アイマス好きに、東方好きに、そしてどちらも知らない人に観てほしい

 えー先日は【Voc@loidM@ster祭り2】お疲れ様でした。遅刻組の方の動画も楽しませていただいてます。


 ところで話は変わるのですが、アイマスにおけるいわゆる御三家*1とのコラボ動画でも、【東方M@Ster】は【Voc@loidM@ster】に比べて動画の数が少ないのが現状なんですね。(5/1のタグ検索でも『Voc@loidM@ster』は1000本弱、『東方M@Ster』は200本強といったところ)

 
 そんな中で私が東方派とアイマス派との交流の場になるのではないかと密かに期待しているシリーズがこちら。


『秋月律子が幻想入り』シリーズ

■製作:塚井P
■出演:【律子】【】

 09年4月から始まったばかりで、これからどう進展していくのか楽しみなシリーズでもあります。アイマス・東方両派の人々が『ボカロ×アイマス』並に交流するようになるきっかけとして、また、両作品のファンが増えるきっかけとして、両派の人に、あるいは第一話のUP主コメントにあるようにどちらも知らない人にも観ていただきたい動画です。


 というわけで今回は、アイマスを知らない東方派の人、東方を知らないアイマス派の人、そして両方を知らない人のために、不肖この私が動画に登場するキャラクターや世界観の設定を解説してみます。


それではいってみましょう。まずはこの動画の形式そのものの解説から。


○『NovelsM@ster』

 『ノベルスゲーム』×『アイドルマスター』で『NovelsM@ster』。アイマスの設定を使用し、主にビジュアルノベルの形式を採ったストーリー動画の総称です。通称「ノベマス」
 765プロダクション(後述)とそれを取り巻く人々を描いた二次創作として主にSS好きの人から人気があり、多くのシリーズが作られています。
 詳しくは大百科を参照

NovelsM@sterとは (ノベルズマスターとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

■関連サイト:http://www8.atwiki.jp/novemas/
※NovelsM@sterを楽しむため、製作するためのtipsをまとめたサイト。



○『幻想入り』

 『東方Project』シリーズの舞台となる世界『幻想郷』(後述)に、様々なキャラクターが迷い込むことで始まるストーリー動画の総称。迷い込むのは製作者本人だったり、既存のキャラクターだったりと色々です。
 沢山の東方キャラとの交流を描くというまさに二次創作なジャンルとして、こちらも数多くの動画、数多くのシリーズが作られています。動画の最後には多くの場合アンケートコーナーが設けられていて、視聴者の意見を取り入れた動画作りに特徴があります。
 やはり詳しくは大百科を参照。

幻想入りシリーズとは (ゲンソウイリシリーズとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

■関連サイト:幻想入り@wiki - アットウィキ
※同じく幻想入りシリーズを楽しむため、製作するためのtipsをまとめたサイト。



次に両作品の舞台について


○『765プロ』


http://765pro.jp/
 アイマスに登場するアイドル達、そして我々プロデューサーが所属している芸能プロダクション。「765プロ」と書いて「ナムコプロ」と呼びます。ライバル会社として「961プロ」(クロイプロ)というのもありますが。
 ゲームシナリオの最初は上画像のような小さな事務所でしたが、シナリオを進める毎に大きくなって最終的には六本木ヒルズのような大きなビルの中に入ることに。
 個性的な11人10人のアイドルとお茶目な事務員をのんびり屋の社長が束ねるとてもアットホームな会社ですので皆さん是非面接に訪れてみてください

■関連記事765プロダクションとは (ナムコプロダクションとは) [単語記事] - ニコニコ大百科



○『幻想郷』


幻想郷 - Wikipedia
 本家Wikipediaにも記載のある、『東方Project』の舞台となる世界。結界によって外界(我々が住んでいる世界)とは隔絶されていて、妖怪・吸血鬼・宇宙人・幽霊・神などの人外*2と、僅かばかりの人間が住んでいます*3。その僅かな人間も対妖怪用の技術と力を身につけており、また人外も積極的には人間を襲わないので至って平和。しかし住んでいる者たちが住んでいる者たちなので時折大きな事件が起こります。『東方Project』シリーズの基本的なストーリーはそういった事件を解決しに行くというもの。
 幻想郷に住んでいる人間は「明治時代の人里離れた山奥」程度の文明水準を持っていますが、「外界で忘れ去られた物が幻想郷に住み着く」ため、現代の産物も幻想郷入りしていることもあります(二次創作ではフラワーロックンロールとかサッカーのようなスポーツ的な何かとか)。
■関連記事:幻想郷とは (ゲンソウキョウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科



それでは、最後にこのシリーズの登場人物をご紹介します。


○『秋月律子』


 几帳面で世話焼きな才女で本来はプロデューサー志望。人手不足のため、女子高生と事務員とプロデュースの勉強とアイドルの四足のわらじをこなします。しっかり物ですが自分に対する自信がなく、最後の一歩で詰めが甘い部分もあります。おさげと眼鏡がポイント。以外と乙女チック趣味。
■参照記事:秋月律子とは (アキヅキリツコとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
■関連動画*4



○『プロデューサー(P)』

 アイドル、あるいはアイドルユニットに専属で付いて活動をプロデュースする人。アイマスにおいてはどちらかと言うとマネージャー的な仕事が主です。アイドルのアイドルランク*5を上げてトップアイドルに育ててあげるのが最終目標。
 ゲーム中のプロデューサー(略して「P」)は基本的にはプレイヤーの分身なのですが、シナリオ中に放つとぼけていて憎めない言動は独立した人格を持つ主人公として愛されてもいます。
■参照記事:プロデューサーとは (プロデューサーとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
■関連記事:プロデューサーという男 - はじめてのC お試し版



○『社長』


 本名は高木順一郎。765プロの社長です。個性豊か過ぎるアイドル達とP(達)を時にやさしく時に厳しく見守る、やはりちょっととぼけた所のあるナイスミドル。新人プロデューサーの勧誘もこの人のお仕事。
■参照記事:高木順一朗とは (タカギジュンイチロウとは) [単語記事] - ニコニコ大百科



○『橙』


 「ちぇん」と読みます。見た目通りの化け猫。東方妖々夢の2面ボスで、尚且つExtraステージでの中ボス。
 幻想郷最古参クラスの妖怪【八雲紫】の式神*6である【八雲藍】の式神なので「式神の式神」と呼ばれたりなども。藍の手によって鬼神が憑いている場合は強力な妖術を扱いますが、水に濡れたりなどすると式が外れて「人を驚かす程度の能力」しか持たない化け猫に戻ってしまいます(見た目は変わらない)。
 藍と違って「八雲」の姓が与えられていないのは式神のさらに式神だからとも、あるいはまだ未熟者だからとも。
 普段は【マヨヒガ】(迷い家)という場所で猫達を束ねています*7。
 幻想郷の妖怪たち(と一部の人間)のお約束に漏れず、当然のように空を飛びます。
■参照記事:橙とは (チェンとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
■関連記事:東方Projectの登場人物 - Wikipedia
■関連動画





 2話までの時点では解説すべき部分はこの辺まででしょうか。いずれにしろ、アイマスも東方も好きな私にとっては大変楽しみなシリーズです。次回がとても楽しみ。皆さんも是非これからのお話に注目してみてください。

*1:この言葉も死語になりつつある気がしますが。

*2:みょんは俺の嫁

*3:結界を作り管理している者の怠慢か気まぐれか、時折外界の人間が迷い込んで幻想入りしますが。

*4:狡猾に宣伝。

*5:RPGで言うところの「レベル」。

*6:幻想郷においては「プログラムをインストールされた妖怪」という認識。『東方○○』も製作者ZUN氏の式神。

*7:あんまり上手には束ねられていないようですが。