ミックスナッツ 都市伝説と噂の真相に迫る

世界中の「不思議」「ウワサ」「謎」の真相に迫ります。なお、当ブログには一部プロモーションを含んでいます。

日本の国会におけるUFO・UAPの議論は前進するのか?超党派議員連盟に期待

2024年6月、日本維新の会の浅川義治氏が中心となり、UFO改めUAP(未確認異常現象)問題を取り扱う超党派の議員連盟「未確認異常現象解明議員連盟」が設立されました。

当議員連盟は、今後、UAPに対処する専門機関の設置を政府に求めていくとしています。 ウクライナはもとより、中東情勢が不安定な中、こうした紛争が起きるとUFO・UAPの目撃情報が増える傾向があることから、今後の日本政府の対応に注目したいところです。

米国では、UAP目撃情報を公式に調査している

宇宙人の乗り物を含む未確認飛行物体のことは、長い間「未確認飛行物体=UFO(Unidentified Flying Object)」と呼ばれてきましたが、近年は、宇宙や水中における現象も含めて「未確認空中現象=UAP( Unidentified Aerial Phenomenon)の呼称が用いられるようになりました。

米国では、未確認飛行物体(UFO)や未確認航空現象(UAP)の調査は、主に国防総省(DoD)や中央情報局(CIA)などの機関が行っています。

これらの調査は国家安全保障に関わるため、多くの情報が機密扱いとなっています。

最近では、米国防総省がUFOやUAPの目撃情報を収集・分析するための新しい部署を設立しました。2021年には、国家情報長官室(ODNI)が144件のUAP目撃情報を調査した報告書を公表し、そのうちの多くが説明できないままであることが明らかになりました。

 

日本政府のUFO・UAPへの対応は遅れている

一方で、日本国内の状況はどうでしょうか?国防問題にもかかわることであるにも関わらず、日本政府が公式にUFOやUAPの調査を行っているという話は聞きません。

2020年9月15日には、「空中における識別不能の物体に係る報告等に関する防衛大臣指示」が発出されましたが、内容としては、国防や警備に影響を及ぼす恐れがある識別不能な飛行物体を確認した場合には、記録、分析、報告を行うこと、といったごく当たり前のことを記したにすぎません。

なお、2022年10月24日の午後に、松野官房長官が記者会見において「令和2年9月の防衛相指示以降、空中における識別不能の物体に関し、公表すべき特異な事案はないと報告を受けている」と述べています。

【参照リンク】 【全文】UFO「公表すべき特異な事案ないと報告」官房長官会見(10/24午後)(2022年10月24日掲載)|日テレNEWS NNN

 

国会におけるUFO・UAP問題の急先鋒は、日本維新の会の浅川義治氏

2024年2月8日の衆議院予算委員会において、日本維新の会の浅川義治氏から「UAP(未確認空中現象)が国会の上空に現れた際、どう対処するか」と尋ねられた際、林芳正官房長官は、「あくまでも一般論。予断を持ってお答えすることは差し控えたい」と念押ししたうえで「事態に応じて官邸対策室、官邸連絡室を設置し、関係省庁からの情報集約や総合調整などの初動対応を行う」と答弁しました。

【参照リンク】未確認空中現象UAP、官房長官が答弁 「官邸で初動対応」/2024年2月8日(日本経済新聞電子版) 

過去数十年間にも同様の質問は、何度かあったように記憶しています。

その都度、今回と同じような答弁をしていると思われます。 この同じようなことの繰り返しを終わりにし、一歩前に進むきっかけとなりそうな出来事がありました。

それは、UAPについて考える超党派の議員連盟の設立です。

 

2024年6月6日「未確認異常現象解明議員連盟」設立総会


未確認飛行物体(UFO)を含む未確認異常現象を安全保障の観点から考える超党派の議員連盟「未確認異常現象解明議員連盟」が2024年6月6日、国会内で設立総会を開きました。 会長には自民党の浜田靖一国対委員長(元防衛相)、幹事長には小泉進次郎元環境相、事務局長には日本維新の会の浅川義治衆院議員が就きました。

当議連では、UAPが「他国の最新鋭の秘密兵器や無人偵察機であれば、わが国の安全保障に大きな脅威となり得る」と指摘したうえで、UAPに対処する専門機関の設置を政府に求めていくとしているが、浜田氏は席上、「世の中には分からないことがいっぱいある。」と発言し、UAPが宇宙人の乗り物など未知の飛行物体である可能性についてもにおわせました。

この発起人会の終了後には、石破茂元防衛相が駆けつけ、友好的な宇宙人であれば防衛出動ということにはならない。「UAPを見た航空自衛官は間違いなくいるはずだ」と発言しました。

【参照リンク】
●超党派議員がUFO改め「未確認異常現象」を考える議連結成へ 石破氏「見た自衛官いるはず」/2024年5月28日(FNNプライムオンライン) 

●UFO対処議論、超党派の議連設立…浜田靖一会長「世の中には分からないことがいっぱいある」/2024/06/06 (読売新聞オンライン) 

 

UFO・UAP問題における国会審議のキーマンとなっている日本維新の会の浅川義治の公式サイトには、主要カテゴリとして「UFO問題」というページがあります。 

現時点で表面上は、安全保障の観点からのアプローチですが、国会での議論を一歩でも二歩でも進めて、多くの方が疑っている人間以外の知的生命体の関与が議論の遡上に乗ることを期待したいと思います。

 

スポンサーリンク