく思い至る事ができたのです。
結局、なりたい自分になることを放棄していたのは自分だし、よくよく考えれば20代そこそこの若造が何を偉そうに夢破れてるんだと。そこからなりたい自分を目指すことは、手遅れでも何でも無いじゃないかと。
ただ、同時に、上手くいった経験よりも、失敗の方が多く、日々の閉塞感を打ち破る突破口すら見いだせていなかった当時を思えば、そういう思考パターンに陥るのも無理からぬことだったとも思います。その時の生活の延長線上には、どうやっても「なりたい自分」を描くことが出来なかったわけです。
まずは「自分はここからでも変われる」と無根拠にでも信じることからはじめ、「どうして」ではなく「どうすれば」に思考を切り替え、なりたい自分になる為に「やるべき事」を見つけ出し、それをひたすらに「実行」していく。
そういう「努力の型」、則ち人生に於ける「素振り」を見つけ出すことができ、成長が実感できるようになれば、徐々に突破口が見えてきます。
ブログを書く事が僕にとっての「素振り」だった
「素振り」を見つけよう
今一度、原点に立ち返るー「素振り」そして「応募」 | Hacks for Creative Life!
マクドナルド・コーポレションの創業者レイ・クロックは52歳でマクドナルド兄弟からフランチャイズ権を獲得し、その後世界最大のレストランチェーンにまで育てあげました。彼の著書「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男―マクドナルド創業者」には次の様な一節があります。
私は一夜にして成功を収めた
と思われているが、その一夜というのは三十年だ。
思えば長い長い夜だった。
成功や成長というのは一朝一夕には得られないと言うことがよくわかりますし、何より52歳からチャレンジチャレンジしての偉業は、将に「なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない」を体現しています。
今は、自信が持てないかもしれませんが、まずは「自分はここからでも変われる」と信じるところからはじめてみませんか?
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