肉体言語 Tython をリリースして10ヶ月以上が過ぎました。
その間皆様からいろいろなコメントを頂き、
日々バージョンアップに取り組んできました。
しかし、未だに Hello, World を打ち切った人間が私しかいないという事実は
驚きという言葉だけでは表現できないほど意外なものでした。
UX的に悪いのでしょうか。たしかに私の配慮が足りないかもしれません。
最近ではギークハウス沖縄の方たちが「Tython で Hello World」の実況実装を行いましたが
1時間以上実装を続けた末、最後に誤検知という形で終了しました。
- 前編 http://www.ustream.tv/recorded/21380858
- 中編 http://www.ustream.tv/recorded/21381040
- 後編 http://www.ustream.tv/recorded/21381794
彼らが実装をする中で出たコメントも、これまで他のユーザさんから頂いたようなものでした。
- 左フックまじなにこれ
- なんでバックスペースつけないの
- ごんご死ねえ!(左フック打ちながら) *1
- これ太めの人に調整されてるんじゃないの?
意図的でなかったとはいえ、私だけが使えるものを
意気揚々と「Cよりも半分のタイピング数で書けるよ!*2」とドヤ顔でリリースしたのは
恥ずかしい、という気持ちと、「1時間素振り乙」という気持ちが混ざってとても悲しいです。
ダイエットして詫びることも考えましたが、そんなことをする前に
皆様に更に使い勝手の良いプログラミングスタイルを提供することこそ
私なりの謝罪となると思います。
その第一歩として本日 4/1 、Tython 本を出版致しました。
目次は以下のとおりになっています。
- はじめに
- 直立二足歩行動物
- 腕とは
- 現代の開発スタイル
- 未来の開発スタイル
- 未来の普通を現代の普通に
- インストール
- Hello, World!
- タイピング
- コンパイル
- 実行
- ペアプログラミング
- ペアの大切さ
- まずは手をつなごう
- 呼吸を合わせる
- ネットワークプログラミング
- WebSocket
- Ustream
- その先にあるもの
- Tips
- 受け身
- 関節話法
- 少し頭冷やそうか
- 最後に
- リファレンス
この本は所謂「初心者向け」となっています。
皆さんがよくわかりづらいとされる左フックの素直な打ち方や
二人プレイの順序など、使っていただきやすい内容となっていると思います。
ぜひとも書店にてお手にとってください。未来の開発スタイルを感じましょう。
*1:中編の18:20ぐらい